2007-01-29

日本美術の歴史



★★★★★

日本美術の歴史
辻惟雄
東京大学出版会




食べ物の記事をSNSに書き込むとコメントが沢山沢山つく。 
本の話しを書くと、スルーされる。
やっぱり三大欲求系の話しって強いですよね。

でも良い本を読むと、是非周りの人にもその経験をと思うのが人情です。
私はくじけないわ! ずっと良い本の広告を続けてみせる。

それにしても、今回の本は完璧に★五つです。 あらゆる面で高得点。 
ご立派としか言いようが無い本でございます。 さすがです。 

皆様、とりあえず読みましょう。 

一家に一冊。 毎日寝る前に一章づつ。 恋人同士で朗読し合うも良し、一人で読むも良し、子供に読み聞かせるも良し。 まさに語りかけるための本です。 これで辻先生の疑似授業だ。 私は絶対今度人の家に泊まる時には、友人の耳元で白鳳時代の章を読み上げてやる! だから誰か、私に縄文時代の章を読んでおくれ。

辻先生の授業を受けた事がある人は分かると思うけど、彼の美しいsense of humorが溢れかえった一冊で、単純にむふふと笑ってしまいます。 情熱が無ければそんな言い回し想像もしないだろうという、愛のこもった独特の言葉を使う先生です。 私は先生の授業中、何億回もうとうととし、そして数秒後には必ず「え? 今なんて言った??」とびびって目を覚ましました。* 今日も電車の中で読みながら、何回も目を見開いてしまいました。 本当に、日本語に触れるという意味だけでも読む価値がある。 

表紙は多摩美繋がりで横尾忠則作。 図版も素晴らしい。 是非! ご家庭に一冊。 







*そもそも寝るなよって話しなんだけど、声が美しくて、いつもきれいなスライドが三枚観音開きで光っていて、すぅっと涅槃の境地になってしまっていた。

2007-01-28

構造主義と六本木

構造主義と六本木については、村上春樹に聞いてはいけないそうです。
私は彼がそう書き綴った文章をこの目で見た。


私は今日昔からの友達Sと、わざわざ日曜日の昼下がりに目的もなく六本木で待ち合わせをしてデートをしてきた。 なぜか微妙に六本木に詳しい友人S。 最初からこの街に関してはギブアップしている私はただただついてまわるだけ。 私を本屋へ誘い、ちらりと自分の誕生日が数日前に過ぎ去った事を示し、私が飽きない程度の会話の内容を常に持ち出し、しかもお洒落で、とても可愛い。 課題はぎりぎりまで終わらないけれども、「私、そういう生き方から1抜けるからぁ」とさらっと言放つその男前な心意気。 良い、女ですね。


そんな良い女が突然、「私、ロラン・バルドを読んだの」と言ってきた。 おお、おお、そうなのかそうなのかと聞いているうちに、どうも記号論についての勉強がしてみたいと言い始めた。 六本木で、記号学宣言。 頑張れ! 面白いなあと思いながら聞いていて、ちょっと幸せだった。 友達が何かに興味を持っていて、自分にそれを話してくれた時とかって嬉しくなる。 


六本木で彼女と象徴交換!

Breaking ground






ずっと読みたかった本、ブレイキング・グラウンドを今読んでいます。


建築家、ダニエル リベスキンドが、いかにワールドトレードセンター跡地再開発の為のコンペに勝ち進んでいったかを、彼の思想、経験、歴史と共に書いている本です。


ユダヤ博物館についてのドキュメンタリーを見た時に、私は雷にうたれたような経験をし、それ以降、色々な意味で気になる建築家です。 まさに狂気と神秘が紙一重な感じがやばくて気になる。


通常否定されるような生々しい発言がてんこもりで盛りだくさんなので、生々しいのが苦手な私は一ページ読むごとに、力が吸い取られていきます。 感心しつつも、やられる。 確実に。 通常の甘っちょろい倫理観を持っている人(まさに私)は、マジでなにがなんだか分からなくなってくる。


本当に、なんかそれってどうなのよって気分になるのよ。 勿論、トレードセンターの再開発について、誰だってクリティカルな気分になるというのは当然で、誰もどんな答えに対しても心底すっきりする事はないんだと思う。 そして出来てしまえば、なんか変に納得してしまうのだろうとも思う。 その納得が良い方向で行われるか、それともシニカルなものになるかの仮説をたてる事しか今はできない。


