2012-12-30

12.30

日本のテレビ(特にニュースや報道)が気持ち悪すぎて見ていられない。

近隣の国の台頭を恨み、
自国の権力を貶し、
自分の番組に出ているコメンテーターを
この世の正義のように振る舞わせて
作っている人たちの顔は出てこない。

完全に気色の悪い人たちだ。

そして時代をさかのぼって考えるって
アプローチは常に一本調子で、
「その時代の権力者の政局@ジャパン」しか話さない。
おっさんの与太話だ。

そんなに好きか、人間関係。
本当に…、日本では人間関係の話ししかしない。
この極端な人間中心主義って日本だけの傾向なのか、
韓国とか中国とかもそうなのか。
世界を構成する部品に「人間関係を構築している人間」しかいないかんじだよね。
文系中の文系。 あーーー、なんて退屈なんだ!

実際のところ今の私たちの人生に
大きな決定的な影響を与えたのって
坂本龍馬とかじゃなくて
スチームエンジンの発明とかだったりすると思うよ。
国境の外にあることは、
それがどれだけ自分自身の人生に影響を与えていても
話さない感じとか気色悪い。

終始、あたかも数人の権力がある男達の
政局が世界をつくってきたみたいな歴史観でいたら
そりゃー、発明品とか、オリジナルのものとか出てこないでしょ。

「そろばんっていつどんな需要で作られたのか」
「西洋文明が入る前の日本の数学ってどうだったのか」
「いつから下水が通っているのか」
「当時の税制度は」「当時の人権は」
「その時の女性はどう暮らしていたのか」
「その時の階級制度はどうなっていたのか」
「首都と地方の差は」
おっさん達の政局争いよりも
よっぽど面白くて次の発明に繋がって、
世界の成り立ちを理解出来る視点ってあるはずなのになぁ。

「歴史」はおっさん達のど根性ストーリーで、
そして文明を語ることはない。 変なの。
えんがちょえんがちょ。

2012-12-25

12.25

愛の日だね!

メリークリスマス!

私に愛されていると思っている人、
間違えなく愛されています。

アイラブユー!

2012-12-24

12.24

友達に進められてhuluに入った。
めっちゃいい!
もっとイギリスのテレビ番組の
コンテンツを増やしてくれたら文句無しだな。

テレビといえば来年初頭から
すごく好きなドラマの新しいシリーズが始まる。
イーハー! 早くみたい!
Girlsってアメリカのドラマなんだけど、面白いのだよ。

そこに出てくる俳優さん達が好きで好きで…。
Ray Ploshansky役のAlex Karpovskyってコメディアンが
私的かっこよさド直球だ。
下膨れで、くだらない冗談と、クレバーな冗談を言い続け
自己中心的で、皮肉を言う。
そういう男の子って最高。








お洒落をする時に、ひらひらしたシャツを着る感じとかも好きすぎる。



さて、次のシーズンでもひらひらしたシャツ着てくれるかな?!
楽しみだー!

2012-12-23

12.23

年末の忙しさってハンパないね…!
でもだんだん日本に慣れてきて、
この忙しさとか、
その中でズブズブにならない方法が
身に付いてきた気がする。
楽しい!

2012-12-17

12.16

友人のブログを見ていたら、プルーストを読み始めようかと書かれていた。

はじめよう! 

実は、私もオースティン読んだから、
今度はプルーストと思っていた!

一緒に失われた時を求めよう!

でも高慢と偏見を読んでくれても良いよ。
一緒にダーシー様にうっとりするのもよろしい。

2012-12-16

12.15

初めて「高慢と偏見」を読んだ。

面白い面白いとは、数えきれない位の人達に聞かされ、
色んな物語のオリジナルになっているから
筋書きは知っていたんだけど、読んだことがない本だった。

読んでみたら、皆様のお言葉通り、本当に面白かった。
これ一冊あったら、少女漫画とか全部いらないんじゃないかって位に良かった。

勿論、寒いところはある。
普通なら絶対に結婚しない、
そもそも一緒に遊ぶかかすら怪しいぐらいの
貧富の差のカップルだし、
ご都合主義だし。

でも滅茶苦茶面白かった。

高慢と偏見のテレビドラマの予告では
「始まり方も終わり方もしっている。 それでも間が途方もなく面白い」的な売り言葉が言われていた。 本当にその通りだった。

いっそ、ストーリーなんてどうでも良い。
描写や会話がやけにが面白く、説得力あるのだ。
読みながら自分の人生で上手くいかなった
ことの全ての原因が「高慢」と「偏見」由来であった気すらしてくる。

あとこの本のヒーローの
ミスタ ダーシーは、理想の王子様キャラだと思う。
アーキタイプだよ。
コリン ファースのファンの私としては
これはドラマ版もきちんと見なくてはいけない。

2012-12-08

12.9

昨日深夜送ったメールの事を忘れていて、
今朝メールボックスを開けて死ぬほど驚いた。

ウルトラ懐かしい人の名前がメールボックスにあった。
おおっ…!

朝の光の中で名前を見ると、
なんか奇妙に感慨深い。
魔法がかかっているようにも見えるし
全くかかっていないただの文字の羅列にも見える。

とりあえず4年間悶々としていた事が
あっさりと解決した。

大好きだった友達が私の人生に戻ってきた。

大きな宿題を片付けたような気持ちだ。
清々しい土曜の朝だ。

-----

どうしてこうなったかというと、
昨晩女友達とご飯を食べていて
その人にすっごく励ましてもらえたのだ。

この4年間、踏み出したかったけど
踏み出せなかった一歩を一気に踏み出せた。

ガールフレンドって最高!

昨日の夜は本当に女友達の最高さに胸打たれた。

前進!

2012-12-07

12.6

毎日、仕事が終電。
なんなじゃ、こりゃ!
忙しすぎる…。
プライベートでやりたいことが沢山あるのに
出来ていなくて、一緒にやっている相手に対して申し訳ない。

-----

職場でいろいろと恋愛関係の
知らなかったことを知る。

日本の人達の芸の細かさに驚く。

例えば、会社のメールからか、
それとも携帯のメールからかとかで
相手の本気度が分かったりするらしい。

あと、lineのメッセージが既読になっているか
どうかとかもチェックするらしい。

すごい。 
そんな高度な技が繰り広げられているとは…!

常に初恋位のテンションだね!

この、「じれったくなっちゃう位に好き」ってのが
人々の共感をよぶのか。

聞いていて私が人生の楽しみを
享受出来ていないのかもという気分になってきたぞ。

2012-12-06

12.5

一日の最後はI love youと誰かに言って終えたい。

さっき幼なじみからふいうちでI love youと
テキストメッセージが来た時にそう思った。
(友達に、ただI love youと言ってくれる人って最高。)
私もlove you tooと返して、すごく幸せになった。

愛している人に、愛していると言ってもらえて
愛していると言える事ほど幸福なことはない。

たまたま、私が行ったイギリスの学校の子たちは
当たり前のように人を喜ばせてくれる。
当然愛してくれて、同然優しくしてくれる。
それってすっごいことだと思う。

実際、心底その子のことは愛している。
飾りっけのない、ただのお互いへの愛情表現だ。
当然のように人を愛して良い学校に行ってよかった。
普通の学校と、ヒッピーの学校の違いは、
人を愛することが許されているか、否かだと思う。

家に帰ったら、ティルマンスの画集が届いていた。
涙が出るほど良かった。

以前は当たり前にあったこと。
自由に人を愛して良い環境や
愛する人達、
遠くにいて会ったことはないけど
私を励ましてくれるもの(例えばティルマンスの写真)。
そういうのをまた自分自身に取り戻したい。
だって、そういうのってすっごく大事だよね。

2012-12-05

12.4

朝、兄のような友人から
一日の予定についてのメールが来た。
それだけで妙に愛が湧く。
「ううう…、愛してます…!」と思いながら読んだ。

私には彼の一日の予定なんて一ミリも関係ない。
それでも、ただ伝えてくれる所に愛を感じる。

その人はそういう愛情表現がすごく上手くて
いろんな人から好かれているわけが分かる。

今日は一日妙に物悲しかったけど
でもそういう小さなインパクトもあって
まぁ、愛おしい一日だった。

私の人生に絡んできてくれる人って少ない。
そんななか、積極的に絡んできてくれる人には
すごく救われる。

相手が誘ってくれたり、絡んできてくれたり、
積極的に向き合ってきてくれるってだけで
すっごく好きになる。

単純な話しだけど、積極的に声をかけてくれる、
絡んできてくれる人って、人生の宝物だよね。
人懐っこい人って、良い。

2012-12-03

12.3

寒いからなのか、腹が空いていたからなのか、
妙に気が動転していたので、
南半球の友達に「気が動転しております!」と連絡した。

「セルフコントロールだ。
セルフコントロールをしながら、
落ち着いて冷静に行動するのだ」とアドバイスを頂く。


その通り也。

持つべきものは遠くの冷静な友達。
(相手住んでいる場所の季節が違うと、
テンションも違うのでより好ましい。)

特に何があったという訳ではないのだけど
季節の変わり目といろいろな変化で
妙に動転してしまったのだと思う。
それ位、がくっと寒くなった。

まあ、寒くなったり、時間が流れたりしても
私たちはいつでも素晴らしくなれるし、
生きている喜びを共感できる。

誰とでも、幸せに暮らしたら
その生活は尊いし、素晴らしい。

夫や友人を愛して、「いやー、素晴らしいね!」
と思いながら暮らしたいなぁと木枯らしが吹く町で思った也。

同窓会と引っ越し

同窓会をやった。

一日のはずが、結局三日続いた。
それが美大クオリティー。
馬鹿力と遊び力だけでは誰にも負けない!

そんなアホな遊び方を
率先してしてくれる友人が
最近地方へ引っ越してしまった。

本当に困っている。
今日もそれでやることがなさすぎて、
思わずブログを書きまくってしまっている位に。

あー、私にはその子がいないと駄目だ。
遊ぶ相手がいない!


2012-12-02

ブランチ

週末のブランチって大切だと思う。

この間(って言っても結構前だけど)
好きなカフェで友達と会って
週末のブランチをして、
それがすごくよかった。

普通の話しを普通に聞いてくれる人で、
なんかひっさしぶりにただ普通の会話をした感じだった。
テンション、普通。
案外そういうのって滅多にない。

ニュージーランドでだと、
30分位コーヒーに行くとか、
ブランチで落ち合って
ゆっくりお昼を食べるとか
簡単に出来たけど
日本でだとどうもそうもいかない。

そもそも友達が誰も近所にいないから
そういう近所付き合いが出来ない…!

どーしたもんかねー!

12.2

大好きな友人が日本に帰ってきたので
夜中に会って、しっぽりと酒を交わした。

彼とオープンリレーションシップについて話す。
彼は「別に固定の人とつきあわなくてもいいじゃないか。
誰とでもセックスをすればいい」という意見で、
子供とか、長期的な関係とか、考えたくないとの事。

それはそれで大いに結構なことだと思う。

ただ相手があたかも
「世間は皆子供や長期的な関係が欲しいし、
結果的に子供やパートナーがいない人はおかしいと思っている」的な
意見を言っていたのがクエスチョンマークだった。

そうなのか?
結構みんな多様性を許容しているんじゃないのかね。

「みんながそう思ってるから、
俺は逆のことをするんだ」って動機付けって弱くないか?
もっとハッピーな動機で、
自分の他者との関係を定義できないものかね。

それにしても、このオープンリレーションシップ…。
年齢的なものなのか、最近すごくよく聞く。

十代後半から二十代前半までは
大概みんななんだかんだで
オープンリレーションシップだと思う。
で、二十代後半で一発気合いを入れて、
二人っきりのパートナーシップを楽しみ、
三十前後で迷うのだろうか。

まぁ、人生は一回しかないからね。
色んな形を試して、一番幸せな形にまとめるっきゃないよね。

魅力的な人に会えば
「友達以上の関係になりたい」と思うのは分かる。

そりゃそうだよねー。
でもなぁ。
わからんなぁ。

2012-12-01

12.1

年齢的なものなのだろうか。
最近周りの人達がよく別れてしまう。
人生7年周期の影響か。

思い返せば、年上の友達も今の私位の年齢の頃よく別れていた。

NZの大好きな友人カップルが別れてしまって
すごく心配している。

彼は私の幼なじみで、家も二件隣で、
私の人の良い質の殆どを育ててくれた人だ。
彼に恋人が出来るまで、
いつも二人っきりで親密に遊んできた。

そんな彼に夢のように素敵な恋人が出来て、
それ以来会う時は恋人がいつも一緒で、
最初は「見た目もよくて性格も良い奴がいるわけがない」という
私の偏見で疑われていた彼の恋人は、
驚愕の事実として実際見た目も良いし、性格も良く、
すぐに私も大好きになった。

恋人の方は出張でオークランドによくきたから
二人でいっぱい遊んだ。
今では両方とも私の大切な友達だ。

私にとっての良いカップルのお手本で
彼らみたいにいようと私も思ってきた。

彼らと一緒にいるのが好きだったし、
こんなに良い感じの人間たちと友達なのが誇らしかった。

そんな彼らでも別れてしまって、
残念だとしかいいようがない。

Skypeでそのことについて話した。
「カウンセリングから何から何まで試したけど駄目だった」と言われた。
(カウンセリング?!)

もう彼らが将来、進もうとしている先が異なってしまっている感じが強かった。

すごく好きだったから寂しい。
憧れていた人達が別れてしまうと、
こうも寂しいものなのか。

2012-11-29

11.28

10年近く知ってるけど、
たまたま恋人と一緒にいるところを
見たことがなかった女友人がいる。

この間呑んでいる場に
初めてその子の恋人と同席した。

恋人が横にいる時、友人は見事に
可愛くて素晴らしかった。

本当に可愛かった。
いつも可愛い子だけど
その時は一線超えて可愛かった。

その子の一番素晴らしい側面を見たような気がした。

人の性格のことを考える。

恋人が身近にいる時の自分と、
独り身の時の自分の性格は明らかに違う。

そして何となく、人の本当の性格は、
恋人がいる時の方のじゃないかと思う。

少なくとも私は、恋人が身近にいる時の方が、
より素直な自分自身でいる気がする。

だからなんとなく、どんな人の事も
「この人、恋人といるとき、
すっごくいい性格になるんだろうな」と思う。

職場の人とかに対しても
「伴侶とか恋人といるとき、
きっと素晴らしい人なんだろう」と思う。

残念なことに世界中の人と恋人関係になることは無理だから、
私には知ることがない側面の魅力が誰にでもあって
それを知ることはできないけど、
あることは知っているっていう気持ちになるとき、
世の中って素敵だなと思う。

2012-11-27

When The Saints Go Marching In



今友達がとても悲しいのだろうと思う。
そういうときに、みんなの気持ちの代わりに
歌が友達に寄り添ってくれればと思う。


2012-11-25

11.23

古い友達ほどクールな関係の友達はいない。

2012-11-20

11.20



ニュージーランドの歌を勧められて聞いた。
ちょっと柔らかすぎるかも、湿ってる感じがすると
友人に言ったら「日本でアンナは、固く乾いたねー」と笑われた。

確かにね。 

2012-11-12

11.11

盛りだくさんな一日だった。

友達の出ている日本舞踊の
おさらい会へ行き
その後人生初のフグを食べ、
夜は女友達とかなり話した。

久しぶりに誰かと
じっくり話した時間だった。

自分の感情に対して嘘や偽りや否定がない人で
話していて、「あー、私偽ってばっかりだ」と
改めて自分自身を見つめ直す時間になった。

私はかなり自分の感情を否定しているし
「こうであるべきだ。」って感覚が
自分自身が実際思っていることとかを
打ち負かすことが多い。

実際は好きな相手を、
「好きであってはならない!
上手くもいかない!」とかって
偽っていることが多い。

偽っている時点でうわべっつらな関係なんだから
別に好きだって言ってしまって
関係がおかしくなっても
失うことってそんなにないよなとか、
そもそももう大人だし
本心で相手のことを好きって言えば
そんなに悲惨なことにはならないよなとか
そういうまともなことに気づいた夜だった。

日常的に自分の感情を否定したり
偽ったりすることが多すぎて、
実際問題、正直であることで
どれ位の大変さがあるかすら分かっていない。
どれ位、その後に恵みや喜びがあるかも分かっていない。

本当に、これって可能性がぐっと広がる発見だ。


2012-11-09

11.9

前の会社のデザインで
どーも嫌だったところとか
最近見ているとそんなに
癇に障らなくなってきた。

辞めてしばらく経って
やっと客観的に見えるようになってきた。

11.9

子供の頃の刷り込みって怖い。

小さい頃にスターウォーズを見すぎたせいで
今でも世界で一番素敵な男性はルークだと思う。
そして宇宙1かっこいい男性はハン・ソロだし、
持つべき親友はチューバッカ。

私はイーウォックに似てて、
恋人もイーウォックに似てる。

ルークとかハンソロとかと
同じカテゴリーにいれるような
プリンセスでいたかったんだけどなー。

ルークとまとまりたかったけど
いかんせんイーウォックだから、
イーウォックとまとまった。
きっとこれが宇宙からのメッセージなんだろう。

なんてことを真面目に考えちゃうから、
子供時代の影響って大きいね!

