2008-04-30

地獄に落ちる気がする

 課題が終わらない時、特に全くエンジョイしていない課題が終わらなくて、提出期限が明日の場合。 うっすらと色々嫌な事を思い出す。 

「あーあの人とか、あのときの私の行動から私が絶対に地獄に落ちるって思ってんだろうなあ」

「あの人の見たいような見方で私は色々ジャッジされてんだろうなあ」

「きっとひどい女だと思われている、訂正する気もないからずっとひどいままかぁぁ」

などなど、どうでも良い事が頭をよぎってなんとなくうっすらとした地獄に落ちるような気になってくる。 

そしてたっぷりの虚無感と共に結構うなだれる。 そんな時脳裏でうっすらと、(会田誠の無気力大陸を今計らずとも越えたのでは)と客観視する自分がいる。 課題が終わらないってだけで、無気力大陸的美学に融合できると思っているこの私のナルシズムよ。 

結構懐かしいうなだれ感で、久しくこんな気持ちになってなかったなあと思う。 でも考えてみると結構多くの提出期限前はこんな気分さ。 学ばないなあ。

2008-04-27

森その2

















 森大好きなワイルドな男との旅行だった。 何かにつけて「もっと奥に!」と進むから、写真をとっている私は置いてかれて何回も迷子になった。 「まいごだよおおおお」と叫ぶと「こっちだぞおおお」と叫び返してくれる。 ずんずん進む、彼を突き動かす好奇心は見事なものでした。 










至る所で、「くっくっく、これを置いておいたら、誰か見つけた人が驚くだろう!」とかって言いながら、鳥の羽とココナッツの葉っぱをくっつけた変なオブジェとかを枝の間とかに隠していた。 あんまり驚かないと思うけどなあとおもいつつも、「うわ! なんて良いアイディア!」とかって言っちゃう自分の甘さ。 でも、実際の所甘くてなんぼだと思うんだよね。 はっはっは。



市場

 トンガでのお買い物は市場が中心です。 土曜日に沢山、出店が出てみていて楽しい。






店員さんが寝ているお店が多かったのがおもしろかった。 やっぱ、暑いと眠くなるもんね。 

お墓

 鎌倉という超お墓密集地帯で育ってしまったからか、罰当たりと言われそうだけど私は結構お墓に興味がある。 海外旅行に行った際は、とりあえず一回はお墓を見に行く。 親友がわざわざ韓国のお墓の写真を送ってくれるぐらいに私のお墓への興味は強い。(淑よ、その節はどうもありがとう!) おもしろい お墓を知っていたら紹介して下さい。

 トンガでは意識をしなくても、そこら中がお墓だったので見学したい放題だった。 そしてどこの国にも共通して言える事だけど、やっぱりとても興味深かった。 とっても、とっても派手なのね。

 天気の悪い日に写真をとりにいってしまったので、ちょっと薄暗くて申し訳ないのだけど、実物は原色の嵐で素晴らしい色彩感覚なのよ! 青空の下に、このお墓。 周りはココナッツ。 夜とか、各々のお墓に内蔵されている水色、桃色、黄緑色のフェアリーライトが光って、お墓だけネオン街! 住宅は真っ暗でもお墓はキラキラ。












棺桶の上に海の砂がかけてある。珊瑚とか貝殻でデコレーションされているのもあって綺麗だった。 




 世界は広いなって思う。

ココナッツ

 どこもかしこもココナッツばっかり生えていた。 そして全ての料理になんだかの形でココナッツが関係していて、島中のほとんどの生き物がココナッツを食べて生きていた。 トンガのねずみ取りでは、ピーナッツバターやチーズを使っても駄目でココナッツじゃないとネズミは捕まえられないんだそうだ。 学んだ。

自分の発言がなんでもすぐに伝言ゲームのように伝わり、最終的には全然意図していなかった言葉になって自分に帰ってくる(しかも一周するのに1時間もかからない)事を、トンガ在住の外国人たちは「ココナッツ ワイヤレス ネットワーク」とよんでいた。 そして、ニュージーランドでは簡単に出来る事がこっちでは不自由だから、頭が混乱したりすることを「ココナッツ パニック」。 

何でもかんでもココナッツって頭につけると、妙に意味が分かりやすくなる所に、トンガがほとんどココナッツと同意語である事が分かろう。 そう、私はトンガ(ほとんどココナッツ)に旅行に行ったのだ。




日よけにココナッツ。



街路樹にココナッツ。



畑もココナッツ。



生産物としてのココナッツ。



岩場でもココナッツ。 トンガの主役はココナッツ。

動物

トンガでは動物が普通にうようよ歩いていた。 牛、豚、犬、鶏などがふらふらと散歩している。 

振り返れば豚。 振り向けば牛。 足下に鶏。 すっげーー楽しかった! 

まあ、全部食べ物になっちゃうんだけどね。 トンガの動物にハッピーエンドなんってものは無いそうだ。 あとペットって考え方がないそうで、人間と動物の関係性がかなりドライだった。 

散歩をしている人間の数より、散歩をしている動物の数の方が多い環境下で、人間が動物を触ると動物にアタックされるんだよ。 もうちょっと馴れ合いが発達しても良かったろうにとも思える。 犬とかも絶対触っちゃ駄目なの。 なんかその、食う時まではそっとしておくぜっていう自然観が面白かった。 

後、同じ種類の動物たちがずーっといちゃいちゃしているのも興味深かった。 犬同士とか、日中ひたすら愛し合ってんだよね。 交尾はしてなかったけど、甘噛みしたり波打ち際で追っかけ合ったり舐めあったり、それは豚然りで、トンガの動物たちは生を謳歌していた。 お互いがお互いを慈しみ合っていましたよ。