それにしてもあまりにも倫理が問われる問題故に、いつもはそんなことばっかり考えている私ですら、「いっそ、ドライに行こう。」ってなってしまう。 しかもとんでもなく政治的。 新たな悲劇の一ページって感じがしてしまう。


同世代の人間として読んでおいた方が良い本とも言えるけど、とりあえず、よっぽどこの本の作者と気持ちが重なり合わない限り爽やかな面は限りなく少ないです。 私にはこの建築家が、猛烈に変な人に思える!!!! 文章が一行終わるごとに、違う意味でほっとしてしまう本です。 難しい仕事を彼も請け負ってしまったのだと思う。 


そんなこんなで読んでいてずっと頭が痛くて、夜呑みにいった時も一瞬たりとも集中が出来ず、意識がずっと朦朧としてしまいました。 


この本を読んで一体何を思えば良いのかすら分からない。 

2007-01-25

Kiaora

友人たちと、東京国立博物館で行われている、 ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ名品展マーオリ-楽園の神々-を見てきました。 

私の過去の記事にも出てきた事のある、うるわしの博物館テ・パパ*にて去年東博展があり、今回はその交換としてこちら側で開催したそうです。 私はテ・パパでたまに授業があり、たまたま照明の為の見学に行った日に搬出が行われていて、送られていく作品たちに手を振ったものです。 そして東京で出会う。 いやー、なんだか素晴らしい。 

今回は展覧会に行くのにこんなに最適な人はいないという組み合わせで行きました。 京女Mと葛飾キングOは、多摩美にいた時に取っていた授業もある程度被っていたので知識も共有し合っているし、どこか底抜けしている感のある人たちで、非常に良いです。 

まず、マーオリの方々(政府に選ばれた能力の高いパフォーマーらしい)がやって下さったハカ*を見ました。 私が大学の必修でやらなくてはいけなかった棒を使った威嚇の踊りやらなんやらを、友人たちがその目で見てくれた事が嬉しい。 あと観客が沢山来ていてくれていて、我が事のごとく嬉しかった。  最前列にいた私は(いつでもどこでも最前列に座るという態度が私たちです)様々な要所で誘われ、ホンギ*をしたり、ポイ*を踊らさせられたりしました。 若干心の準備が無かったので戸惑ったものの、こなしたさ。 えへへ。 葛飾キングは、男子だと言う事でハカをチャレンジさせられていました。 しかも発表会付きで。 舞台の上で練習させられた男ども数人が今度は一人で威嚇の表情と雄叫び込みで、日本でいうところのしこを踏む事になったのです。 私は正直、無理だと思ったね。 かわいそうだとすら思った。 だって、下町キング、

2007-01-24

idea アイデア


idea 307 2004.11

韓国のグラフィックデザイン




注文していたバックナンバーが届いた。 開いたら、幸せになった。 


韓国旅行から帰ってきてから、露骨に韓国韓国言っていて、申し訳ない。 でも、本当に、学ぶ事が沢山ある地域なのよ。 


ideaはいつも良い雑誌だなと思っているけれども、この号を読んで、結構深い尊敬の気持ちを持ち直したわ。 


2007-01-23

いちご

うふふと酔っぱらってしまって、結局橋本滞在二日目になってしまった。 

駅の周りにはたくさんの多摩美っ子たち。

私はスーパーアルプスで発泡酒「円熟」とイチゴを買い、友人の家に帰りました。

友人は、呑み潰れて、床に倒れています。

こんな時間を大学一年生のときには想像すらしていなかった。 あの頃は、二人でじんわり呑むよりも、パーティーに行って色々な人に会いたかった。 変わるものですね。


友人が床に倒れているので、自分が大昔に書いたブログを読んでいました。 笑った。 大いに笑った。 こんなに面白いものって滅多にないってぐらいに面白かったね! いちいち其の時々は本気で思って書いているのにも関わらず、笑いにしか昇華されない私のライフ。 本人が笑って差し上げるのが一番だ。 私、もっとシリアスで、ダークで、ディープな人だと思ってたのに、客観的にみたらただの変な人じゃん! 思わず「私、文才あるかも」と呟いたら、ゾンビのように友人が床から華麗なる腹筋で立ち上がり「おい!」と突っ込んできた。 「あんた、たまに日本語おかしいのに、どの口がそれを言う」と言われました。 確かに。 

じゃあ、私の良い所ってなんなのよと聞いてみたら、ゲロの表現だと言われた。 私は確かに人間が嘔吐をする瞬間へのある種の好奇心は持ち合わせていると思う。 と言うよりも、十代の頃、私の周りの人間は本当によく吐いた。 で、そのことを思い出話として話すとき、私の才能は開花するらしい。 どんなんだよ!