2012-11-06

11.5



何百回聞いても文句無しの名曲。

2012-11-05

11.4

最近公私混同が多くて
すごくストレスが溜まる。

私は基本的に公私がそんなに
混ぜれないタイプなのだと思う。

ばっさりと分けたい。

最近お疲れモードなので
今の時期の意義とかが見失いがちになる。

今何が学びたいのか、
何が出来るようになりたいのかってのを
考えながら行動しないと
搾取されている気分になる。

駄目だー。 立て直さないと。

とりあえずまずは公私混同を避けることからはじめる。

2012-11-03

11.2

今一番何がしたいかと聞かれたら、
間違えなく恋がしたい。

2012-10-30

昔の住所

googleの自動入力機能で
昔の住所が出てきた。

胸がぎゅっとなった。

10.30

二児の母である友人が
昨日twitterでフラストレーションをはきだしていた。

子育てお疲れさま。
急に周りのみんなより
ずーっと大人なポジションにたって、
二人の赤ちゃんの面倒をみて、
すっごい挑戦してるよね。

やりたい事をできない理由が、子育てであってはいけないと思うけど、子供がいる事で制限される事はかなりある。仕事とか遊びとかお出掛けとか、一歳未満の授乳中は特に。だから皆が仕事をバリバリしてたり、イベントや展覧会に行ったり、美味しいものやお酒を嗜んだりしてるのを見ると本当に焦る。

イベントや展覧会っていう
芸術関連に関していえば、
大丈夫。

人類何千年っていう時間の中で、
このジャンルは途絶えた事がないから
お前様の事もどっしり
構えて待っててくれるよ!

酒に関して言えば、
そろそろ中年太りが始まるので
「あー、あの頃子育てしててよかった」
と、独身で酒ばっか呑んでる
人達を見ながら思う日は近い!

今度子供を旦那に預けて
お前様をしこたま甘やかす会しようね!

2012-10-29

10.29

人生に必要なのは、愛ある家庭だ。
温かい寝室だ。
温もりに溢れたベッドだ。

あー、布団の中で
誰かの足に自分の足を絡めたりとかっていう
当然の権利を行使したい。

2012-10-28

10.28

暴力から一番遠くにいる男の子T君。
真面目な真面目な研究者だ。

今日は彼が道で通行人にちょっと当たった。
そうしたら相手の傘がぶっ壊れた。

一瞬接触しただけだったのに!
見事に大破。

案外滅茶苦茶強かったんだね、T君!

コントみたいで面白かったから、
忘れないようにメモしておく。


10.28 三人姉妹

大好きな友人が出ているお芝居を、
大好きな友人たちと見てきた。

そしてそのお芝居は素晴らしかった。

青年団の三人姉妹、おすすめです。
是非見てみてください。

最近からっぽだったところが満ちた。
魂を枯れさせないために、
沢山のものを見る必要がる。

アートは友達と見るのも
勿論とっても楽しいけど、
一生を通じて
一人の大好きな男の子と
見続けられたら素敵だよなと思う。

朝はだかで一緒に目をさまして、
服に着替えて、
街に出て、色んなアートを見続けられたら良いよね。
そうやって年を重ねたいなぁ。

しっぽりとしたパートナーシップが本当に恋しい。

「一緒に見に行こうよ」
なんて約束どっかしゃらくさいよね。

大人にはパートナーが必要。
本当に。
パートナーシップがかけてしまっていて
頭がおかしくなりそう。

2012-10-27

10.27

以前の会社の人が子供を産んだ。

何枚か写真を送ってもらったので見たら、
時間がゆっくりと流れていそうで
とても幸せそう。

あー、
やっぱNZ帰りたいなと
思わさせられた。

2012-10-26

10.26

仕事をしていても虚しい瞬間がある。

私にとっての「社会人」生活って
ニアイコール「家庭人」生活なんだと思う。

自分の新しい家庭があるから、
その家庭のために働くってイメージが強い。

パートナーとの、2人にとって
最も素晴らしい家庭を作るために
日中は働くのだって考え方が
刷り込まれている。

仕事が終わったら家に帰って
パートナーに抱きつきたいし、
今日の私の出稼ぎの動向を聞いてもらいたい。
相手の仕事の話しも聞きたい。
稼いだお金で週末なにするかの
作戦を一緒にたてたい。

一人ぼっちで働いていると、
そういうのがなくてすごく虚しい。

あー、何の為に働いてるんだろう…
って気持ちになってしまう。

パートナーが欲しいなぁ…。

2012-10-22

10.21

演劇1と2を見てきた。

タイトルを「オリザ英雄伝」にした方が
いいのではないかってぐらいに
平田オリザさんの超人的な
ところが映し出された
あっぱれなドキュメンタリー映画だった。
すごい人だとは思っていたが
ここまで超越系の人だったとは…!



1を見ないと2のすごさが分からないし、
2を見ないと1のすごさが分かりきらない。

だから絶対両方見なくてはいけない。
そうすると怒濤の合計5時間42分。
短くはない!
体力自慢の私でも最後は
首がバッキバキになった

そういえば
「2大海外で自分の作った物をきちんと売れる人」
平田オリザさんと村上隆さんが
同い年なのに驚いた。
当たり年だな1962年。

こういう特徴的な映画、
例えば「長い」とか「変わってる」ってのは
一緒に見る相手が狭まってくる。

とりあえずこういうのを誘ったら
かなり高い確立でつきあってくれる坪野君と見てきた。

結果振り返ってみると彼と見た映画は
「よくわかんないインド映画」とか
「変わった作りの戦争映画」とか
「5時間42分のドキュメンタリー」とか。

いつもつきあってくれて
ありがとねとしか
言いようがありません。
お互い、今週は首を労りましょう。

帰り道、駅で首をマッサージしてもらい
その後友人と落ち合って夕飯を食べた。

ネタバレをしたらいけないと思いつつも
ひたすら演劇1,2の話しをした。

そして「見るんだ!」と強烈に押した。
あー、なんなら
「上映時間長いし、こないだろうな」とか思わず、
無理矢理友達全員連れて行けば良かった。

2012-10-20

10.19

ニュージーランドが恋しい。

2012-10-16

10.16



友達の地元では、この歌が盆踊りの定番なんだそうです。
血液ガッタガタ。

2012-10-14

海外に住むって言うこと

私の知り合いに数人醜悪な意味で
いかれちゃっている人がいる。

一緒にいる時
この人は可哀想なんだと思いつつも、
嫌悪感やいらつきの方が強く残ってしまう。

共通点は
1. 海外から帰ってきた人達に圧倒的に多い

2. 「自分はすごいんだ」って主張がすごい
 そして大抵、そのすごいって主張は
 「凄い人を知っている」っていう自慢に終始する。
 イカレている度合いが高すぎる人とか
 会話の99%が「私は凄い人を知っている」なので
 実のある会話はほぼ無理。
 この時点で目線とか怖い人が多いので
 この人大丈夫かと不安になる。

3. 子供の頃に住んでいた国の自慢話がすごい
 でもその国の永住権とかは取れていない。
 だから社会人とか市民としては貢献できていないのに
 めっちゃ自慢をする。

4. 日本や日本人の事をこき下ろす
(あと全体的にアジアをこき下ろす)

 アジアをこき下ろす為に
 訳の分からない国粋主義者に一瞬なってみたり
 でも日本をこき下ろし続けたり、
 ヘイトの分量が常人のそれを超えている。
 
この四点セットでいかれている人が周りに多くて、
そういうのを見ている限り
本当に海外に住むって本当にリスキーな事だなと思う。
どうもいかれちゃうっぽい。
ずーっと安定した環境で育った人よりかは、
海外とかに幼少時に引っ越したりした人の方が
ヘイトを抱え込んでいる人率が高い気がする。

私の周りの海外に住んでいて、
戻ってきてなんかいかれている人達は
子供の頃に親に与えてもらえた環境を超えた環境を、
大人になって自分の力で手に入れられなかった人達に多い。

子供の頃の環境を超えたのを自分で得た人は
国だ文化だ、どっちが上だ下だってぐだぐだ言わずに
幸せなコスモポリタンになっている気がする。

多分、鍵はそこなんだと思うのよねー。

まとまりのない話しになっちゃったけど、
海外に住む一番のリスクって、
下手すりゃいかれちゃうって事だと思う。

10.14

気がつきゃ10月も中旬。
日本に帰ってきたのが6月中旬だったので
もう4ヶ月日本にいたことになる。
早いなー!

もう身も心も日本に馴染みきり、
英語を忘れたよ。

ハウアーユーって言うので精一杯。
この忘れっぷりに本人も驚いているよ。
英語…、どっかで習おうかな…。

--

昼間アレクサンドラから電話がきた。
携帯に表示された名前を見て驚いた。
親友の割にはすっかり相手の存在を忘れていたのだ!
「そうだ、いた、こういう人、地球に! しかも親友!」
とあわてて電話に出た。

「〜〜〜〜から帰ってきたよー!」と言われて
上手く聞き取れなかったから
「あれ?どっか行ってたの?祖国帰ってたの?」と
頓珍漢な返事をしたら、
「モンゴル行くって何回も言ったし、
言う度にアンナ死ぬほどうらやましがってたじゃん!」
とつっこまれた。
そーだ! モンゴルだ! 

親友が珍しい国に行ったことすら忘れる
この情けない脳。 
それどころか親友の存在すら忘れていた。
仕事に圧倒されてて何もかも忘れておった!

--

もーなーんも覚えてない!

英語も忘れたし
友達も忘れたし
完全に危うい人だ。

結構本気でやばいなと思い始めてきた。
立て直さないと
やばいやばい。

危ないからみんな私と遊んで!

2012-10-13

10.13

地元のネイルサロンで
ウルトラ素敵な爪にしてもらった。

鎌倉の私の愛するサロンは
日本で一番素敵と言っても
過言じゃないと思う。

唐草模様を書いてもらったよ。

そこで気がついたら
Tyondai Braxtonのアルバムが流れていた。


(※このビデオの26分位目からが本当に素敵!)

日本でタイヨンダイって珍しい。
聞いたら「店長が好きなんです」とのこと。

そっか。 
音楽のレベルから趣味があっていたから
このサロンがこうも好きなんだな。

タイヨンダイがいた頃のBattlesがすごく好きだ。
彼が抜けた後も勿論好きだけど
彼がいた頃は私の大学生の時期とかぶり、
なんか特別。

2007年のアルバムとか
未だに聞く度になんか発見がある。
もっともっと好きになる。




2012-10-09

10.9

Dirty Projectorsのライブに行ってきた。



しっかっもっ!
オープニングアクトは元ポニーテールのダスティン ウォング。



行くっきゃない!
って事で幼なじみと行ってきた!

感想としては、ダスティン ウォングがやばかった。
こんなにフィールグッドな
シチュエーションって滅多にないよ。
本当に綺麗で、美しくて、気持ちがいい時間だった。



Dirty Projectorsも懐かしくてよかった。
こういう音楽や、こういう世界観が
メインストリームなカルチャーについ4ヶ月前までいたのだ。
その事が懐かしかった。

今の日本での生活と、
NZでのこういう音楽が中心に常に流れていた生活は
滅多にリンクしない。

日本では彼らみたいな音楽はあんまりない。
日本語が母音がはっきりしした言語だからか分からないけど、
「崩れかけ」「子音だけで出来上がる倒壊寸前のグルーブ」
ってあんまり聞かない。

この倒壊感がすごく懐かしかった。
こういう音楽も私の大切な青春の一部なのだ。
なんかすっげープレシャスな気持ちになった。

私と幼なじみは2人とも良い年だからか
簡単に疲れて、バーで座って話しながら聞いた。

良い夜だった。

ライブが終わってバーが閉まる頃、
ふらっと超大物日本人アーティスト(マジで大物)が
バーに入ってきた。

そしてバーの店員さんがためらいもなく
「閉まるんで!!」とバシッと
そのアーティストを閉め出していた。

それを見ていた私は
「東京すげえ!」とむやみやたらに感動してしまった。
オークランドでなら、彼レベルの人が来たら速攻でVIP席通すよ。
彼の為に一晩中店開けるよ。

しかしさすが東京。
断る相手が違う…!
都会だねぇ!

10.8

サングラスが好きだ。

胡散臭いパイロットみたいになれる
ティアドロップ型のも好きだけど、
基本は黒で、まんまるのラウンド型が好きだ。

これまではオーストラリアのブランドの
Le Specsってところのを使っていた。

まんまるだし、鉄の傘が上についていて
すっごく可愛かった!


