JR横須賀駅へ向けてのどかな景色が続く。
しかし突然、視界が開けて軍港が。
そこには圧倒的な数の軍艦が浮かぶ。
この切り替わりの瞬間は、
あまりにもシュールリアリズム的だ。
日常がぐにゃりと歪む。
軍艦はあまりにも不気味に美しく、化け物のように見える。
そして駅に着く。
街の景色も周辺都市とまるで違う。
この町に津波が来たらどうなってしまうんだろうか。
沢山の軍艦、潜水艦、空母。
陸揚げされてしまうことはないのだろうか。
海辺に貼られたハザードマップや津波への警告を見ながら悶々とする。
京浜急行の横須賀中央駅はアメ軍の軍人達が沢山いる。
英語で書かれた駅の注意書きのレベルが
「自動改札を飛び越えないでください」
とかなので、おいおい大丈夫かよと心配になる。
駅では軍人さん達が陽気に騒いでいる。
そこに普通の日本人達と、
結構アメリカナイズされた地元のヤンキー達が入り交じっている。
昼過ぎ、男友達とビールをひっかけるために東京駅へ。
私がいつも使っている横須賀線は
皇居や国会議事堂が近くにある東京駅と、
軍港の横須賀を結ぶ為に作られた沿線だ。
東京には指揮官が、横須賀には軍人が控えている。
横須賀駅から東京駅に来ると、奇妙な気持ちになる。
彼に横須賀の話しをすると、
ぴったりの本を持っていると
手元に持っていた本をくれた。
孫崎享さんが書いた「戦後史の正体 1945 - 2012」。
帰り道に読み始めたんだけど、
見事に興味深い。
読み始めたら、やめられない、とまらない。
男友達からしてみたら、
最高にお洒落な丸の内の
カフェで気持ちよく呑むはずの一杯。
残念な事に、一緒にいる女である私は
ひたすら横須賀の軍艦の様子や、
アメ軍の軍人の様子、街中にいる自衛官や海上自衛隊横須賀教育隊の様子なんかを話している。
ちっと悪い事したなって気はする。
他に話したトピックは、チャゲアス。
チャゲアスはヤバい良いと言い合って解散。
邦楽の至宝。
他に話したトピックは、チャゲアス。
チャゲアスはヤバい良いと言い合って解散。
邦楽の至宝。
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