追記
その友人のブログを見たら、私のおっぱいが褒められていた。 あら、やだ、いいところ、ゲロの表現以外にもあるんじゃない。 でもそれってどんなんだよ!!!!

2007-01-21

In Your Honour

 Foo Fightersを聞きながら、色々と考えていました。
人生観が違うよなあとか、歌詞に出てくるような単語を使い始めたらつらいんだろうなあって思ったり、なんかごにゃごにゃと。

例えば世界の末端に行くと、まだNirvanaとかの影響力はとんでもないものなのではないかと思う。 無垢である事だけを証明し続ける為だけに、朝夢から目を覚まし、街を闊歩し、人と会話する、化物が世の中には結構いるんである。 それだけで十分世の中の人を呪ってくれているのに、なおかつそういう人たちは自分がいかにvulnerableかを示してきたりもする。 無垢である事をアピールしまくる人間がしかもvulnerableってなんか変じゃない? 無垢であるとアピールできるほどに、恥知らずで、ナルシズムを隠さない図太い神経が一体どうして傷つきやすいのと、私には全く理解できない。 意味が分からん。

でもここで意味が分からんと言ってしまうと、なんだか負けな気がするから私はfoo fightersを聞きながら考えた。 考えれば考えるほど、無垢な人の業を感じてしまう。 大変なんだ。 神経太くしていないと守れない無垢さ、そしてそれ故に傷つく神経、そして自分が傷つきやすいという錯覚の登場。 多分そんな感じなんだろう。 大変だ。 抜け出しようがないし、多分、本当に大変だ。

大人帝国

結構いろんな人に良い映画だと推薦されていた「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」を見た。 

私にはあまりぴんとこなかった。 人生経験が少ないからなのかしら…? あんまり意味すらよく分からなかった。 

人が褒めている映画とかを見て、よく分からない時ってなんか切ないわよね。 1人で喜びが享受できなかった感じがするし。

スチームボーイと同じで、なーんか、なんか、つまらなかった。

みんなそんなに一時代に対してノスタルジーを持ってるの?

2007-01-20

이상한 말

「카마쿠라에는 2마리, 코가 긴 토끼가 살고 있습니다.
둘이서, 이따금 당신의 일을 이야기합니다.

그런데, 슥콜 언니는 안녕하십니까?

아마, 당신의 이름을 내는 오인하고 쓰고 있는군요. 허락해 주세요.

아마, 많은 사람은, 이 일기는 단순한 잘못해라고 생각하겠지요.그것이 포인트입니다.

사랑은 적막하게 말해져야 하는 것입니다.

전람회, 노력해 주세요. 응원하고 있습니다.

매우 응원하고 있습니다. 당신을 좋아하기 때문에.

한국은 엉덩이의 구멍이 어는 정도로 추울 것입니다.
도 거적 와에 껴입어 노력해 주세요.

그러면, 또.
사랑하고 있습니다.

안나」


라고 쓰고 메세지를 보내면,

「너무 웃어서 배꼽이 빠지는 줄 알았어요. 최고의 응원입니다. 가끔 안나는 천재가 아닐까라는 생각을 하는데 어쩌면 진짜 그럴지도 모릅니다. 적어도 사람을 기쁘게 하는 점에 있어서는 틀림없습니다.」라고 말해졌다.



나는 모르지만, 반드시 매우 이상한 한국어겠지.


네에에. 그렇지만 웃어 줄 수 있었다면, 그것으로 좋은거야. 나는 그래서 행복. 


아이디어상이겠지?

2007-01-19

とくじんとくじんとくじん

吉岡徳仁の大ファンの私としては、この横長ウェブサイトは本当に大ヒットです。 
ウェブサイトは横長が良い。

徳仁ラブ! 