頭にかけるとミッキーマウスみたいになって
それも可愛かったんだ。

でもNZの愛車に忘れてきてしまった。

しょうがないから給料も出た事だし
御トム様のまん丸めがねを買った。

Karen Walkerか、
Tom Fordかどっちかにしようと考えた時
頭ではオークランドのデザイナーである
Karenをサポートしようと思ったんだけど、
欲望はトムに傾いた。

だって、セクシーすぎるんだもん…、
Tom Fordのサングラス。









今回も勿論、まんまる。

ああ、丸めがねってどうしてこうも素敵なんだろう。

次はサングラスじゃなくて
普通の眼鏡も丸めがねにしたいな。
コルビジェみたいに。

2012-10-08

10.7

図らずも風俗デビューしてしまった。
関内で男友達と呑んだ帰り道
マッサージでもしてもらって帰ろうぜとなった。

で、目の前にあったマッサージ屋さんに入っていた。

思い返せば看板からしておかしかったし、
店のたたずまいも滅茶苦茶怪しかったんだけど
そこは酔っぱらい、ずかずかと入っていた。

「肩もみお願いします」と頼んだら
きょとんとする店のお姉ちゃん。
なんかすごいミニスカだし、
一瞬エロイ感じがしたので
「女でも大丈夫ですか?」と聞いたら
きょどられつつも大丈夫だと言ってもらった。
なので安心して施術してもらう事になった。

私についたのは台湾人の女の子。
男友達についたのは日本人の女の子。

真っ暗な、キングサイズの布団がひいてある部屋に連れて行かれる。
そして変な音楽が流れる。 
目の前には終始パンチラの姉ちゃんが正座している。
「なんか間違えてるかも!」と思いつつ
後には引けない感じがありマッサーチを受けた。

それが滅茶苦茶上手で、バッキバキに指圧をしてもらったので
酔っぱらっている私は、自分の疑いと偏見を恥じた。
「ここはたまたまパンチラな指圧師のいるマッサージ店で、
ただインテリアの趣味が致命的に悪いのだ。
でも上手だし、怪しがってごめん!」と。

施術が終わった後、お姉ちゃんに優しく撫でてもらい
服にコロコロまでしてもらい満足でブースを出た。

隣のブースでマッサージを受けていた男友達と一緒に
お店の外に出て、「いやー、怪しかったけど上手だったね」と言ったら
「あそこは風俗だった!」と断言された。

男友達の方はひたすらやる気の全くない
パンチラ姉ちゃんに跨がれたり
サワサワされたりしていたらしい。
超お金の無駄。

2人で、路上で大爆笑。

わけわかんないな!大損じゃんと
大笑いしながら三歩ぐらい歩いたら、
普通の指圧のお店を発見。
あとちょっと歩いたら、
全うなお店があったんじゃんと
また2人で大喜びしながら笑っていた。

で、十歩あるいて気づいたのだが、
関内はマッサージ店で溢れかえっていた。

あえてその中で最も胡散臭い、
自動ドアすら壊れていた変な風俗に入った私たち。

「目の前の看板に飛びついちゃ駄目だね!」と言い合って解散。


2012-10-05

10.4

友人のブログで
彼女の撮った写真を見てホッとする。
懐かしい視点。
その友達が身近にいてくれた頃って
本当に美しかった。

2012-10-04

10.3

あっちで暮らしていた頃には
すごーく近くにあったアイディアが
今の暮らしではすっごーく遠く感じる。

例えば赤ちゃんが産みたいとか
夫とどこか素敵な所に旅行したいとか。

こっちでは仕事・仕事・仕事。

2012-10-03

10.2

Facebookって罪な奴過ぎる。
嫌いだー!

2012-10-01

10.1

気がつきゃ一日中会議している。
やばい。

2012-09-23

9.22

12歳のときから知っている友人の結婚祝いへ行った。

すごーく良かった。
良い時間だった。

お祝いっていいなぁとしみじみと思ったよ。
お祝いの会が、人間同士が集う時間の中で一番美しいね。

私もパートナーが恋しくなった!
こういう時間は、やっぱりパートナーと参加したい!
やっぱこういう時は、カップルで参加でしょう。
二人で手をつないで、腰に手を回して、
にっこにっこしていたいよね。

それはさておき、
花嫁になった友人が本当に輝いていて、
あんまりにもハッピーな時間だったから
パラダイス銀河が脳内エンドレスリピート。

♪嘘じゃないよ 息を止めて 額にほら
風がぬける シーツは騒ぎ出す
ベッドはもう 汽車になって  銀河行きの
ベルが鳴れば 夢は止まらない 何処までも♪

脳内でピンク色の服着た男の子たちがくるくると舞っていたよ!



9.22

深夜、飲み屋で向かいに座っていた男の子が突然チャゲアスを誉めだした。
「っわ、私も彼らは天才的だと最近思っております!」と同意しまくった。
結構それだけでその男の子が好きになった。



チャゲアスは人にあげた歌も素晴らしい。
言葉のセンスが最高。

「ごきげんいかかが? はしゃごうよ、パラダイス」とか、素敵すぎる。

あとこのビデオのアニメもすごいよね。
このアニメは"良質"ではないんだけど、ヤバい意味ですごい。

2012-09-19

9.19

近所のインド料理屋へ。

インド料理も恋しかったけど、
インド人やインド音楽も恋しかった。
そう、インドが恋しかった。

行ったことないけど以前の職場はインド人ばかりで
私自身半分インド人状態だった。

それで、時々インド人が滅茶苦茶恋しくなる。
訛が聞けるだけでも良いのだ。
それだけですごく安心する!

9.18

寝て起きたら、仕事で感じていたつっかえがとれた。
やっぱ寝なきゃアイディアって涌かない!

朝出勤中に雨でぬれた階段で
ビーサンで滑って転んで痛い目にあった。

もう、ビーサンの季節じゃないのかもねぇ…。

2012-09-15

9.14

私のオフィスにはエンジニアと
ディレクターがいるんだけど
彼らの性格が全然違って面白い。

エンジニアの子たちは静かで物腰が柔らかく
あんまり自己主張をしない。
ディレクターは殆ど手を付けれない位に
自己主張をして、そして負けん気。

ディレクターはたまたま
文系の男の子が多いんだけど、
すんごいエゴを出してくる。
良い意味でね。

理系とかデザイン系と違って
手で物を作らないからだろうか。
頭がでかくて、物作り系の人達にないアクがある。

結構人種が違う感じがある。

私はその中で一人工業デザイナーを貫こうと思う。

2012-09-14

9.13 Queen

大学時代並みに作業している。
地元の会社で通勤時間なんてあってないに等しいのに
結局仕事が終わると午前様。

大学時代も朝の7時から夜の12時まで大学で作業していた。
その頃と比べると、給料が出ていることと
週末があるってことが若干の進化。

夜になると妙にQueenが聞きたくなる。
こんなの久しぶり。

Queenのことは今でも愛しているし、
フレディーのことは世界で一番セクシーな
男の人だと思っているけど
でも実際に聞く量は10年前と比べて激減していた。

最近作業中に大声でQueenの曲を歌いたくなる。
自由な職場だけどさすがに歌っちゃ迷惑なので
ヘッドフォンをつけて、大音量で聞いている。

あー! 好きすぎて爆発しそう!!!!!!!



きゃーー! セクシー!
たまんねぇーーーー!!!!!

デヴィッドボウイかフレディーかって聞かれたら、フレディー。
ビートルズかストーンズかって聞かれたら、ストーンズ。
マイケルジャクソンかプリンスなら、プリンス。
マドンナかカイリーミノーグなら、間違えなく、カイリー。

flirtyであることが生きるモットーなのだ。

譲れない。 これだけは譲れない!

2012-09-11

9.10 愛が空気に溢れてる

親友が無事出産。
立派な男の子。

よかった。 でかした。
最高にクール。

そこの家の長男は
妖精さんみたいにフワフワっとした子なんだけど
弟ができたらどうなるのかな。

すごく楽しみねー。

昨日は彼女といっぱい話して
「アンナも子を持て」的な事を言われた。
まーねー!
お母さんになれるなんて
本当に素晴らしいことだよね。

もし私がママになったら
いっぱい子供を一緒に遊ばせたいなー。


2012-09-09

9.9

世界で一番セクシーでホットな人達は
一部のレズビアンの女性な気がする。
とんでもなくセクシーなセックスシンボルだ。

特にケイティー スケッチのセクシーさはすごい。



サマンサ・ロンソンもありえないほどセクシー。

音楽もいいのがいっぱいある。






私の場合、ファッション的に一番好きなのは
ダイクやブッチっていうクィアの女の子のもの。

すごくセンスがいいし(服装だけじゃなくて音楽とかアートでも)
女として単純に彼女達が一番魅力的に見える。

2012-09-08

9.8 青山、ニュージーランド

男友達とバイバイした後、
女友達に会いに青山へ。

青山の本屋さんで行われたニュージーランドナイトに行った。

そこで久しぶりにNZワインを呑んで、
その美味しさに椅子からひっくり返りそうな程驚いた。

「これこそワインだよ!!!」と心から思った。

私の中のワインの味がNZのに設定されているのか、
それとも誰が呑んでも美味しいのかわからないけど、
とりあえず最高に美味しかった。
元気な大地と太陽の味がした。
本当に、NZの自然の恵みの味。
NZワインは、味がすっごく元気。

NZワインは、特にソーヴィニヨン・ブランって
品種の葡萄からできたワインが美味しい。
(この葡萄で作られたワインの通称は
ソーヴィニヨン・ブラン。 愛称ソヴ。)

気持ちよく冷えたソヴを、
薄くて大きなワイングラスで呑むのが
本当に最高。 天使みたいな味。
(なんでだか分からないけど、ワイングラスで味が変わる)

新鮮な葡萄とか、香り高いチーズとか
甘酸っぱくて、いい感じにしょっぱい
果物のチャツネをおつまみにして食べると
かなり「お袋の味」的な感じになる。
ソヴは食中酒にも良いし、ただ呑むためにも良い。

NZワインで一番好きな食中酒は
ピノ・ノワールって種類の葡萄から作られた赤ワイン。
愛称ピノ。
ピノ自体が食べ物みたいな感じの存在感。
呑んでいるっていうよりも、
食べているって感じの口当たり。
すごく美味しい。

NZワインは地元ではかなり安く買える。
だから$10位出せば美味しいものがのめる。
でも日本でだとどこの国のワインでも輸入代とかいろいろかかってて、
結構な額のお金を出さないと良いものが呑めない。
それ残念だよね。

NZワインですごく気持ちが盛り上がって、
帰りにムール貝をしこたま食べた。

NZで日本食を食べると
元気になる感じがしたんだけど
それと同じで
久しぶりにNZの食品を接種して、
すっごくすっごく元気になった。

私にはNZの食品が必要なのだ!!!

9.8 横須賀、東京

朝、用事があって横須賀へ。

JR横須賀駅へ向けてのどかな景色が続く。
しかし突然、視界が開けて軍港が。
そこには圧倒的な数の軍艦が浮かぶ。
この切り替わりの瞬間は、
あまりにもシュールリアリズム的だ。
日常がぐにゃりと歪む。
軍艦はあまりにも不気味に美しく、化け物のように見える。
そして駅に着く。

街の景色も周辺都市とまるで違う。

この町に津波が来たらどうなってしまうんだろうか。
沢山の軍艦、潜水艦、空母。
陸揚げされてしまうことはないのだろうか。
海辺に貼られたハザードマップや津波への警告を見ながら悶々とする。

京浜急行の横須賀中央駅はアメ軍の軍人達が沢山いる。
英語で書かれた駅の注意書きのレベルが
「自動改札を飛び越えないでください」
とかなので、おいおい大丈夫かよと心配になる。
駅では軍人さん達が陽気に騒いでいる。
そこに普通の日本人達と、
結構アメリカナイズされた地元のヤンキー達が入り交じっている。

昼過ぎ、男友達とビールをひっかけるために東京駅へ。

私がいつも使っている横須賀線は
皇居や国会議事堂が近くにある東京駅と、
軍港の横須賀を結ぶ為に作られた沿線だ。
東京には指揮官が、横須賀には軍人が控えている。
横須賀駅から東京駅に来ると、奇妙な気持ちになる。

彼に横須賀の話しをすると、
ぴったりの本を持っていると
手元に持っていた本をくれた。
孫崎享さんが書いた「戦後史の正体 1945 - 2012」。



帰り道に読み始めたんだけど、
見事に興味深い。 
読み始めたら、やめられない、とまらない。

男友達からしてみたら、
最高にお洒落な丸の内の
カフェで気持ちよく呑むはずの一杯。

残念な事に、一緒にいる女である私は
ひたすら横須賀の軍艦の様子や、
アメ軍の軍人の様子、街中にいる自衛官や
海上自衛隊横須賀教育隊の様子なんかを話している。

ちっと悪い事したなって気はする。

他に話したトピックは、チャゲアス。
チャゲアスはヤバい良いと言い合って解散。
邦楽の至宝。



2012-09-06

9.6 BBC Woman's Hour

BBCのラジオで毎日、一日一時間 BBC Woman's Hourという番組をやっている。
(この番組のハイライトはPodcastで聞ける。)
ひたすら女性に関するニュースやディベートを放送する番組で
非常に面白いので、毎日聞いている。

歴史から政治、現代の政治、社会問題、芸術
女性に関係する事はなんでもトピックに持ち出す。

女性観が日本と全く違う。
全く、全く違う。

日本で女性っていうと、
「アジア人のヘテロセクシュアルで若い女の子たち」が
ディフォルトのイメージなんだと思う。
そしてピンク色が好きで、
ふわふわしていて、女同士でつるむのが好きで
圧倒的に男性より立場が弱い存在だ。

そこにはムスラムの女性、
ジャマイカ系の女性、
ヨーロッパ系アッパークラスの女性や、
ワーキングクラスの女性は含まれない。

世界中の0歳から死ぬまで人口の半分は女性だし、
そのグループの普遍的な共通性は
日本で「女性って」と思われているキャラクターとは
当たり前だけど全く違う。

日本でポートレイトされる女性像は
とてもとても偏っていると思うし
とりあえず極端に退屈だ。

ポートレイトされている女もつまんないし、
その女性達について話す人達の意見もつまらない。
これはフェミニストについても言える。
多分、見てる女性像がそもそもつまんないから、
批評もつまんなくなるんだよな。

それと比べるとBBCのWoman's Hourは滅茶苦茶面白い。
日本のメディアでこのレベルまで
面白い女性に向けた番組は作れないだろうと思う。

なんなんだろうね、この差は。

2012-09-05

9.5 忙しい

仕事、既にとっても忙しい。
でも仕事部屋が和室だから、妙にリラックスしている。

2012-09-04

9.4 そこまで忙しくない?

あれ? そんなに忙しくない?

2012-09-03

9.3 仕事初日!

最近やけに「仕事初日」をしている気がしてしまう。
あっはっは。 仕事初日のプロになってきたぞ。

初出勤だ!

2012-09-02

9.2 奈良さん

奈良美智さんの展覧会に行ってきた。

すごく良かった。

奈良さんは常に成長してる。
そういう意味で子供みたい。

すごいなぁ。

これこそが彼の才能だよなぁ。
大尊敬。

そしてお客さんの数と年齢幅と熱中度がすごかった。
多くの人たちが心底熱中していた。


普段はイノセント系の作品がそんなに好きではない。
でも奈良美智さんはそんなつまらないカテゴリーは越えている。
ただ単に美しく、心に入り込んでくる。

9.1

テキスタイルデザイナーの女性と、
グラフィックデザイナーの女性と、
インダストリアルデザイナーの私でランチ。

3人のデザイナーで集まって、
一言もデザインの話しはせず。

なぜならば、テキスタイルデザイナーの女性が妊婦さんで、
お腹がぽこんと出てて、すっごーく綺麗だったから、
感心がそちらに向いてしまったのだ!
なんて幸せなんだ!

2012-09-01

8.31

昼間、幼なじみと遊ぶ。
子猫のようにじゃれあう。

今日で海の家がしまるので、
由比ケ浜に散歩に行った。
夏の終わりはいつでも寂しい。

夜は大好きな友達と、クールな焼き肉屋へ。
もっくもっくのなか、汗を流しながらもくもくと食事。

この友人たちは、両方"言語の人"。
一人は日本語の先生、一人は俳優兼翻訳家。

LとRとDの音が似ているという話しを聞く。
日本語のラ行の音は、LとRとDの中間の音なんだそう。
LとRはそっくりだけど、Dって全然違わない?と思ったけど、
「ともだち」と「ともらち」って発音したら、
両者そっくりで、目から鱗。

鼻濁音とか、「おふろあがり」の「あがり」の部分の
イントネーションの話しとか、
言われなかったら全く気がつかないような内容の話しを聞く。

なんて美しいんだろうと感動する。
神は細部に宿るって言うけど
細部を発見する目があるから
そういう言い回しがあるんだよな。
私はその発見する目が本当に尊いと思う。

あとたまたま友達と読んでいる本が一緒だった。
二人して興奮。 こんなにクールなことってない。
こんな偶然、愛が深まっちゃう!



