2010-10-26

久々に日本

急な用事があって3日間日本に帰ってきた。
日本に帰れると知った日から、ものすごーーーく楽しみだった。
そして帰ってきてみたらも、ものすごーーーく楽しかった。

赤ちゃんに会ったり、古い友達と遊んだり、とても素敵な週末になった。
こういう週末にぽろっと旅行に行くって好きだ。

久しぶりな友人に会うと、「あんなはこれからどこに住むの? 日本には帰ってくるの?」と聞かれることが多い。 自分でもわからないことだから、「わかんない」としか答えられない。

理想を考えるときりがない。 例えばどんな国からも、簡単に就労ビザがおりるぐらいの実力を持てたらどれだけ素敵だろう。 何カ国か住めたら、そこで仕事ができたら、それは本当に素敵な幸運だよなと思う。 でもそのためにはものすごい能力と技術と行動力がいる。 それは今の私は持ち合わせていない。

また30すぎぐらいには自分の会社を持ちたいなと考えている。 何の会社なのか、どんな商売をするのか、そうやるのか、そういうのを見定めるために20代は使いたい。 そのためには、後何カ所かで働いて、いろんな産業下で就労経験を積みたい。

どう考えても今は修行のとき。 まさにジュニアデザイナー。

もう26歳なので、考えてみるとジュニアで修行ができるのは後数年しかない。 そして何となく今のところはこのジュニアの時期は日本に帰らないだろうと思っている。 

日本で働くのはとても忙しそう。 簡単に数年すぎてしまうだろう。 また日本での就労体験が他の地域でも使えるものかと考えると、特にそうでもないような気がするんだよね。 それに将来自分が日本の中の市場に向けて仕事をしたいとは今のところ思ってないので、大陸圏で若いうちに一度働いてみたい。 

そういうことを考えると、特に今すぐ戻ってきて、日本で働こうっていう気分にはならない。

でも勿論家庭の喜びも人生の非常に大きな側面だし、それが日本にいた方が得られると思ったら、日本に住むことには躊躇ない。 私は家族の為に、生活のために働きたい。 仕事を優先して、家庭の喜びとか、友人達との慈しみ合いとかを失うのは本末転倒じゃん。





夜、友人達と銀座のビストロでコーヒーを飲んでいた。 大好きな瑞穂と大山と。 彼らの顔を見ると幸せになる。 

その日はとてもいい一日だった。 もう一組の友達夫婦の間に生まれた赤ちゃんにみんなで会いにいき、その後はとても素敵なバーでかっこいい男友達とお酒を飲んだ。 そして、落ち着くお店で帰り際にコーヒーを飲んだ。

すごく幸せだと思う、と言ったら、大山が結構本気でうなずいていた。 私が幸せであってほしいと思っている人たちは、みんな恵みの多い幸せな人生をおくれている。 私は、結構涙が出そうなぐらいに、自分に訪れている幸運と恵みを噛み締めていた。 これ以上ってないよ!

定住地がなくても、まだ形になっている物事が手に入っていなくても、味わいや優しさや、恵みが日々にあふれている。 とても幸運だ。

まとまりのない文章になってしまったけど、「これからどこに住むのか」とかって、結構この幸運な感じを心の明かりにして、決めていくことだと思う。 私にとって、ここが一番明るくて、そして暖かいと思える場所にいつかは住みたい。

そんなことを、思っています。

あー、それにしても日本楽しい! 観光でくるにはベストな場所だね。
観光ツアーとかデザインしようかな。 誰か私と一緒に東京観光ツアー、デザインしませんか? 中国とかの若い、プライド高くて、センスがいい人たちを相手に、東京でのグランドなツアー、デザインしたら絶対楽しいよね。

2010-10-07

主夫

私の友達は研究者やデザイナー、建築家など
結構家で仕事ができる人が多い。

結果的に大学をでた今、私の友達はやたらと主夫になっている。

完全なる専業主夫はいないけど、
大抵家で一日に数時間ずつ働いて後は家事をしている。

何故こんなに最近回りの友達は主夫なのか、
悶々と考えてみた。

元々私の父が専業主夫だった。
今では専業ではないが、それでも家事のリーダーシップを取っている。
なので、そういう生活が好きな人とは感覚があう。
多分それが因果の一つ。

そして私は男子校のような環境にずっといたので、
圧倒的に男の子の友達が多い。(残念な位に周りに女の子がいなかった。)
私自身は別にマッチョな男子じゃないので必然的に中性的な男の子と友達になる事が多かった。 多分これも因果の一つ。

また私は、作りが雑なので、かなりのハイメンテナンスが求められる。
インド車のアンバサダーが人間になったらこういう感じだろうという作りだ。
必然的に私は甲斐甲斐しい人と友達になる事が多い。
結果人種性別年齢問わず、私の友達は菩薩系の方々が揃う。
友達勢揃いの時なんて、ほとんど涅槃。 菩薩勢揃いで曼荼羅状態。
彼らが立身出世とかよりも家庭を選ぶのは大変理解できる。
なんか、そういう方向に頭が向いていないのだ。
菩薩だから。

こっちは大学院に行く前に結婚するケースが結構ある。
片方が働き、もう学生をする方を経済的に支える為だ。

私の友達は、カップルで大体一年ずつ交互に学生と労働を繰り返している。
学生側の貰う奨学金と、労働者側のお給料で二人の生活を成り立たせている。
そして家で論文を書いている側が大概の家事をする。
そんな生活を考えてみたらここ4年位交代しながら彼らはしている。

他にも片っぽが外部の建築事務所で働き、もう片っぽは家でその事務所のサポートをしながら家事をしているとか、まあ色々ある。

勿論不景気も手伝っている。 元々そんなに外でビジネスマンになるようなタイプの人達じゃなかったから、「ガッツリ働くより、家庭を守ろう」って方向に行くんだろう。

まあ皆素晴らしい伴侶がいて、家庭があるから、そこでオーケーならいいんじゃんと思って眺めていた。(家庭願望がある奴らが多かったみたいで、友達みんな今伴侶持ち)

で、実際自分も働きはじめて、私の連れ合いも働いていてって生活をしてみて、どっちかが仕事をカットダウンする事の意味がはじめてわかった。 両方ともフルタイムで働いていると、家に帰った後に家事をするだけで時間が取られて、なんか"生活"が無くなるのだ!