寝っころがって、愛し合っていて、体が熱くなると海にもぐってって、かなり良い犬生だよな。 



ザブン






トンガの子どもたちは少し曇り気味の日に泳ぐ。 カンカン照りの日は家でぐったりしていたいのだろう。 大人は大抵雨の日と夜泳ぐんだそうだ。 なんとも贅沢な太陽の扱い方なのだと、うらやましい。 私も「日光なんてもうあきた!」って言えるようになりたいよ。

2008-04-25

すぐに

 答えをまとめようとする悪い癖があると思う。 私にもあるし、社会全体にもある。 沢山の意見が出終わる前に、そして比べられる前に一つの答えをジェネレートしようとするのは危険だ。 意見を言う前の息を吸う瞬間は失われてはいけないし、人のそれを邪魔してはいけない。 

 オリンピックやチベットの問題について、どうしてこうももっと素直で、正直な意見を人々が言わないのだろうかとニュースを見ていて白々しくなる。 謎の確信の周りを足並みそろえてぐるぐると回っているように見える。 足並みなんてそろえる必要ないだろう! ってか、意見ってのはそもそもそろう訳が無いだろう。 特に日本の報道は、のっぺりしてしまっていて意味がなく見える。 質とかって考えないのだろうか。 意味のある意見を言う場所が与えられていないのだろうか。 うっすらと寒い。 じゃあ報道機関の本質って何?




とりあえず、きちんとした言葉が言えるような状況を作った方が良いと思う。 (単純な話し、人の生死を告げたりする場所で、こういうインテリアはないでしょう。 デザインからしてとち狂っている。) どうとちくるっているのかってのは、きちんとした意志を発表しようとしている人を見る時にコントラストで見えてくる事があって、この場合はお坊さんの意志が周りの危うさを際出させたと思う。 きちんとした言葉を、意志を聞きたいと人々は思っているはずだし、何よりもメディアの側がそう発信したいと考えるべきだ。 私はこのお坊さんたちはとても偉いと思う。 もっともっと多くの様々な視点と意見と意志が示されるべきだ。

七里ケ浜

group_inouのビデオを見ていたら、地元らしき光景が映っていた。
このビデオの最後ら辺の波とたわむれている所が好き。

ニュース

 テレビのニュースを久しぶりに見た。
テレビを持っていないから、旅行先でぐらいしか見ない。

トンガの私の滞在先で受信できたテレビ局はかなり偏っていて、一本の国営放送と、英語で放送されている中国のテレビ局と、フォックスニュース(!!!)とBBC Worldだった。 どれをとっても救いが無い。 噂では聞いていたけど、中国から放送されている英語のニュースはなかなかにファンキーだった。 が、それよりなにより、本当に、フォックスは噂通り、いや、本当に、なかなかどうしてこれはすごいよってぐらいにすごかった。 (少なくとも私の/そして多くの人のコモンセンスから判断すると)どう考えても言ってる事全部間違えているからね!! すっげえと呆れ返って、パパイヤ食べる手も止まったよ。 酷かった。 心からこんなの世の中に流しちゃいけないと思った。 ココナッツぼけから正気に戻った瞬間だった。 五感に訴えてくる便所の落書きだった。

テレビニュースっていう形式ってどっか狂っていると思う。 もっと違う形で情報を発信できるはずだ。 並べられたヘッドラインを受信する事で世界を知る事ができるなんてとんだ錯覚で、もし少しでもオーディエンスをそう勘違いさせているのならば、それは不健康な事だ。 




音楽聞いて考え直そう。

2008-04-21

来た見た勝った!

トンガ王国に十日間ばかし行って参りました。 素晴らしかった。 とてもとても良い経験をしてきました。
現地で大流行していたデング熱に私が感染しているかは後一周間ぐらい経たないと分からないので、まだちょっとヒヤヒヤだけど、とりあえず、本当に良い旅行だった。 

2008-04-12

世の中

何がおこるかわからなかいから、あまり期待しないようにしている。 
がっかりしたくないからね。 だから、あまり期待を明日に込めないんだ。

例えば、明日から私はトムとトンガ王国に十日間ばかし行って泳ぎまくろうと思っているんだけど、ほら、何がおこるかなんて分からないじゃない? 明日になったら急にいけなくなるとかってのだってあるしさ。 だから信じてないの。 信じちゃったら、私楽しみすぎて飛び跳ねちゃうから!!!!

もしかしたら、もしかしたらね、ファンタスティックにファビュラスで、限りなくホットに明日から私は南の島で親友とずーっといちゃいちゃしながら遊ぶ、かもしれないし、そして、楽しみ、かもしれない、けど、あえて今はクールに振る舞うのだ。 くっふうううん。

連絡とれなくても、気にしないでね。 

2008-04-10

Presentation


 目の前の景色です。 この、暗くて、うさんくさい部屋に私は一週間近く閉じこもり、プロジェクトをやっていました。 この部屋いやだ!

 

今プレゼンの最中です。 私のは終わったから、後方のマックのエリアでひっそりとしています。 本当は、最前列に座り集中して人の話を聞き続けるべきなんだろうけど、無理なのだ…。 私には集中力がない…。


 毎度のことなんだけど、プレゼンの直後は「もーやだ」って気分になる。 カメラもぶれるよ。 ぐったり感を現場から中継させていただきました。 じゃ!

2008-04-01

胸が漉くような視覚



 ただかわいらしいだけかもしれないけど、実際の所秘められた濾過能力の高い作品はとても好きだ。 Jacob Hashimotoの作品とか、静かに革命的で、昨日の痛みや面倒くささや重荷なんかをちょっとだけ軽くしてくれる。 大切だろう、そういう作品は!