2012-08-31

8.30 戻す

スーパーに買い物に行った。
父に買った物を家の中に運んでと頼まれた時に、
「わかった、わかった、棚に戻すよ」と答えた。
そしたら「戻すじゃないでしょ」となおされた。

「あれ?じゃあ、棚に直しておく」と言ったら
「買った物を棚に入れる時は、
戻さないし、直さない。 入れるんだ。」とのこと。

私の感覚では、例えば牛乳の場合、

1. 牛乳はスーパーで、冷蔵庫という正しい環境に置かれている。

2. 次に一時的に私の車の中。 ここは牛乳の属する場所ではない。

3. なので家についたら、一時的に不適切な場所に置かれていた牛乳を
正しい環境である我が家の冷蔵庫に戻すのである。

そう、私は牛乳の品質管理者の立場なのだ。
「一時不適切な環境に移された品を、正しい環境に戻す」のが、私っ!

目線が違うのよ。
ワンランク上なのよ。

それを父に演説したいんだけど、
どっか行っちゃったから、ブログに書いている。

2012-08-29

2.29 Facebook

Facebookが嫌いだ。

嫌いだけど、使ってはいる。
でも信用していない。

私が自分を好きじゃないから
Facebookが好きになれないのか。
それともFacebookってどっか嫌味な媒体なのか。

なーんか嫌なんだよな。
灰汁が強すぎる。

それに私が投稿したり、写真アップしたりすればするほどに
経営者達の資産が増えるってのが気色悪い。
アメリカのボンボンの金儲けに
ボランティア参加している気分になる。

この間、Facebook上で自分のタグ付けされた膨大な数の
おぞましい写真を眺めているうちに、
プライバシー設定が気になった。

ほとんどの写真は
よっぽど近い友人たち以外には
見られたくない。

で、設定いじっていたら難しかった。
やっぱり嫌いだFacebook。
心底嫌いだFacebook。
日本の家電メーカーが作ったリモコン並みに全てが謎。

他の人の設定はどうなっているんだろうと思い
適当な人名でサーチをした。
で、見てみてぎょっとしたんだけど、
大抵の人は全く写真に(下手すりゃ投稿にも)
プライバシー設定をかけていない。

友達じゃなくても、見たい放題。

良くない気がする!
なんか危ない感じしないか…?

Facebookって人の無邪気さとか
気の回らなさとかに付け入ったサービスな気がするよ。

なんなんだろう。
この詐欺にかけられている感覚。



2012-08-28

8.28 仙人

友人のKは円形脱毛症や胃腸炎など、私の先を行く男だ。
「そこは未踏だわ…!」ってエリアに果敢に突入して行く。

さっき焼き肉食べようぜと誘ったら
「今はお腹が痛くておかゆしか食べれないから」と断られた。

っちぇーーー!! つまんないのー!!

今からそんな感じだったら、
数年以内に霞しか食べれなくなるよ。

友人界隈で誰よりも先に解脱しそうな男、K。

つまんないのー!
仙人になるのかよー。

2012-08-27

8.27 ホーンテッド

私は夢の中で初恋のゴーストに取り付かれている。

別れて4年経つけど、未だに相手の夢を頻繁に見る。
寝ている間に、相手に話したいことが溢れてたまらなくなる。

相手と、以前のように喜びを共有したくて、
許してほしい、仲直りしたい
前みたいな関係に戻りたいと切に思っている。

だからはっきりと目が覚める直前まで
「目が覚めたら、すぐに相手に連絡をとるんだ」と
寝ぼけながら思っている。

今が幸せであるとかないとかは全く関係なく、
別次元で呪われちゃっているのだ。
一人ホーンテッドマンション状態。

で、目が覚めると呪いもとけるから、
すぐにケロっとして
「私大丈夫か?」と思いながらシャワー浴びておしまい。

それでシャワーを浴びながら、
結構不思議に思うんだよね。
「みんなは大丈夫なのか?」と。

多分、こういうのって私だけじゃないと思うのよ。

人間年をとれば過去の恋人とかの一人や二人はいて、
その中には一生連絡をとらないだろうなって相手がいるじゃない。

この、もう一生あわないんだろうって相手に感じる
喪失感とか焦燥感とか、みんなどう対処しているの?


2012-08-26

8.26 予約を入れる

「レストランに予約を入れたよ」って言葉には不思議なときめきがある。
特に二人っきりで食事に行く時の場合、ぐっとくる。

予約って妙にロマンティックなのね。

誰かと食事に行く際に、
「予約入れてあるから」って言われた場合と、
「さてどこ行こうか?」って聞かれる場合では
その場の色気がなんか変わるもんね。

それに最近私は気がついた。
人生は短い。
でもレストランは多い。
これは中途半端な場所でもそもそ食べずに、
「入ってみたい」と思っていた場所に入るべきだと。

ってことで、一回は行ってみたかった
はん亭にちゃんと予約を入れて行ってみた。





有形文化財に指定されている
はん亭の建築はとても良くて
食事をしている風景がとても粋に見える。

お座敷にいる人間、全員がかっこ良く見える良いお店。
(それってほとんど奇跡だと思う)

天井が比較的高い堂々とした空間で、
低くて小さい机に向かって
身を乗り出して食べる感じになるのが
激しく粋な感じにさせるのだと思う。

初老の夫婦とか、本当に粋に見えた。

日本人が、日本人としてすごくかっこ良く見えるレストランって少ない。
ちんちくりんか高慢ちきに人を見せる内装が多い昨今。
このただかっこ良くなれる内装は良かった。

満足した友人と、
「これから外食をする時はきちんとお店を選んで、
予約を入れて、食事を楽しみに行こう!」と言い合った。

行ってみたいレストランはいっぱいある。
お腹はぺこぺこなのだ!
そして私の予定は真っ白。
予約を入れるぞー!

2012-08-25

8.25 具体

私が日本の戦後美術で好きなグループはハイレッド・センター具体

もの派も好きだけど、自分が入りたいかどうかで考えると、
どう考えてもハイレッド・センターか具体だよ!
だって超楽しいじゃん!

なので国立新美術館でやってる

具体の絶対的センター、田中敦子ことあっちゃんの作品がいっぱいあって超楽しかった!
あとつる子さんの作品もいっぱいあったよ!



この二人の色彩感覚は、本当に見事。
作品が終始、美しい。

人間的で、生命の美しさを讃えていて、
思わず走って駆け寄って
相手をただただ抱きしめたくなる。

例えば関西が日本の首都圏だったら、
こういう美意識や発想が「日本の感覚」とされたのだろうか。
そんな国だったらどうだったんだろうと想像する。
いろいろと違ったんだろうな。


すごくかっこいい。 デジタル版ってところが良い。
こういうのは本当に9割5分ぐらいデジタル版で良いと思う。
紙はアーカイブ用と、販売用で良いんじゃない?
ただで配るのはもうやめた方が良いと思う。



吉原治良さんの、
"発見こそ尊敬に値することと信じているわけです。"
という言葉に胸を熱く、熱くした。

2012-08-24

8.24 嘘つきアーニャの真っ赤な真実


ものすごーーーーく面白い!

結構古い本なんだけど、まったく古びたところがなくて、すごく新鮮でキラキラしている。

大切なことが沢山書いてある。 エッセイとか思い出話とかってジャンルになっているけど、実際はかなり真摯に、ジリジリと心にわき上がる問題に対して、一つの魂がどう向かい合ったかの告白の本だ。 個人の歴史書。

米原さんは1960年頃プラハのソビエト学校に行っていたんだけど、その時の友達との思い出と、その30年後に出会い直した彼らとのエピソードが書かれている。

すごく興味深くて、現代にも、人間が行きている限り未来にも続くであろう問いが沢山出てくる。

その中で一つ面白かったエピソードは、ソビエト学校に来ている様々な国の子たちの愛国心の話しだった。

私も移民国家で多国籍な人達がいる学校と会社にいたんだけど、そこで感じる「愛国心のパターン」を彼女がすごくドライに書いていて、「そーーーなんだよ!」と膝をバンバン叩きながら読んだ。
在プラハ・ソビエト学校には、五十カ国以上もの国の子どもたちが学んでいたのだが、故郷を離れているせいか、どの子供も一人残らずイッパシの愛国者であった。 そして、故郷への愛着は、故郷から離れている時間と距離に比例するようなものであった。 この距離というのは、地理的というよりも政治的、文化的意味合いの方が大きい。 
たとえば、亡命者の子女で、両親の故郷に行ったこともない子どもほど、今現在は両親の政治的立場とは敵対する母国の自慢にひどく力が入るのである。  
(中略) 
それでも、このときのナショナリズム体験は、私に教えてくれた。 異国、異文化、異邦人に接したとき、人は自己を自己たらしめ、他者と隔てるすべてのものを確認しようと躍起になる。 自分に連なる祖先、文化を育んだ自然条件、その他諸々のものに突然親近感を抱く。 それは、食欲や性欲に並ぶような、一種の自己保全本能、自己肯定本能のようなものではないだろうか。  
この愛国心、あるいは愛郷心という不思議な感情は、等しく誰もが心の中に抱いているはずだ、という共通認識のようなものが、ソビエト学校の教師たちにも、生徒たちにもあって、それがたわいもないお国自慢をしても、それを当たり前のこととして受け入れる雰囲気があった。

日本でだと愛国心って信仰のレベルって扱いだ。 ほとんど、「進化論を信じますか?」「聖書を信じますか?」って感じのトピックと同じ扱い。 だから両方が両方を過激に否定し合う。

でも多分、愛国心ってのは、 そんな理性でうんたらって次元の話しではなくて、もっと食欲や性欲に並ぶ感覚のものなのだろう。 否定するものでも肯定するものでもない。 ただ技術と共に上手く取り扱うものである。

「元々あるもんだ」と思えば、コントロールの方法や、上手な対処法を考える気になれる。 それこそ地球上には様々な食事の方法やセックスの技がある。 多分、自分の愛国心の取り扱い方も、それぐらい多様で良いんだ。 それ位に素朴なものな気がする。

それにしても、本当によく、こんなに細かく緻密に言葉を使っていろいろ描写出来るもんだなと感心感心。 これから米原万里さんの本を読みまくるぞ。

2012-08-23

8.23

横須賀に行った。
横須賀は本当に異質な街だ。

まず横須賀線で横須賀駅に着いた時点で、
テレビなどで映される通常の"日本"と様相が大きく異なる。

駅は海の真横にある。
電車が駅のホームに入る。
横には巨大な軍艦。

駅前にバスやタクシーが横付けされているのは
よくみるけれど、軍艦がとまっているのは珍しい。

町中にはエスニック料理屋があふれ、
人々の雰囲気も他の街と違う。

圧倒的にアメリカの軍人が多い。

日本の国土の中でここまで武器と軍人が
目に入る場所はないんじゃないだろうか。

日本人はあの街に一回は行った方が良いと思う。
本当に考えさせられる。

以前の私の職場は広尾だった。
あそこと横須賀は似ている。
住民が「指揮官」か、「前線」かの違いで。
対になる街だ。
日本にいて、一番国際政治を感じる場所だと思う。

----

それにしても横須賀線ってすごいなと思う。
横須賀線ってのは東京駅から出発し、川崎、横浜、鎌倉、逗子、横須賀を通る電車。

一時間のあいだに、
川崎工業地帯

シューマイまみれの仮想中国横浜

禅とビキニと大仏の鎌倉

天皇と漁師の逗子/葉山

そして締めとして軍艦と武器とアメリカ軍の横須賀

という一つ一つ強烈に個性の違う街を通ることになる。

とんだ観光列車だ。


8.23

横浜駅のデパートで買い物をしながら
横浜出身の友人のことを思い出していた。
連絡しなきゃなとか、今なにしているのかなとか。

そんなことを思っていたら
目の前でたまたま彼女が買い物をしていた。
約四百万人の人口を抱える街で、
たった一人の友人とばったり出会う確率って
のはどれぐらいのものなのだろうか。

まぁ、驚いていても時間の無駄なので、
お茶をして近況を話し合う。

Facebookいらずな私の人生。
ばったり人と会う運はかなり高い方だと思う。

2012-08-21

カルチャーショック

「日本に帰ってきてカルチャーショックあった?」とかなり頻繁に聞かれる。

特にNZの友達から、常に聞かれている。

実際のところ私は日本育ちなので、
そんなにカルチャーショックはない。

ショックってほどたいしたことじゃないけど、
でも違和感はあるって程度のことが多い。

1. ゴミまみれ

日本は本当にゴミまみれの国だなと思う。 とても汚い。 

レシートとか、劇場のフライヤーとか、本屋とか、しれっとした顔でゴミを渡してくる。新品の本を買うと、帯だの、表紙の紙だの、本屋の紙だの、中に挟まれている広告だの、それら全部を入れるための袋だの、とりあえずゴミが、がさっとついてくる。 きっと商品代の多くがゴミ代だ。

「ゴミを人に渡すな、馬鹿野郎」と一日に何回もお店の人に対して思う。 

一日外にいたら、確実にゴミまみれになる。 何でもかんでも、箸にも棒にも引っかからないようなくっだらない情報を紙に印刷して渡してくる。 しかもわざわざ袋に入れて。 全部ゴミ。

デザインしてあったり、外見が整っていたら、ゴミじゃないっていう錯覚があるんだろう。

それこそ、敬語であれば礼儀が正しいみたいな錯覚と一緒だ。

とりあえずスーパーとかデパートとかで何か買うと、ぐるぐる巻きにして私にものを渡してくるけど、ゴミ巻いて人に物を渡す神経が私には信じられない。 すごく下品。

エネルギー政策とかよりもゴミ政策考えた方が国のためだと思う。

2. サービスが悪い

上に書いたことと一緒だけど、「行儀よければ、いいサービス」みたいな信仰が強い。

多くの場合行儀の良さとサービスの良さはイコールじゃない。 行儀とサービスは別物だ。

3. 料理のカテゴリーがいちいち小宇宙

例えば「韓国料理」とか「中華」とか「フレンチ」とか、そういうざっくりしたカテゴリーの奥に一つのギャラクシーがある感じ。 恐れ入った。 なにこの奥の深さ。 幅の広さ。 日々ビックバンだね。 すごい、本当に恐れ入った。 しかもいちいちめちゃくちゃ美味しいし。

4. 人が面白い

日本人の会話を世界各国の言語に直してテレビで放送したら、一瞬で大人気になると思う。 一人一人がやけに面白い。 人が多い分、個性に競争とか棲み分けがおこっているとしか思えない。 「なにこの面白い人」と誰に対しても感心してしまう。 典型的な感じの人が一人としていない。 料理のカテゴリー並みに、一人一人が小宇宙。 個性が際立っている。


8.21

素晴らしい恋人同士と旅行に行った。

しみじみと、こういう恋人が良いよなと思った。

男の子は女の子にめろめろで、女の子は男の子を常にめろめろにさせてて
そして二人とも本当に社交的で面白い。

私はこういう恋人同士が好きだ!
とても幸せな気分にしてもらえた。

そして私も「この人たちはユニットで面白いな」と
思われる社交的なカップルになりたいし、
カップルが、私と遊んでいてもストレスにならないような
さらっと遊べる個人でいようとも思った。

これまで友達の恋人を通じて沢山友達が増えたし、
新しいものの見方を知ったし
(友達の恋人って大抵新鮮な人が多い)
良い恋人をつくるって、
友達同士でお互いに出来る最高のコントリビューションだと思う。


2012-08-20

8.20

サイトのURLをいじっていたら
うっかりいろいろと間違え
サイトのどこにもアクセスできない状況に陥った。
久しぶりにひやっとした。
googleしまくっていたら、
同じような状況に陥った人のサイトをみつけ、
そこにのっていた解決法で復旧することができた。

なんて役に立つんだ、インターネット…!

