2012-09-06

9.6 BBC Woman's Hour

BBCのラジオで毎日、一日一時間 BBC Woman's Hourという番組をやっている。
(この番組のハイライトはPodcastで聞ける。)
ひたすら女性に関するニュースやディベートを放送する番組で
非常に面白いので、毎日聞いている。

歴史から政治、現代の政治、社会問題、芸術
女性に関係する事はなんでもトピックに持ち出す。

女性観が日本と全く違う。
全く、全く違う。

日本で女性っていうと、
「アジア人のヘテロセクシュアルで若い女の子たち」が
ディフォルトのイメージなんだと思う。
そしてピンク色が好きで、
ふわふわしていて、女同士でつるむのが好きで
圧倒的に男性より立場が弱い存在だ。

そこにはムスラムの女性、
ジャマイカ系の女性、
ヨーロッパ系アッパークラスの女性や、
ワーキングクラスの女性は含まれない。

世界中の0歳から死ぬまで人口の半分は女性だし、
そのグループの普遍的な共通性は
日本で「女性って」と思われているキャラクターとは
当たり前だけど全く違う。

日本でポートレイトされる女性像は
とてもとても偏っていると思うし
とりあえず極端に退屈だ。

ポートレイトされている女もつまんないし、
その女性達について話す人達の意見もつまらない。
これはフェミニストについても言える。
多分、見てる女性像がそもそもつまんないから、
批評もつまんなくなるんだよな。

それと比べるとBBCのWoman's Hourは滅茶苦茶面白い。
日本のメディアでこのレベルまで
面白い女性に向けた番組は作れないだろうと思う。

なんなんだろうね、この差は。

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