みんな、見て、喜んで、携帯を変えよう!
http://www.au.kddi.com/au_design_project/seihin/mediaskin/

2007-01-18

코가 긴 토끼와 최근 놀고 있습니다

 そろそろ強迫めいたメールが友人たちから届くようになって参りました。 どこにいるんだ、何しているんだ、生きているのか系の質問をされると、弱ってしまいます。 私はメールの返事を書くのが苦手です。 ましてや、日本の生活が楽しすぎて帰国予定日をのばしにのばしてしまったので余計になんだか返事が書きにくい。 なんだか、言いにくい。

 勇気を出してmacの前に座ったものの、すぐgoogleで鼻兎を検索してしまったよ。 そして自分のブログの投稿をクリックしてしまった。


 さて、鼻兎に似ていると言われる事がたまにある私ですが、私の友人はもっともっともっともっと似ています。 ほとんど同じ成分で出来ているじゃないかというぐらいに似ているんです。 昨晩、地元のバーで呑んでいる時に、途中から自分は鼻兎と一緒にいるんじゃないかという幻想から逃れる事が出来なかったぐらいなのです。 多分、私の友達が酔っぱらい始めて、良い気分になり始めて、眼鏡を取り始めた瞬間から彼は鼻兎!! 本当に、鼻兎。 




 私の顔とその子の顔は全く似ていない(と思う)んだけど、二人とも鼻兎なのだよな。 不思議だ。 意外と普遍的な造形なのかしらね。 雄雌そろったぞ。 次は何だ?


 とりあえず鼻兎が2匹鎌倉にいます。 私は結構イライラしている時に鼻兎っぽい顔になりますが、彼は多分気持ちがふわふわしている時に鼻兎になります。 あなたの場合はいかがでしょうか? 

2007-01-17

鎌倉

 友人と、奇妙珍妙な熱海旅行に行って参りました。 色々と面白かった。
でも、それがどう面白かったかは、あまり他言しない方が良いと思います。 時に女は人にはとてもじゃないけど言えない内容の旅行をするのです。 内容が聞きたい方はどうぞ直接私に聞いて下さい。 私に直接聞く方法を持たない方はどうぞ勝手に想像して下さい。 全てを書く訳にはいかないのです。 友人の一人は私に「いつも日常でおこっている事をもっと書くべきだよ、絶対うける」と言ってくるのですが、言語道断であります。 書ける訳がありません。 人間としての質を疑われて終わるだけです。


帰り道、一緒に旅行をした人の一人である友人が鎌倉に行きたいと言ってきました。 私も、出来るだけ東海道線沿線から離れ、車内広告が創価学会系オンリーな横須賀線に乗り込みたくて乗り込みたくて頭が割れそうになっていた状況なので、喜んでそのプロポーズを受け取りました。 いざ鎌倉。 早く家に帰って、プレスリーが聞きたかった。


実は数年前実家が鎌倉に引っ越してきた時、私はその貧乏臭い佇まいの駅と、そして不潔でなんだか薄暗い建物の雰囲気に圧倒され、一生なじむ事は無いのだろうと思っておりました。 しかし人間の適応力ってのは恐ろしくも悲しきもので、今では引っ越してきた当初、ゾンビかスルメだとしか思えなかったおぞましい建築物や老人たちを赴きがあって良いとまで評価できるようになっています。 おぞましいお土産物たちも、キッチュな贈呈品用のお菓子も、乱立するうさんくさい静御前と義経のイメージも、近い将来受け入れてしまいそうな予感。 


まあとにかく、友人と私は鎌倉についてまず、友人の妹さんの大学受験用お守りを買いに、古式ゆかしき鶴岡八幡宮に向かいました。 本当は学問の神様の住んでいらっしゃる荏柄天神にいくべきだったのでしょうが、正直そこまでしたくなかった。 荏柄天神様は遠い。 国宝館で浮世絵を見て、最近の私の「物のはめ方」への止まる事無き欲求にしたがい、神社の建物の木材がどうはまっているかを研究し、鳩を眺め、友人とふざけ、ちょっと転び、おみくじを引き、満足でした。


ちなみに、私を疲れさせる事に関しては天才的な友人とおみくじをひいた時、私たちは両者そろって凶を引きました。 そして今回仲の良い友人とひいた時は大吉でした。 やっぱりね。 そうなんだね。 物事は全て偶然で成り立っているんだ! 


そして、遊吟舎にてくつろいだ。 良い所とは聞いていたけれど、実際ここまで素晴らしいところだとは思っていなくて、いやはや驚いた。 夕焼けが見える席に座り、鎌倉の街を見ながら(というよりも屋根を見ながら)、光の移ろいを眺めていた時、本当に心が潤った。 源氏山が女の体みたいに窓の外にどーんっていて、またまた良い。 目の前に座っている友人のことを、ついでに凄く好きになったね。 なんかそういうところってあるじゃん。 夕日ががんがん入ってくる窓の横で砂糖を珈琲に入れる時に、私とその友人以外の地球上の人間は知らないだろうさ、それがどれだけ美しいかってことを。 それだけで、もうみんなバイバイ。 こんにちは、私たちの世界。 


ああ、地元が一番。 鎌倉万歳!