私ももっと役に立つ内容を書いた方が良い気がしてきた。

2012-08-17

8.17

久しぶりに新宿に。

その後友人と新宿駅の話をしていたら、
「俺新宿駅の出口の数を数えたことがある」
と言われてちょっと盛り上がった。
200個以上、出口があるそうです。

交通公共機関とか、都市計画の勉強をしていたら
面白いエリアなんだろうなと思う。

ただなんか好きになれないんだよな。

8.16

私もビーチボーイズのコンサートに行きたかった。 

友達が行ったんだけど、
別に誘ってくれとは言わないけど、
「あるらしいよ」ぐらい言ってくれてもいいじゃんね。 
そしたら、一人でだって行ったよ。

でもこの「誘っている訳じゃないけど、教えてはあげる」って高度な技だよね。
開き直って「自分は××と行くから、一緒には行けないけど、こういうのあるよ」って言うのが一番さわやかなのかな。

しょうがないから一人で自室で
ビーチボーイズ祭りをしている。


定番だけど、Wouldn't it be niceが一番好きだな。

この歌には友達と酔っぱらいながらベッドの上とかで聞きながら、
声だして歌ったりとか、楽しい思いでがいっぱいある。

歌詞がとりあえず最強。
良い意味で、恋愛はこれぐらいあっけらかんと、
おおらかでとぼけた感じにおさめておきたい気がする。
これ以上だとマニアっぽくなりすぎる。

好きな人と寝るときは、
こういう歌が頭の中で何歳になっても流れていると良いなぁ。

もっと歳をとったら素敵だろうな。そうすりゃこんなに待たなくて済むよ。一緒に暮らせたら素敵だろうな。2人だけのものだよと言える世界でね。

うんとうんと素晴しいだろうなぁ。おやすみと言った後も2人で一緒にいられるなんて。

素敵だろうな。目をさましたら朝になっていて2人の新しい1日が始まる。1日をまるまる一緒に過ごした後も夜通し2人ぴったり寄り添ってるんだ。

2人一緒に幸せな時を過ごす。ひとつひとつのキスが永遠に続くんだ。素敵だろうな。2人で一生懸命になって考えたりお願いしたり望みをたくしたりお祈りしたりすれば実現するかも知れないよ。そうすりゃ2人にできないことは何ひとつとしてない。僕ら結婚してしあわせになるんだ。たまらなく素敵じゃないか。

こんなことを喋れば喋るほど今すぐそうしたくてたまらなくなっちゃうね。でもどんどん喋ろう。素敵だろうな。おやすみベイビーぐっすり眠るんだよ。

2012-08-15

8.15

私の他の知り合いや友達とは、
全く意見や話し方が違う友人と会った。

彼自身にはすごく慣れているんだけど
でもやっぱり新鮮だった。

あまりにも他の人と違うから。

渋かった。

-

買ったっきり、ほったらかしだった
小沢健二のボックスセットをあけた。

聞いたら、本当によくて…、
陳腐な言い方だけど泣きたくなった。

多分、不安定で、自信がなくて、恐がりで、
ただひたすら頓珍漢だった思春期の自分を思い出すからだろう。
その頃に彼の音楽をどっぷりと聞いていた。

もうさすがにそんなに怖くないし、
情緒も若干は安定したから
そんなに小沢健二は必要ないんだけど、
それでもやっぱり彼の音楽って素晴らしい。

2012-08-14

8.14

淑のブログにくるりの
「グッドモーニング」のことが書いてあったから、
久しぶりに聞いてみた。

むやみやたらに切なくて、
聞いてられなかった。
こんな切なさ抱えて生きていけないよ!

なんとも、もののあはれ。
よくこんな切なさ抱えられるな、淑。

東アジア人が抱えられる切なさは、
間違えなく地球上で有数の許容量だと思う。

いつの日か私も切なさを飼いならせる
立派な東アジア人になれるだろうか。

話はずれるけど、その音楽が聞けるか聞けないかって、
その情緒を持っているか否かにすごくよると思う。

(特に自分が否定したことがある情緒をコアヴァリューとして歌い上げられると、
身の毛がよだつ思いをすることになる。)

私は自分が持ったことがない(もしくは気づいていなかった)
情緒をうたい上げた音楽に出会うと感動する。

こんな気持ちの持ち方があったかと。

歌詞ってよりかはメロディーから。
(歌詞はよっぽどの場合以外二の次であるべきな気がする)

すごく人生を豊かにしてくれる。

2012-08-13

8.13

友人の撮った自分の写真を見たら
自分がジャバザハット的デブだったので驚いた。

げー!!!!何この悪役感。

わ、私、人体改造する…。

「見事だね、ごっちゃんです!」って圧倒的レベルまで肥えるか、
「ぽっちゃりね」って程度まで痩せるかしないと
「うわっ、ただの不健康そうな肥満女性…!しかもなんか悪役っぽい!」
って感じなんだよ。

くっそー、どっちかに転ばないとヤバいぞ!

C-3POレベルの体(細くて長くてつるつるしていて、金色)に
なれるとは思わない。
(彼はナイスボディーだ。あとチューバッカも美しい体型だと思う。)

でもせめて、も少しコンパクトで、
まとまりがあって、
ジャバザハットより凹凸とかが少ない
イーウォック及び、R2-D2レベルに収まりたい。

2012年、夏。 私はジャバザハットからイーウォックになる。


2012-08-12

この空の花

「この空の花」を見た。



1.題材が題材なので、人道的な意味で、出てくるファクトに涙が出る。

2.力強いストーリーテーリング。 映画に出てくる題材の意味をあんなに力強く見る側に伝えるってのは圧巻。

3.街が空爆される前に、アメリカ軍は「爆弾を落とすぞ」っていう紙を市民にばらまいていた。 なんで市民は逃げなかったのか。 空爆よりそれから逃げたって隣近所からつるし上げにあうのが怖かったのか。 嘘でも誠でも、命に関わるほどのことなら逃げた方がよい。 地震や原発事故、放射能汚染に対しての自分の態度と、空爆されることがわかっていたのに空爆された人たちのことを比べて考える。

4.自分が泣いているから、一緒に見ている相手も泣いただろと思ったけど、「文学部生の挟持として、泣かせようとしてくる物語に対しては泣かない」ってことで泣かなかったらしい。 文学部的人体改造が行われているのだなぁ。 

5.映画を見た後、一緒にいた相手と「いやー、映画館寒かったねー」とか「涙で顔がべたべたする」とか、「あの台詞は謎だよね」とか、別に言っても言わなくても良いことを言い合う。 (少なくとも私は)映画のことを話したくなかった。 多分、良い映画だったんだろう。 その場でべらべらしゃべるような内容じゃないし、多分、話し始めたら、文学部的人体改造が行われていない私は泣いちゃうし。

8.12

先日行ったホームパーティーで高校生のカップルが、
窓を開いた真っ暗の和室で、ぴたっとくっつきながら
ねっころがって夕涼みをしていた。 

私は10歳の男の子と6歳の女の子と、
そこに誰がいるのか知らないで和室にずかずかと入っていた。

部屋が暗いのに驚いて、
6歳の女の子は無邪気に「電気つけないの?」と聞いて、
10歳の男の子は焦って6歳の子の手を引いて部屋を出た。

私はその部屋からとらなくちゃいけないものを取って
「悪いね!」と言いながら部屋を出た。

和室からつながる庭には沢山の人がいて
(40代30代20代10代1桁代すべていた)
BBQをしながらお酒を飲んでおしゃべりしていた。
その音が和室にも聞こえていた。



端的に言っても、なかなかに素晴らしい感じの空間と時間の中に、
その若い恋人達は収まっていた。
こんなに幸福なシチュエーションってないだろう。

その晩はその場にいた10代の子達と話しながら、
「若いって、奇妙に美しいな」と素っ頓狂な感想を持ち続けることになった。

自分が18歳だった頃も、
同じ庭で同じようにBBQをしていた。

私が昔座っていた席に座って、じゃれている18歳の子を眺めながら、
自分と相手の差を考えてしまった。

彼らの話していることの内容は新鮮で、
結構素直に「友達になりたいな」と思わさせられた。

奇麗な人や、興味深い年上なんかと同じように、
ただちょっと見続けたいから
友達になりたいって感じの動機で。

8.11

ベッドからおりたときに、
足下にあったティッシュペーパーの箱を踏んでしまった。

ベコッとなったティッシュの箱。
つぶれたティッシュの箱ってわびしい。

木とかで出来ているケースを買うとか、
踏まないような場所に置くとか
踏まれても惨めに見えないデザインに箱を変えるとか
ちょろちょろと考える。

果たして踏まれても惨めに見えない、
ティッシュの箱なんてデザイン出来るだろうか。

ティッシュの箱ってのは、
飾れば飾るほど惨めに見えたりするものだ。

うーん、なんかいいアイディアないかな。

2012-08-11

8.10

近所のお寺で座禅。
素晴らしかった。

2012-08-09

8.9

家で作業をするために、
家族の使っているiMacをお借りした。

日本に帰ってきてから
私用ではMacBook Airを使っていたので、
久しぶりの大画面に驚愕。

スクリーンが大きくないと
面白くない系統のサイトを見て一人喜ぶ。

-

日本に帰ってきて、道行く女性達が素敵だからか、
「腕の毛をそろうかな…」とか「マニキュアを塗ろうかな…」とか
女の子向けの活動が気になるようになってきた。

奥が深いし、しかもなんか妙に面白いのだ。

私、生まれ変わるかも…!


-

iMacにしてから、なんでだかわからないけど
音楽聞くとすっごく楽しい!

夫激賛(考えるだけで涙が出るらしい)の曲を聞く。

これはこの間炎天下の下で歩きながら聞いたときに
「こんな辛気くさい曲今聞いたら死ぬがな…!」と思って
最後まで聴かなかった曲。



でもエアコンと扇風機のダブル使いでキンキンに冷えた部屋で
聞いたら結構よかった。

このバンド、Dirty Projectorsは今度日本にくるから、
絶対に絶対に聞きにいく。 もう、キャーキャー言いながら聞きにいく。
絶対に行く! キャー!
誰か一緒に行こー!

彼らの曲だと、これとこれが特に好き。


2012-08-08

8.8



NZにいる友人たちが火星についた探索ロボットについて大興奮していた。 
つられて私もいろいろ見たり読んだりして、大興奮!

8.7

無職になって一週間過ぎた。

人間ってのは正直なもんだ。
暇だとろくな事を考えない。

煩悩と雑念の塊になってしまう。

ほんっとーに低レベルな事だけを
うじうじと考え、時間がびゅんびゅんと消えて行く。

仕事を辞めた最初の数日間は、
何かを考えようとしても
頭がぽっかりしてしまって何も思いつかなかった。

今は何かを考えようとしても、
頭が煩悩と雑念で溢れかえっていて
集中出来ない!

2012-08-07

8.6

友達が神主をしている神社に散歩に行った。

その子いるかなーと思いながら境内に入ったら、
参道の真ん中で友人が仁王立ちしていた。

なんて見つけやすいんだ!

その場で「今度呑みに行こうよ」と伝言。
携帯いらず。 メールもいらないね!

2012-08-05

8.5

友達とお買い物。

普段自分が選ばないタイプの服をお互いに選ぶ。

人とお買い物に行く醍醐味、大発見!


8.4

友達と地元の海で遊ぶ。 

















泳いで、飲んで、食べて、ごろごろして。

たいした事やらなくても、
海から帰ると、心底疲れる。

写真だけで見ると、
ニュージーランドも日本も似ている。

実際は全然違うけどね。
日本では海から歩いて30秒でコンビニがある!
















夜、夫に
「とりあえず、この一年充実出来た、
小さな事でも達成出来たと思えるようになってほしい。」と言われた。
小さいけど、確かな目標だな。

2012-08-04

8.3から4にかけて

恋人を探している友達と深夜の恋愛会議。

ひーひー大笑いしながら、
二人で「恋愛かくあるべし!」と盛り上がって話す。

この世で一番楽しい恋愛会議は、
親しい男友達と真夜中にするやつな気がする。
妄想と思い込みと理想と情熱が混じり合ってかなり笑える。

最近もう1人身近な男の子も恋人と別れたので、
その子とも会う度に「次は俺はこういう女とつきあうんだ」話になる。
実に興味深い。

そういう話題の度に、一応私の要望も入れておく。
私の場合、男友達の恋人に望む性質は以下の3つ。


1. 男友達の幸せを重要視してくれる
 自分が恋人によって
 幸せになるってのが最重要で、
自分が恋人を幸せにして
 あげようって思ってる女は案外少ない気がする。

2. 私ともある程度は友達になってくれる
 別にそこまで仲良くしてもらわなくても良いけど、
 普通の友好的で社交的な知人関係は保ちたい。

3. 健康的ではつらつとしている
 基本的に心がすっくりとしていれば
 上の2つってカバーされるよね。 

男友達を幸せにしてくれて、
健康的で(←ここ最も重要)
そして私とも遊んでくれるのが良いですな。


8.3

本屋さんに行くと大抵読みたい本があるんだけど、
今日は何を見ても読みたいと思えなかった。

そういう日なんだろう。

特にこれがしたい、
あれがしたいって気持ちもわき上がらない。

そういう日なんだろう。

ただただ日本に遊びにきていた親友達と
一緒にゆったりとした時間を過ごした。

すごく温かくていい時間だった。

会社を辞めて3日間かなりリラックスして過ごした。
これからコツコツとやろうとおもう。


2012-08-03

8.2

がくっと気持ちが寂しくなった。

夜、ビデオチャットで
特別仲がいい訳でもない弟と話し込む位に…!
弟も寂しいのだ。
(弟といっても、血のつながりはない。
イギリスの学校時代の弟。 彼も今日本。)

丁度兄も寂しいらしく
頻繁に遊びに誘われる。
(兄といっても、血のつながりはない。
イギリスの学校時代の兄。 この子も今日本。)

こういう時はつるんでおくに限る。

私たちは集団で育ったから、
基本的に孤独に弱い。
自宅で育った人達の20倍位は
人の温もりとアテンションが必要な眷属だ。

大の大人が「私寂しがりやなんだよね」って
言うのも変な話しかもしれないけど、
認められなくて変な人になるよりかは
堂々と認めておいた方が良い気がする。

そういえばこの日は
初めてジェルネイルをしてもらった。
ターコイズと黄色っぽい白の組み合わせのフレンチ。
それに金のスタッズをつけたら、
マジでドラえもんルック。

私の爪、今、超ドラちゃん。


2012-08-01

8.1

愛情表現が上手な人っている。
そういう人と喋ってると
「愛されてる!」ってなって、
ちょっとこっちの感情も安定する。

そういう人達が地球を回しているよ。

追記:
すごく感情的な友人から
「僕が死にかけている理由」なるスカイプメッセージが来た。
曰く「愛がないから。 愛されないと死んでしまう。 愛!」。
そうか…。 返事に困る…。

追記の追記:
全く関係ないんだけど、
インターネットで見つけて笑った写真。





















スポーツ大国のオーストラリアでは
銀メダルでも悔し泣きするけど、
そもそも期待値が高くないニュージーランドでは
銅取った瞬間に国民の英雄、一生の名誉で、
一大パーティー。

人生ちょっと期待値低めでいる方が
ハッピーだったりするよね。

2012-07-31

7.31

退職の日。
思いがありすぎて、かなり複雑な心中になる。

一般的な価値観で見ると、
何から何までが変で、
社内で許容されている事の
多くは許されるべきでない事だった。
そしてそれが全部オールオーケーになっちゃう感じがあった。
私自身、なんか最後らへんは
「いいじゃん、いいじゃん」って感じになってたし。

NZでは「やっちゃいけないこと。
やったら速攻で社会的制裁を食らう。」レベルの
ルール違反が、全く悪い事じゃない勢いで行われるので
こちら側からしてみると奇妙なアドレナリンが出た。

そういう意味ですごく楽しかった。

うん、なんだかんだですっごく楽しかった。

ヤクザなグルーブ感と奇妙な洗練と暴力と
アドレナリンが混ざった面白い環境だった。

7.30

あまりにも暑くて、
一日に数回「やばいかも、倒れるかも」と思った。

暑かった…!

