横須賀に行った。
横須賀は本当に異質な街だ。
まず横須賀線で横須賀駅に着いた時点で、
テレビなどで映される通常の"日本"と様相が大きく異なる。
駅は海の真横にある。
電車が駅のホームに入る。
横には巨大な軍艦。
駅前にバスやタクシーが横付けされているのは
よくみるけれど、軍艦がとまっているのは珍しい。
町中にはエスニック料理屋があふれ、
人々の雰囲気も他の街と違う。
圧倒的にアメリカの軍人が多い。
日本の国土の中でここまで武器と軍人が
目に入る場所はないんじゃないだろうか。
日本人はあの街に一回は行った方が良いと思う。
本当に考えさせられる。
以前の私の職場は広尾だった。
あそこと横須賀は似ている。
住民が「指揮官」か、「前線」かの違いで。
対になる街だ。
日本にいて、一番国際政治を感じる場所だと思う。
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それにしても横須賀線ってすごいなと思う。
横須賀線ってのは東京駅から出発し、川崎、横浜、鎌倉、逗子、横須賀を通る電車。
一時間のあいだに、
川崎工業地帯
シューマイまみれの仮想中国横浜
禅とビキニと大仏の鎌倉
天皇と漁師の逗子/葉山
そして締めとして軍艦と武器とアメリカ軍の横須賀
という一つ一つ強烈に個性の違う街を通ることになる。
とんだ観光列車だ。
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