엄청나게 시끄럽고 믿을수 없게 가까운

Extremely Loud & Incredibly Closeという本があります。 一年以上前に読んだ本なので、実はあまり内容を覚えていないんですが、読んだ時に感銘を受けまくったという事だけは覚えています。

日本語訳はまだ出ていないようなのですが、韓国語訳が出たらしいです。 タイトルは「엄청나게 시끄럽고 믿을수 없게 가까운」。 (ハングル文字ってはんぱなく美しいですよね。 美しい! なんか彫刻的。) 


友人が読んだそうです。 嬉しい。 友達が自分の読んだ本を読んでくれるととても嬉しい。 

しかも楽しんだそうです。 やったー!

2007-01-15

くさや

SNSで書く日記は勿論温度が違います。
もっと、もっと、もっと、アホになる。

くさやの記事を投稿したら結構な友人に笑ってもらえたので、ばらいろのひびにものせます。 くさやをこれから食べようと思っている人に気をつけろという心を込めて。







ここ数日ディープな日本を体験してきました。

きのうは、ホール48君と上野トリップをしました。 本当はストリップを見に行こうとしていたんですが、高いからやめて、かわりに腹一杯食べて参りました。 そして美的な面では東京国立博物館の法隆寺館で満たされてきました。 とりあえず会った後に、高架下でラーメン食べながらビールで、幸せでしたよ。 ホール48君はさすが下町キングなだけあり、しょっぱなからレバニラ炒めを食べていました。 ビールうまい! 一昨日から急に呑めるようになったんだけど、取りあえず最高です。 

東京国立博物館にて純粋な私たちは涙涙涙。 猛烈に感動して、(韓流ドラマなんて目じゃない)怪しい人たちに成り下がりました。 二人して胸を押さえ、言葉を発しない若者達って怖いですよね。 

そして、夜は放牧しておいたNZ青年を回収し、また高架下でビールをごくごく飲みながら食べ明かしました。

食べた物は、

馬刺の薫製
クジラの千切り
イノシシの串刺し
モツ煮込み
焼き鳥
つくね
キムチ

そして、

くさや。


くさやがヤバかった。 半端無かった。 とりあえず残すのは忍びないから食べようと無理矢理そしゃくをしたんですけれども、どうしてもどうしても飲み込めず、大人としてやってはいけないことをしました。 そうしたら天罰なのか、手がものすごくくさや臭くなり、そして自分が触ったズボンやらなにやらがどんどんどんどん汚染され、とんでもないことになりました。 帰りに電車で読んだ雑誌すらもがくさや臭くなりました。 食べ物は大切にしましょう。

私はNZの友人と帰ったから仲間がいたのですが、どうなんでしょう、ホール48君は一人であんな臭いで電車にのって、とんでもない目にあいませんでしたでしょうか? 

夜、友人と「とりあえず、自分の布団で寝たらくさや臭くなってたまらんから、親の布団で寝るぞ」と人間として間違えている行動を酔っぱらっているついで取りました。 子供を残して旅行に行ってはいけません。 

そして飛行機で良く寝れる為に恒例のDVDマラソンを行いました。今回はハリーポッター! 友人は酋長が先日我が家に置いていった、「とりあえず、すっごい美味しい」焼酎をラッパ呑みし、私は土佐鶴を飲みながら、良い夜を過ごしました。 くさやはかろうじて口に入れる事ができたのに、焼酎だけは唇がふれるのも嫌な私からすると、美味しい美味しいと喜んでいる彼が理解不能です。 


はあ、食べ物と飲み物の奥は深い。 それをつくづく感じる今日この頃でございます。




追記

親が旅行から帰ってきた後、彼らの部屋はとんでもない事になっていて、それを見た父親に「親の部屋で酒を呑んだ時は証拠を隠せ!!!」とマジで切れられました。 てへへ。

2007-01-13

マラソン

一月も早いものでもう中盤まで差し迫ってきていますね。

今月は月初めにずっとバイトで、それからはこっちに遊びに来ている友人と遊び狂っていました。

バイトは拘束時間的な面から見ると結構しんどい感じのだったんですが、
実務内容は、殆どストレスフリーで結構ラクでした。 
もちろん、1人で全部やれってなったら夜中にうなされ続けて、
胃に穴が軽く空く位の量の仕事なんですけど、いかんせん沢山人がいたので軽く回れました。
やっぱり、消化系の仕事の肝って、人材の数ですよね。
人以上に使い勝手の良い素材はないっていう類いの仕事だったので、余計にそれを感じました。 
いやー、人材って凄いわ。 できることの量が圧倒的に変わるからねー。