2012-07-30

7.29

今日は女の人の一日だった。

昼間、とても素敵な女の人と鎌倉でランチ。
オーラがすごーーーくいい人で、
時間の感じとか、
空気感とか、
とっても澄んでいた!
とても丁寧で、きめの整っているオーラだった。

彼女と話しながら
「そうだ、私はこの一年間を、人生を慈しんで、
毎日毎日丁寧に生きようって決めていたんだ!」と
ここ一ヶ月でころっと忘れていた
当初の日本滞在の目的を思い出した。

夜、韓国から来日している親友と
日本にいる親友達とお食事会。

久々に会った親友は全く変わっていなかった。
でもちょっと日本語のチューンがずれていて、
それがなんとも面白かった。ひさびさだからね。
きっと今は韓国語使いながら
毎日頑張って暮らしているんだろうなって感じたよ。

そして女の人っぷりは上がっていた。
とても綺麗だった。

なんだかすごく女の人の力を感じた一日だった。

2012-07-29

7.28

隅田川の花火大会なので、
友人らと、夜、中川でカヤックをした。

夜の東京の川下りってのは、
本当に本当に素晴らしい。

特に自分でオールをこいで
下る系の、水面と自分が近いようなやつ。

水は真っ黒でぬめぬめし、
街の光が川に反射し、
風は気持ちよく、
何から何まで良いのだ。

しかも単純にカヤックって楽しい。
私はこういうバランスを取る
終始微調整系の遊びが大好きだ。
スノボとか、スキーとか、自転車とか。
舵取りとかって本当に楽しい。

川のど真ん中にカヤックで浮かびながら見る、
スカイツリーと花火と、橋から花火を見ている人達の姿は
完全に浮世絵の世界だった。

夕暮れ時から川下りしたんだけど、
目に映る全ての色彩が北斎カラーだった。

文句無しの圧巻。

東京の人、もっと川遊びした方がいいよ。

日本の景色は本当に美しい。

2012-07-27

7.27

カルチャーショックの大本は
大抵「欲望」と繋がる。

自分が持っている欲望と
相手が持っている欲望が違うとき
お互いに「?」となる。

私が日本に帰ってきて感じた違和感の多くは
単純に欲しいものが違うからそうなってるとしか思えない。

日本で「なんでこんなふうになってるの?
誰が求めてるの?」となる事は多い。

「そうかこの人はこれが欲しくて、こうなってるのか!」
って腑に落ちた時、結構ショックは解消される。

欲しいものって自分からしてみたら明らかだから、
他人も同じものが欲しいのだろうと思っちゃうからさ。
実際は社会とかによって全然違うよね。

私、日本社会が求めているものの半分位
「はぁ?」って感じよ。

2012-07-23

8.23

本当に出社したくなくて、
朝布団の中で寝ぼけながら
言い訳を考える。

「蜂に刺されたとか…」
「歯が折れたとか…」
「アレルギーの発作が出たとか…」
といろいろ想像するものの
休むより行った方がめんどくさくないと
最終的には会社に行く。

電車に乗る頃には別にそんなに嫌じゃない。

7.22

友人と粟津潔さんの回顧展に行った。
まさに天才の仕事。
すべてが美しく、完璧であった。
デザインの神様。

デザインの馬鹿力が炸裂してた。


膝からがくっと倒れて、
床をバンバン叩きながら泣きたい程に感動した。

そしてそこで聞いた講演で偶然、
長年名前が知りたかった
文化人類学者の名前についに巡り会った。 
14歳の時、始めて行くイギリスへの飛行機に
置いてあった雑誌で彼にのインタビュー記事を読んで
「人生ってここまで自由に生きていいのか!」と
強烈に感動した人。

西江雅之さん。

名前が知れて最高に嬉しい。

14歳の私にとって、西江雅之さんの
インタビューは最高に刺激的で、
それ以降、彼は名前がわからないけども
心の中でヒーローだった。

やったー! ついに巡り会った!

それにしても友人は話しが上手で
引き込まれて一日中大笑いした。
あー、幸せ。 すっごーく笑った。

良い友達は宝。

2012-07-22

7.21 その2

親友の出ているお芝居を見に行ってきた。
そのお芝居を見たのは二回目なんだけど、
大げさでなく…、本当に、本当に良かった。

そのお芝居は東京ノートっていう。
青年団の往年の名作。
"2004年、つまり発表当時では近未来であった東京のある美術館が舞台。ヨーロッパでは戦争が起こっており、戦火を逃れるためにフェルメールの貴重な絵画が疎開しにきているという設定になっている。この美術館ロビーに並ぶ長椅子に休憩しにくる学生や学芸員、絵の寄贈者や兄弟家族といったさまざまな人物模様が、ときに同時進行する淡々とした会話によって描かれていく。 via wikipedia"
今フェルメールの絵画が
上野の東京都美術館に来ているから、
それにあわせてその美術館のロビーで開催された。

以前見た時は淡々としていて、
あっさりとした印象のお芝居だったんだけど、
今回は本当に重厚で魂に迫ってくるような感覚があった。

脚本や演出方法にそんなに変化がなくても、
見る側の心持ちでこうも見方や感じ方が変わるのか。

その強烈な変化に
私は生きているのだという奇妙な実感がつきまとった。

はぁ…、まだ余韻の中にいる。


一緒に見に行った子たちは、
多分話したいこととかいっぱいあるのに
私が喋っちゃうとすぐ聞き役になってくれる。
だからいつも会う前に
今回は私が聞き役になろう」と思う。

けど、タイミングが悪かった。
私はその直前まで
英語圏の全寮制の学校で育った友達と一緒にいたのだ。
「英語圏の全寮制の学校育ち」ってのは
世界で一番おしゃべりで自己主張の激しい人種だ。

なので、私のおしゃべりスイッチは最大限にオンになっていたのだ。
それこそ見境なく。
案の定一番最初の「元気?」「元気です」って返答以外では
一言も彼らが話せない状況に陥っていた。

何時間も一緒にいたのに、
私は彼らが「元気」な事以外知らない。
そして彼らは最近私の身の上におこったこと全てを知っている。

悪い事をした。
彼らのボランティア精神に感謝。
これに懲りないでほしいな…。

次に会ったら私が聞き役になるから、
好きなだけ話してくれ。
彼らにも言いたい事や、
話したい事がいっぱいあるのは知っているんだ。

なんならコーヒー代も私が出すよ…。

7.21 その1

イギリスの学校で一番好きだった
お兄ちゃんとお昼ご飯を食べる。

お互いがたまたま日本にいる時に会うから、
そんなに頻繁には会わないんだけど、
その分、会える時はびっちり会う。
会えるうちにいっぱい会う。

NZにいる時は夫やらトロンやらと
毎日安定して沢山の量の会話が出来る相手がいるからいいけど、
日本でだと本当に仕事以外していないから
話し足りていない。

だからそのお兄ちゃんに会った瞬間に
決壊が崩壊したかのごとく
愚痴やら文句やら、言いたかった冗談やら
気になってる話しやらが、ぐわーっと出てきた。
ものすっごい量を大声で喋った。

お兄ちゃんもおしゃべりだから、
二人でお互いの声の上書き状態で話す。

お店の中で明らかにうるさい二人だったと思う。

喋りながら、自分がどれだけ意気消沈していたか、
疲れていたか、やけっぱっちな気持ちになっているかが分かった。

価値観が似ている環境で育った友達ってのは
心の家みたいなもんだ。

会った瞬間に「ただいまー!」ってなる。
ギューっとハグしながら
「ただいまー! ちょっと私の話し聞いてよ!!」ってさ。

それで家を出ていた間に出会った
違う価値観や衝撃について
「どう思う? これってついていかないといけないかな?」
って相談しあう。

そして興奮さめやまず、
かなり早い段階から
「次はいつ会うか」って話しをする。

お互いが両方日本にいるのは珍しいから
会えるうちにいっぱい会っておく!
それが愛!

7.20

金曜日の夜7時位にオフィスにいる時に訪れる、
途方もない疲労感ってなんなんだろうか。


2012-07-20

7.19

夫と話す。
すっげー良い奴。
「お前、良い奴!」と思わず連呼。

はー、それにしても夏だねー。
東京、あっつい!
夜になっても暑いんだもん。
その暑さに毎日驚く。

帰り、鎌倉駅に降りると、
海の匂いがする。
そして風がふいていて結構涼しい。

たまに乗り換えで戸塚駅にも降りるんだけど、
風の通りとか、ホームから見える川とか、
とても良い。 とても良い。


7.18

その日にメモしないと、
その日に何したかとかまーったく思い出せない。
とりあえず、生きてた…!
とりあえず、仕事忙しくて、
とりあえず、がむしゃらに働いてた、はず。

2012-07-18

7.17

夫から素晴らしいメールがきた。

メールから海とか山とか、大自然とかの匂いがした。

社会人になってからずっと一緒なので
仕事に対する考え方や
人生観がとても似ている。

夫であったり、恋人である前に、
本当にただの大親友なんだよな。
友情レベルマックス。


7.16

親友夫婦とそこんちの赤ちゃんと、キドキドに行った。
キドキドは、まじでヘブン。

子供が2歳になり、親も親になって2年経ち、
かなりいろいろと腕があがっていた。

何この、良い家族…っと終始感心した。
ここんちの子供は幸せだ!

本当に良い親なの。
愛しかないし、
あやし方神業だし、
大人としてもめちゃくちゃ面白い人達だし。

いやー、私と親友夫婦、人間として格に差がついたわー。

2012-07-16

7.15

家族と10年後の話しをする。

10年って丁度、大学入学時点から今までの年数。

10年後私は38歳。
アラフォー。
人生も半ば。

ゲッとなる。

美しく、楽しく、健康的な生活を送る為に
今私が身につけておくべき職能ってのはなんなんだろう。

最近その事ばかりが頭に浮かぶ。

今身につけておくべき職能。

転職しやすく
違う国にも引っ越せて
子供が産まれて休んだ後にも仕事があって…、
って一体全体どんな仕事だ…?
そんなの私に可能なの…?

例えば英語圏で看護婦とかになってたら
無敵だったんだろうなぁ。

エンジニアだったら
結構強かったんだろうなぁ。

技術職じゃないと駄目だよなと
焦りばかりが湧く。

冒険のはずの一年が、
ただの焦りと不安の不自由なものになる。

駄目な兆候。

深呼吸。
深呼吸。

前向きに、
前向きに。

夜、夫に「子供が欲しい!安定したい!」と
電話で言ったら鼻で笑われた。 
相手からしてみたら
「冒険の一年間の最初の一ヶ月でそれ?」

「もうちょっと、2013年の終わり位までは
冒険をしようよ。それから落ち着こう。」と言われる。

った、耐えられるかしら、私にそんな自由…!

はぁ、一生って本当にちっぽけだな!

7.14

一日寝て過ごした。 すやすやと。

2012-07-15

7.13

電車の中で三月のライオンを読む。

一冊読むのに2日ぐらいかかる。

それ位に集中力が散漫していて疲れている。

まぁ、愚痴はおいておいて、
このマンガは面白かった。

マンガの上では地震もこなくて、
放射能も飛んでない。
パラレルワールド。

しかも景気とかも関係ないし、
私生活の時間もたっぷりある様子。

懐かしい子供時代の時間の流れ方がそこにある。

そしてたまたまいじめについて書かれている巻を読んでいる頃
大津のいじめ問題の話しを近い友人から聞いた。

友達はいじめの加害者として
名指しさている人と親を直接知っていて
すごく神妙な気持ちになっていた。

いじめの内容を聞くと
そりゃ神妙な気持ちにもなるなと思った。

いじめ問題を語る時に、
「自分は昔いじめられていた」と
勇気を持って語る大人がいる。

そういう人達が表に出て
啓蒙を行う事は素晴らしい事だと思う。

でも被害者の10倍はいるだろう
加害者は出てこない。

いじめられっ子より、いじめっ子の方が多いんだろうから、
元いじめっ子が表で陳謝して贖罪したら良いのになと思う…。

大人達が自分たちの過去を償おうとする姿を見せないと、
ダメな気がする。

大人達が前に出て
「俺は/私はいじめっ子で、
他の人間を虐待することで快楽を得ていた」
っていう勇気。

そしてそれをした事で、
確実に人生で損なわれた何かがあること
をはっきりと示すべきだ。

私はどちらかというといじめっ子だった。
性格もきついし、口も悪いし、
ポジティブな感情よりネガティブな感情に支配されやすい。
この人には一生許してもらえないんだろうなと
思っている特定の個人もいるし、
かなりの量の人の前で堂々と人間として
カスな態度を取った事があって、
その人達の中でも本当に雑魚でカスとして
覚えられているんだろうなって自負がある。

そしてそれは結構キツい、辛い事だ。

特に大人になって学校を出た後に、
嫌みや他人に圧力をかける事で
どうにかなる事なんてほとんどないと知る。

そしてそういう事をしないでまともに
世の中と関わろうとした人達の足場の強さと
自分の弱さを比べて日々驚愕する事になる。

どこかで大人になった時に、
元いじめっ子の方が、いじめられっ子より
自殺率が高いというのを読んで、
すごく腑に落ちた事がある。

大人になって、そういう過去の嫌いな自分を乗越えて、
まともな自分になろうとすればするほど、
昔の自分が嫌いになる。

元いじめっ子が、いじめを今している人に
なんとかしてリーチをする方法ってないんだろうか…。

2012-07-13

7.12

知り合いの婚約者のブログを読んだら、
ものすっごーく素敵で、
一気に大ファンになってしまった。

前向きで、努力してて
まっすぐで、すっごく明るいの!

いい人と結婚する事になったんだなーって
感動してしまった。

私もしみったれてちゃ駄目だと
うずうずした!

2012-07-12

7.11

決めなきゃなと思っていた事を決めた。

そのことをNZの親友に言ったら、
誉められた。

ざっくりやっとこっと。

2012-07-11

7.2-7.6

この週は辛かった。
嫌で嫌で仕方なかった!

7.1

全く覚えていない。
多分一日中ストレスにうなされながら
寝てたんだろう。

2012-07-07

7.7

No Nukes 2012に行った。 

原発関係なくても
YMOとKraftwerkが一気に出てくるライブなんて
誰でも行くだろう。

だって、Kraftwerkだよ?
生神様じゃん。

最初、YMOのパフォーマンスを聞いたときに
それまでのパフォーマーと比べて
「小学生と大学院生並みに違う!」とたまげた。

でも次にKraftwerkが演奏を始めた瞬間に
「人間と神様位違う! 次元が違う…!」と単純に驚愕。



一曲目は「放射能」だった。
全部日本語で歌われて、地名が福島になってて涙が出た。
「こんな曲に入る地名じゃない!美しい場所だったのに!」
って感情がぐわーっと湧いた。 福島!

チェルノブイリ
ハリスバーグ
セラフィールド
ヒロシマ
チェルノブイリ
ハリスバーグ
セラフィールド
フクシマ
日本でも
放射能
今日も
いつまでも
フクシマ 
放射能 
空気、水 
すべて
いまでも 
放射能 
いますぐ 
とめろ

2012-07-02

6.30

ぐったりしとしながら銀座のいつものカフェで
友人と待ち合わせる。 

こんなダウナーになったのは
人生で1〜2回目だってぐらいに
私はぐったりしていた。

友人も比較的ぐったりしていて、
テラス席から往来に向けて
陰気をぷんぷん周囲に振り撒いた。

とりあえず綺麗なものでも見るかと
陶器系のギャラリーに行った。
そこで元気度30%位までに回復。

次に入ったBARNEYS NEW YORKで、
元気度は70%位までうなぎ上りした。
BARNEYSの威力恐るべし。

で、自分がホストをしていたパーティーに行く。
核になる友達を選んで、
その子達にその子達の好きな友達を連れてきてもらって
飲むって感じのパーティーだった。

核になる友達ってのはいつも通り多摩美の子達。
最近新しい職場で、初めて会った人達と
初めてする事に囲まれていたので
見知った人間たちを見た時の嬉しさ半端無し。

ほっくり!!

本当に、温かい人達である。
もー、本当に、ギューって感じ。
ぎゅぎゅぎゅ。

あー、こういう夜がずっと続けば良いのにと
思いながら、酒を呑む。
良いじゃないか。

2012-07-01

6.29

やっぱちょっとニッポンハイだったんだな。

帰ってきてからずっとハイに楽しかったけど
昨日は夜ら辺、結構がくっときた。

仕事の後聞きながら酒を飲んでいる時に
上司にかなり真面目に「なんで日本に帰ってきたの?
あなたが思っているよりもずっとシビアに放射能汚染は酷いし、
原発がメルトダウンしているって事の意味が分からないの?」
と聞かれた。

例えば、複数の原発がメルトダウンしている国に、
しかもその現場の比較的近くの街に
引っ越す奴がいたら、私だってそう思うだろう。
「こいつは馬鹿なのか?」と。

でも自分がその立場の場合は結構違う。
「こっちはそれでもあえて来てんだ。」の世界だ。

馬鹿かもしれないけど、
そうないことには精神のバランスが保てなかったんだ。

2012-06-29

6.28 2

それにしても日本帰ってきてから毎日が楽しい。

それは多分久々に罪悪感から
解放されているからだ。

NZにいた時は遠くにある日本が
本当に悲惨で悲劇の真っ只中に見えた。

国外で被曝もせず地震も感じず
のうのうと暮らしてるのが苦しかった。
何かずるをしているような気がした。

心から楽しい気持ちにはなれなかった。

だから日本にいる事で、
逆に久しぶりに罪悪感のない毎日が過ごせて
気持ちがとても楽なんだろう。

自分の大好きな人達に
どんな災難がふりかかっても
幸せで強くいろってのはおかしい。

でもそれで自分が駄目になるのもおかしい。

震災以降そのジレンマでぐちゃぐちゃな気持ちになっていた。

乗越えたいけど、乗越えられない。
だって、相手を見捨ててしまったような気分になるから。

この考え方が変なのは分かる。
でもどうもフィックスできなかった。

だから私は日本に帰ってきた。

このままでは私は一生心配に呪われた、
ふっきれない不幸な人間になると思ったから。

日本に滞在する事にしているこの一年間で
私は強く、強くならなくてはいけない。

この島にいる間に
この島の住人たちなら「絶対大丈夫!」って
強い希望を見つけ出さないと
多分本当に私は受け身で、
悲劇に圧倒され続ける人間になる。

良心と希望を見いだせる強さが欲しい。

ある種の親離れ、独立のトレーニングなんだろう。

丁寧に生きて、毎日良心と希望を見つけ出して、
どこにいても、すくっと立っていられる人にならなくては。

6.28


仕事が終わる頃は、NZの深夜。

家につく頃にはあっちではみんな寝ちゃうから
職場から駅までの間歩きながら話す。

その時間がすごくいい。

今日はトロンと話した。

彼とは毎日何回も(それこそティーンエージャーみたいに)
テキストメッセージを送りあってるけど
声の持つインパクトって全然違う。

彼の人生相談を聞きながらも
嬉しくって気持ちは上の空。

「ごめん、
大変なのも大切なのもわかるんだけど、
今私トロンの声が聞こえて、
あんまりにも幸せで!
トロン大好きって気持ちしか浮かばない!」
としか言えなかった。

そうしたら相手も
「そうだよね!俺もそう!いますごく幸せ!
心配事の相談なんてもう良いや。」
と返してきた。

なんともプリミティブな会話。

犬が二匹散歩で出会って
尻尾をすっごくふっちゃってる感じ。

それ以上でもそれ以下でもない。

尻尾ふりまくり!

人生、all goodな気分になる。

--

その後乗った電車で右隣にいた
すごく綺麗な格好をした
おばちゃんグループの内の1人が
「私の実家は北茨城で放射能とか
原発の影響がすごくて大変。
あちの親戚が心配で。
って切り出していた。

他のマダム達は
「まー大変よねー。姪御さんとか大丈夫なの?」
なんて言ったりしてて。

左隣に立ってたこざっぱりとしたスーツを着たおじさんは
「首都直下型地震 震度七で東京壊滅!一億玉砕!」
って感じの雑誌の記事を熱心に読んでいた。 

ファーック!
何これ、SF?

そうだ、そういや今って震災直前で、
放射能の影響を感じ始めるまでの
執行猶予中なんだよなと急に現実に引きも出された。

2週間日本で働いただけで、
そういう危機感みたいなのが無くなった。

仕事って社会との接点であると同時に
最大の断絶でもある。

2012-06-28

6.27

帰り道に夫から電話がかかってきて
すごく幸せになった。

夫と話すと気持ちががらっと切り替わる。

一緒に住んでいる時も
この威力はすごいなと思っていたけど、
単身赴任をはじめてみたらより強烈になった。

自分の人生が戻ってくる。
仕事から、ばつんと切り離してもらえる。

これってすっごいマジカルな事だと思う。

一部の友達もそう。
朗らかで、気持ちがよくて、
ポジティブな友達と話すと
気持ちがすっごく切り替わる。

こういう感覚が多分人生をまわしてくれる。

6.26

●まず、夫が恋しい。

彼自身も、彼の夫的なるものも恋しい。

包み隠さず良心をさらけ出せる信頼感。
協力。 友情。 愛。 触り放題な相手の体。

これで夫的なる質だけが恋しくなった時
遠距離恋愛は終わるんだろうなぁ。

●日本での生活はまだ新鮮で興味深い。

●「まぁきっとこれが日本での最後の長期滞在だから」とかって
自分に浮遊感を持たせるために、よく思う。

本当は"仕事と私"って距離のことですら
"日本と私"って漠然とした距離感にして
緊張や圧から自分をはぐらかしている。

そして、仕事での目標やゴールが見えなくなる。

そういう態度でいるといい伴侶にはなれないと思う。

そんな漠然とした女、妻だったらいけてないから。

● 私の会社の目的の一つは、典型的なロマンティシズムを破壊する事だと思う。 破壊して、破壊して、破壊して。 それが業務内容。変な仕事だなと思う。 私は破壊するよりも、育みたい。 けど、珍しいチャンスだから今は破壊行動に協力する。 でもなぁー、なんか私も破壊されそう!

2012-06-26

6.25

職場の隣が、有栖川宮記念公園なので、昼に歩きに行く。

ここはあんまりニュージーランドの公園っぽくない。

日本っぽい公園。
でもすごく綺麗。

公園の中には図書館があって、そこが結構気持ちがいい。

出来るだけ仕事に、自分自身が吸い込まれないように気をつけている。

あと、夜の広尾の雰囲気はとても良い。

さてさて、私の大好きなユウジロウ君はいつになったら東京に戻ってくるのだろう。
広尾/麻布メイトとして、夜ワインやらコーヒー飲んだりしようよ。

6.24

親友と大好きな日比谷公園に行った。 

私のオークランドの家は
街のど真ん中にある巨大な公園の横にあった。

日比谷公園とその公園はとても良く似ている。
植物のタイプとか、高さとかが。

私にとっての「あー、落ち着く。」がそこにある。

銀座からとことこ日比谷に向かい、
日比谷公園をつっきって、皇居に行き、
植物やら水やらを見ながら丸の内に歩いて行くってコースが好きだ。

こてこての日本(いかんせん皇居で国会議事堂で東京駅)なんだけど、
物のサイズがニュージーランド的ですごく心地がいい。

親友と二人でちんたら、コーヒーを飲んだり、
ワインを飲んだりしながらとことこと歩く。
テラス席が気持ちがいい季節。

もっと暑くなったら、元町公園プールに行こうっと。
今から楽しみ。

2012-06-24

6.23

友達のパーティーに行った。
すっごーく良かった。

まさに東京”な夜。

そうだ! 東京ってこういう感じだった!と
私の中の東京ボタンが押された。

"ブロンドの、ジュリアンアサンジと同じ髪型で
全身トム・フォードの神がかったスーツを着た、
ウルトラファッショナブルな
私より数倍日本語が上手なゲームおたくの
南部出身のエリートアメリカ人(ヘテロセクシュアル)"とか、
「これは東京でしか会えない」って子たちが沢山いた。

それで皆口がたって、言う事なす事うける。

東京にいる一部の人達の振り幅の広さは半端なく、
そしてそれってウルトラクール。

こういう東京のダンディー達大好き。

その後、女友達と深夜のデート。
「どんな結婚式がしたいか」等、
乙女な会話をする。

遊び方とかは私の方が奇を狙った感じでプレイフルなんだけど、
人間関係の濃度や経験値なんかは彼女の方がずっと上。

「えー! そんな事が…!」とか
「えー! そんな男が…!」と
啓蒙していただく。

東京、最高。

2012-06-23

6.22 2

デモからの帰り道、永田町、国会議事堂、皇居、お堀、日比谷公園、帝国ホテル、銀座と、私の大好きなエリアを通って帰った。

私は夜のそこらへんが大好きだ。
光の感じが本当に美しい。
闇の色が素晴らしい。
美しい、美しい、東京の一角。 

デモして、夕飯食べて、散歩して、酒飲んでって、市民としてのアクティビティーが補完される地帯である。

昼間は広尾や麻布で働いて、夜はオールド東京で遊ぶ感じがベストだと思う。

で、週末は湘南鎌倉で、海見ながら禅寺で散歩。

要するに、比較的植物がはえている
オールドエスタブリッシュメント系のエリアが好きだ。

私はウルトラ俗物。

そんな俗物人間もデモに参加する。 
それぐらい、ファックなシチュエーションなんだよな。

6.22

男友達と会社帰りに会う。

官邸前のデモに行ってきた。

デモに参加していた人の数はすごかった。
主催者発表45000人。
見渡す限り、人、人、人。

参加していた人達も、そして警察官も(人生でこんなに多くの警察官を一気に見たのは始めてだった)とても若かった。 みんなどこにでもいそうで、ぱっと見は「何も考えていなそうな今時のお洒落な若者」だった。

やっぱ、これから子供が産みたいとか、子供が育てたいって世代にとって最も切実なイシューなんだよな、というのを実感。 育欲がピークの時期に原発事故とかあったら、ファックユー状態になるのは当たり前だ。 「私は自分の国で、子供が育てたいんだ! ファックユー!!!!!」ってなるよ。

自分よりも若い警察官の子たちを見ながら複雑な気分になった。







この歌の三人の関係は、俺(私)、女(日本社会)、金持ちの男(原発続けたい人)に思えて、聞きながら感情移入してしまう。 ファック ユー!

6.21

品川駅構内で友人と会う。

夕飯を食べて、コーヒーを飲む。

これを言ったら相手にとって
きついだろうって事を、
良い友達でいたいから言った。

傷つきやすさは人によって違う。

夫や同僚になら、確実に言えるレベルの私の意見が
友達になると急に言えなくなったりする。

特に仕事とかキャリア関係はそうだ。

夫は運命共同体だから、
包み隠さずその事を話せる。

同僚は似たような物が欲しい相手なので、
やっぱり簡単に話せる。

友達とは立場や考え方が違いすぎて話せない事が多い。

でも、たまには言わなくちゃいけないと思う。

どう切り出して良いか分からなかったから、
私の以前のインド人の同僚(口うるさくて、ぶしつけで、距離感のない奴)を自分に憑依させた。

品川駅にいた内面インド人な日本人女性。
それは、私。

6.20

誰も帰らないオフィスで「私は一体何時に帰ったら、評価を下げずにすむのだろう」と思いながら、キーボードを叩く、夜8時。

6.19

HBO制作のGirlsのシーズンフィナーレを見た。

Girlsの最後のエピソードは本当に面白かった。

出てくる男の子たちが本当に良くて軽く欲情した。

出てくる人達が皆、本当にそこらへんにいそうなタイプで面白い。

そして私は、皮肉しか言わない登場人物の1人に、
以前好きだった人の事を重ねてしまい、
ちと考え込んでしまうのだ。

愛ってのは無条件にずっと続く情なのだろう。
愛してしまった人の事は、
その後どうなっていても
一生許してしまうし
愛してしまうものなのだと思う。

それってすごい。 
そんな人が自分の人生の中にあるってのは奇跡だ。

まじで、これを増やすのが人生の目的なような気すらする。
それ位に、別れてようが繋がっていようが、
愛した人がいるってのは素晴らしい。

6.18

仕事初日。

色んな迫力にのまれ、圧倒される。

自分自身の能力では絶対に見れない景色や、考えに浸かれる場所であることは確か。

とても、とても圧倒されている。

6.17

中間休暇最後の日。

次の日に始める新生活に緊張しながら、友人と展覧会を見たり、
とても美味しい食事を食べたり、呑んだりしながら過ごした。

この日見た展覧会は生気がなく、
来ている観客達にもたいした覇気やエッジーさはなかった。
教養で見に来ている感じの人達。

建物や展示の方法が、
自由さや気楽さを徹底的に抜き取っている。
それなのに美術館っていう不思議な場所。

なんだかなー。
まったくもって今みたい世界でも、
感じたい空気でもなかった。

その時点で現代美術じゃないと思う。
「私だけの力では絶対にこの景色は見れなかった!」っていう
芸術家の力への畏怖みたいなのがあんまりわき上がらなかった。

夜は気が合う友人たちと呑み会。
性癖の話しになった際に、
結構自分では考えた事がなかった世界観がそこには開けていて、
かなり面白かった。

私のセックスや、私の対人関係ってつまらないなと思った。
フォントで例えてみたら「教科書体」みたいな、
かまととと、奇妙な正義感の混ざり合った感じが、私の性だ。

まぁ、突然は変われないから、
今はそんな自分を受け入れるしかないけどね。

いやはや、興味深かった。

6.16

日本に帰ってきて少々の時間が流れた。
勿論、圧倒されている。

クリシェだと思っていた事が、本当だったと気づく。

例えば日本の住宅事情。
狭いとか高いとか聞いていたけど本当だった。
実家を出た貧乏な若者が健康的な生活を送るのって非常に難しいのだね…。
ってか、若者って部分関係ないか。
若者だろうが、歳取ってようが、
貧乏人には辛いですねって話しですわね!

あー、なんか圧倒的!