いつも1人でうなされ続ける悪夢系の仕事をしているので、らくでらくでらくでらくで、
本当にらくで、ずっとニコニコしっぱなしでした。  幸せだった…。 
家に何も持ち帰らなくて良くて、お昼ご飯も出て、なおかつお金ももらえて、私はものすごく力が充電されました。
バイトが終わった頃には始めた頃より明らかに元気になりましたよ。 いやー、良い仕事だった!
(バイト先で出会った人は私が結構上機嫌の人間だと思ったかもしれないんですが、
いやいや、そんなコトはなく、大学で作業しているときとか、殆ど手負いの熊の状態です。)

そんな感じで満ち満ちた凄い良い気分でいたんだけど、
バイト終わった次の日から結構変わった友達が家に泊まりに来てさ、
一緒に東京観光とかしていて、結構疲れた。 
思っていたよりもずっと楽しかったし、良い時間だったんだけど、でも疲れた!!

彼はなんか変わった人で、良い奴なんだけど、なんか変わった奴で、つかみ所がなくて、
一緒にいて10分目には、それ迄の8日間分×3倍は軽く疲れた。
「嗚呼、こういう男と一緒にいるから、バイトの時とか無性に楽しくなるのかねぇ」と一瞬演歌な気分になる。
ダメだ、ダメだ、ダメだ。 そんなのだけはダメだ。 どんな人生だよ、そんなの!

こっちの方が相手の力を超えてやると、張り切り直して頑張りました。 
だから今ちょっと疲れているけど、これは名誉の疲労です。 

私は彼の奇妙さを飲み込んだと思う。

ついでにいっぱいお酒も呑んだ。 
一年分は呑みました。 今日からは来年分呑みます。 

そんな感じです。 一月っぽいです。 

皆様、どうぞ良い時間をお過ごし下さい。

では、また。

2007-01-09

掃除

 もしかしてここって楽園かもしれないと思う場所ってのは、意外と結構あります。 鶴岡八幡宮には結構そういうスポットがあって、今年のお正月は本当に様々な眼福がありました。 近いうちに、カメラを持ってきちんと写真を撮りにいこうと思います。 


 さて私は今回のお正月、ハードコアに神社で巫女をしていたんですが非常に面白かったです。 良いスタディーになりました。 神道が日本のデザインに与えている影響ってでっかいと考え直したし、そして何よりも自分が与えられていた視覚的な影響のでかさに驚きました。 

 
 このバイトの何が楽しかったってそれは勿論、掃除。 元々白くてピンっときれいな物を、ちょっと使っただけでも洗ったり、清めたり、掃除したりできるこの快感。 掃除は人をトランス状態に導きます。 いやー! 面白かった! 五感に訴えかけてくる職場でした。


 あと、庭がある職場って良いですよね。 ある種最高の労働環境なんじゃないのかな。 こういう植物の多い空間で得られる喜びとかを、一つの小さなプロダクトの中で表現する事は可能なのかと今考えています。 


 


おまけ

 長々と放置していたweb siteをまた活性化させようと思います。

 アドレスは

http://web.mac.com/annapandatiger/


 暇な時に見て下さい。

2007-01-06

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

良い一年になるように、楽しもう!


去年の話しなんだけど、おせち料理を一人で一通り全部作り、家の修理をし、年末は結構ハードでした。 着物も着たし、お客様四名+家族四人をもてなし、一回やってみたかったきちんとした年末ってのをやりました。

大晦日十二時ちょっと前に家の近所の神社に行って、友人と二人しっぽりとした初詣をし、きちんと初日の出を拝み(きれいだった!)その足でバイトに行き、それ以降ずーっと働いています。 自分が作ったおせちは結局少ししか食べられませんでした…。 バイトが終わればきちんとバイト先の人たちと呑むなり、遊ぶなりし、家に帰り、寝るという生活を繰り返しています。 途中で一回朝までの東京横断ドライブなんかをして、ちょっと疲れたりしたけど、でも今の所凄く元気です。 不思議と疲れ知らず。  残す所、もう一ヶ月もない日本での生活を限りなく充実させようと思っております。 

それでは、本年もよろしくお願いいたします。

ぜば!