基本的に遠くの小さな緑豊かな街(鎌倉、レイストン、ウェリントン、オークランドなど)出身の私としては、東京のぐちゃぐちゃ感はしんどい。

6.15

日中鎌倉で過ごし、夜は横浜に出掛けた。

久しぶりに一日をゆっくりと過ごした鎌倉は新緑豊で非常に美しい。

庭で洗濯物を干している間もウグイスの歌声が聞こえる。

鎌倉は家事がとても楽しくなる街だと思う。 ふと、ここで子育てをしたり、主婦になったり、老後を過ごしたりしたらとても気持ちがよくて五感が満たされるだろうなと思う。

で、「ああ、でも津波も来るし、放射能も飛んでるし、食べ物も汚染されているし…」と暗くなる。

3.11以前と以降の価値観がぐちゃぐちゃと混ざって、混乱する。

そんな中でも一日、一日を喜びながら暮らして生きたいと思う。

悲観的でいないと、現実を見ていない馬鹿であるって態度は受け入れがたい。

6.14

8年ぶりに日本に帰ってくる事になった。


一日一日を大切に暮らそうと思う。

2012-06-22

すっごく

好きな人がいる。 それだけで、結構人生が上々。
愛の力ってすごい。

仕事

楽しい。

2012-06-14

圧倒的に日本

日本に帰ってきて少々の時間が流れた。
勿論、圧倒されている。

クリシェだと思っていた事が、本当だったと気づく。

例えば日本の住宅事情。
狭いとか高いとか聞いていたけど本当だった。
実家を出た貧乏な若者が健康的な生活を送るのって非常に難しいのだね…。
ってか、若者って部分関係ないか。
若者だろうが、歳取ってようが、
貧乏人には辛いですねって話しですわね!

あー、なんか圧倒的!

2012-06-08

引っ越しについて その6

ここはゴミ屋敷だったのかと呆れ続ける、この数日間。 捨てても捨てても、出てくる出てくる、ゴミ、ゴミ、ゴミ! いやー、本当に、ゴミに家賃払ってた感じだわぁ…。 

まだ使えるものは、寄付に回し、これはもう捨ててしまっていいと思う物はじゃんじゃん捨てている。 この小さなアパートに、よくもここまで不必要なものが隠れてたもんだ!

最初は物を手放す事に抵抗があって、かなーり自分を説得しながらやっていた。 でも途中で、作ってもらった額縁や、マウントしてもらったお気に入りの絵画は日本に持って帰ろうと決めてから吹っ切れた。 量としては少しであっても、とても大切で良いと思っている物を所有できるのであれば、他の物は捨ててもかまわないと思えたのだ。 それ以降は、じゃんじゃん仕分けしている。

丁度いいから、CDやDVDにバックアップしていた大昔のデータ(それこそ10年ぐらい前の写真とか)をハードドライブに移行。 昔の自分を見て、マジでびびる。 何、この、変で気色の悪い女。 その衝撃に、思わず自我の芽生え2012。 やっと、私は私がどの程度の人間か分かったかも。 夫にまで冷ややかな大笑いをされたよ。 マジで勘弁だよと、一時間ぐらい自分について落込む。 今の自分も、当時の自分が気づいていなかったように、十分変な女である可能性はある。 さいあくだ! よく皆友達でいてくれるな。 あ、だから友達少ないのか、私、なるほどね! 引っ越しって、傷つくわー。


2012-06-07

三年半で得たもの

引っ越しの合間にうちの一階に入っているカフェに行った。 とても美味しく、自然美に溢れた、お洒落なカフェだ。 そこでコーンフリッターを食べながら、その美味しさに身もだえる。

 私の家は大きな公園の向かいに立っていて、窓からはNZ独特な巨大な植物達が見える。 そして一階には、上にも書いたカフェと、大好きなベトナム料理屋さんが入っている。

 オークランドの中心部までは歩いて2分。

 年期の入った厚い木の床に、漆喰の塗られた白い壁。 システムキッチンやカウンターは厚い木と、鉄で作られている。 室内の温度はいつも心地よくて、天井には大きなファンがついている。 シャワーの水圧も最高に良い。 作り付けのベネチアンブラインドも、厚手のカーテンの色も、とても好みだった。

 私はこの家が大好きだった。 社会人になって得た物の象徴のような場所だった。

 心地よさと安心の象徴のようなこの場所で、恋人と二人ケラケラと笑いながら過ごす事が出来たのは、本当にあっぱれな経験だったと思う。 良かった、本当に良かった。 これまで沢山の家に住んできて、その中には数件結構思い出が残っている。 高校時代の森の中にあった家、大学時代のヴィラ、オークランド時代のこのアパートメント。

 これからも窓からの景色が良くて、心地よくて、面白い場所に建っている場所にいっぱい住めると良いなと心から思う。

 東京でも良い家探すぞー!

2012-06-06

引っ越しについて その5

捨てづらいもの


手帳とか、デザインのネタ帳。
非常に捨てづらい。

でも重量的にはとても重い。

一生自分の身の回りにとどめておける物なのかと考える。

この引っ越しで運んでも次の引っ越しではもう運べないかもしれない。

その際に捨てるんだったら、
今捨てても良いじゃんって気もする。

自分の過去の手帳やネタ帳なんて開く時は引っ越しの時位だし。

でもなんか処理しづらい。

読み始めると、記憶がぐわっと甦り自分の人生の濃度が増す。
過去のディテールが甦る。 自分に出会い直したような気分になる。
なぜなら私はすごく忘れっぽいから。 
メモから位しか、物事を思い出すきっかけがなく、
多分、この手帳やネタ帳を捨てるというのは、
自分の記憶を捨てるのと一緒なのだ。

さすがに捨て魔の私もこれは取っといた方が良い気がしてきた…。
そうだ…、飛行機の手荷物で運ぼう。

取っておこう。

捨てなくちゃ行けない時がきたら捨てよう。
そういう物が少しはあっても良いと思う。

引っ越しについて その4

とりあえず手放すプロセススタート

何よりも先にまず、いらない物を片付ける必要がある。
大雑把に手元に残すもの、手放す物を分け、
次に手放し方を考える。

本の場合は寄付が一番手っ取り早い。
英語の本の場合は、どんな図書館にも持っていける。 なんなら古本屋さんにも売れる。
日本語の本の場合は、私が知っている限り二カ所寄付出来る場所がある。

一つはオークランド市立図書館。
もう一つはオークランド大学図書館。
(オークランド工科大学でも日本語を教えているから、もしかしたらそこでも受け取ってもらえるかも)

まず最初にオークランド市立図書館にがさっと持っていった。

そしたら態度がすごく悪かった。 「受け取っても良いけど、使わないかも。 捨てるかも。」って感じの事を永遠と繰り返し言われる。 英語版ドクメンタの記録本(表紙にはマガジンとタイトル付けされていた)を見て、「これなんかは確実に使わないわ。 捨てる事になるわ。 雑誌だし。」といわれ、「ドクメンタ知らないのかお前は! 司書だろ!! しかもタイトルにマガジンって言葉が含まれてるだけで雑誌じゃねーよ!」と無性に腹が立った。 全く…! 「私は怒るべきではない。 私は怒るべきではない。 私は相手に対して残念だと思うべきなのだ。 相手に対して、残念だと思うべきなのだ!」とマントラのように唱えながら帰宅。

次に残りの美術関連やデザインの日本語の本をオークランド大学図書館に持って行った。

そこでの対応はすごく良くて、気持ち良く本を渡す事が出来た。 しかも本を図書館で使う事になったら私の名前の入ったシールを貼ってくれるらしい。 ありがとう、オークランド大学図書館。 君らには品がある。 

オークランド市立図書館ももうちょっと頑張ろうぜと思いながら、本の片付け終了。

次に服。 

これからも着るだろうって服以外は全部処分。
洗濯、アイロンがけをしてから、
ブランド品はブランド品専門の古着屋に、
その他の日常使いの服や靴は
全部Auckland City Missionというホームレスの支援活動をしている組織に寄付してきた。 

私はだらだらと日常を過ごし、本当はもっと行うべきだった社会貢献をほとんどせず過ごしてきてしまったので、こうやって小さな規模ではあるけど何か出来てよかった。

って事で、だんだんと荷物は減ってきている。

つづく…

引っ越しについて その3

前の記事にも書いた通り、いらない物を捨てまくった後は、以下の三つのカテゴリに荷物を分けなくてはいけない。

A. 夫が引き続き使うもの
B. 夫の実家に預かってもらう荷物
C. 日本に持っていくもの(60kg以下)

まずAの夫が引き続き使うもの。
  • 調理道具及び調味料
  • 食器
  • ダイニングテーブルと椅子
  • ベッド及び寝具
  • 本棚やらデスク(元々夫の物)

次にBの夫の実家に預かってもらうもの。 これは別れるかもしれないという事もふまえなくてはいけない。 もし相手に廃棄してもらう事になった際に迷惑はあまりかけたくないのであんまりそんなに沢山は残せない。
  • ドライヤーやヘアアイロンなどこっちの電圧でしか使えない、そして夫は使わない電気系小物
  • 大切な重たい本
  • ハイヒールやヒールのあるブーツ(こっちではいつも履いているけど、日本では地震が恐いから履かないと思うので)

次のD、日本に持ち帰るもの
  • コンピューター関連
  • 飛行機で読む為の本
  • アクセサリー
  • コンタクトレンズやら化粧品やら

日本に持ち帰る物は、基本的にここから数年感以内で消えていく消耗品である。 
これが数年後の自分への優しさだ。 次の自分の引っ越しが困らないように、今出来るだけ捨てる!


つづく…

引っ越しについて その2


今回私がNZ、日本間で持ち運べる荷物は60kgだ。
飛行機で預けられる荷物が40kg、持ち込める荷物が20kgとなっている。


今回はNZから一度撤退なので、60kgに収まらなかった物は一部をのぞき廃棄となる。


こういう時は、考え方の切り替えが必要になる。
捨てる物を選ぶというよりかは、
持っていく物を選ぶという態度でいた方が、精神的ダメージが少ない。

また無邪気に60kg分の荷物を日本に持ってかると、次の引っ越しが確実に辛くなる。

大抵エコノミーの場合、飛行機で持ち運べる荷物は30kg位だ。

今回はたまたま格安のビジネスクラスのチケットが取れたから、その倍の荷物が持っていける事になっているだけで、次もこうだとは限らない。 日本に住んでいる間にも荷物は増えるのだろうから、はじめっからそんなに荷物を持って行ったら、次の海外引っ越しが辛くなるだけだ。 ここで欲張ると後で痛い目にあう。

要するにこのゲームは、物を極力減らせるだけ減らせたら勝ちというルールの上に成り立っている。


私の持ち運ぶ荷物で重たい物は、
1.本
2.靴
3.ジャケット
って感じ。 

なのでこの3つを集中的に捨てる事からゲームは始まる。
今回は機内で読む本数冊以外は全て寄付及び廃棄する事にした。

本なんてだらだらいつまでも持っていても仕方がない。
靴やいらない服もジャンジャンと捨てている。

そしてその次に3つのタイプに分類する。

A. 夫が引き続き使うもの
B. 夫の実家に預かってもらう荷物
C. 日本に持っていくもの(60kg以下)

つづく…

引っ越しについて その1

いつか引っ越すんだから、荷物だけは増やさないようにと気をつけながら暮らしてきた。

それでも3年半も同じ街に住むと結構溜まる。

今、そのあまりにも理性的じゃない荷物に立ち向かっている最中。
うんざりよ!

子供の頃の私は典型的な物が捨てられない人だった。
本当にグロテスクなほどごちゃごちゃちまちました物を持っていた。
今思うとそのアニマルな空間や金銭の使い方に
罪悪感で胸が押しつぶされんばかりである。
なにかに呪われていたとしか思えない。
それがもったいないお化けなのか、貧乏神なのか、
キャピタリズムなのか分からないけど、
絶対私は何かに取り付かれていた。

さすがに何回も引っ越しをして、物への執着とか依存、愛着は抜けてきたと思う。
そして自分が物を作り売るようになってから、かなり呪いはとけてきた。
物が作られて売られるからくりみたいなのをよく見ると
物への信仰みたいなのは消えていく。

なので、以前と比べると圧倒的に物は少ない。
それでもやっぱり自分では運べない程度にある。

夢が叶えば今後も繰り返される事になる、引っ越し。
忘れない為にもその記録をしておこうと思う。

全てを好きになるのは不可能

そんな単純な事を、近い対象な程忘れてしまう。 

全てを好きになるのは不可能だし、不自然。

日本関連のニュースや、日本文化、言い回し、考え方、
その中には勿論好きになれない事柄が沢山ある。

そういうものに出会う度に、
「あぁぁ、無理だ…! 無理だ! 嫌だ! 日本住めない!」とパニックになる。

イギリスにもニュージーランドにも、私には許容出来ないから、
意識的にだったり、無意識でだったり、選択して無視している事柄は沢山ある。

同じ事を日本にいるときもすれば良いのだ。
同じ事を、トレーニングして、出来るようになれば良いのだ。

海外にいる時に簡単に出来る事が、日本に帰ると出来なくなるってのは甘えだと思う。


誰も私に「全てを好きになって、全てを受け入れて、全てを喜べ!」なんて頼んではいないのだ。


全てを好きになるのは不可能。


そのことを理解出来ないで、日本に対して変な拒絶反応をもったり、甘ったれた子供みたいな文句を自分が言い出したら、きちんと対応しなくてはいけないな。


2012-06-01

私、頑張った

今日でこのお仕事は最後。 退社、退社。

はぁー! 私、頑張った。

清々しい。

自分自身をギュッとハグして、「頑張ったな!」と言いたいよー!

2012-05-29

勝手に決めてくれるな

同僚にすごく決めつけてくる人がいる。 嫌だなーと思う。
特に私のプライバシーに関して勝手に決めつけて判断してくるところが嫌だ。

先日は「遠距離恋愛なんて絶対上手くいかないよ。 相手が可哀想。」とまで言われた。 とんだ決めつけ。 「遠距離恋愛どころか、ウルトラ近距離の人間とも長期的な関係が築けないお前にとやかく言われるいわれはない」と思いながら「まぁやってみないと分からないから」と答えた。

その同僚とは民族も育ってきた国も年齢も性別もセクシュアリティーも違う。
もーこっちからしたら、相手が何してても倫理的におかしくない限りは判断しない位の距離感だ。 でも相手からすると、まだまだ判断出来る範囲内って気分なんだろうなぁ。 どんだけ君の判断基準は君の中でユニバーサルな設定なんだ。

これまで好きじゃなかった人達には、かなりドメドメなローカルルールを伝家の宝刀かのごとく振り回す奴らが多い。 勝手に相手の世界観の中には、「オラが国のルール内にアンナ収まっているし、アンナもそのルールで動こうとしている」と設定されているのだ。 そして私には私の独自の判断基準があり、その判断基準をあえて君には使っていないという、この譲歩にすらきっと気がついていないのだ!! くっはー! だいきらいだ! そういうやつ!!

この「黙れ、どっかの村の若大将が!」って感じの怒りは、ずーっと東京で育って、日本人の同性の同世代の奴らばっかしと、日本語使ってつるんできた、ちょっと頭の良い自称ご意見番にも向かう。 「君の見てる世界の中には、すっごく残念だけど私の見ている世界は入ってないよ」と思いながらも、目の前のご意見番に訳の分からんローカルルールで判断される時の空しさよ。 はぁ…。 どんだけ、つまんないんだ、お前ら…。

それにしても…、恋人との遠距離恋愛が上手くいくかいかないかなんて、自分の人生が充足するか否かの前ではかなりマイナーな話しだ。 別れる事になっても、その時は「別れた方が自分達の人生は満ちるな」と思った時に別れてるんだから、今よりいいコンディションな訳でしょ? だったら良いじゃん。 何がそんなに問題なの…? なにがそんなに問題なんだよ!


どくどく





東日本大震災の後、ニュージーランドに通常より多い数の日本人が移住して来たように思う。 私が直接会った人もいれば、話で聞いた人の場合もある。

簡単じゃない決断だ。
命を守る事を最優先させた彼らの事をすごく、すごく尊敬する。

そんななか、私は日本に帰ろうとしている。

この選択を後悔するような日がくるのだろうかと思うと怖くて悲しくなる。
私は馬鹿なのだろうか。

今のような考え方だと、例えどんな小さな事でも自分にダメージがおこれば、
日本に帰った事を後悔しそうな自分がいる。
こわい。