2012-08-21

カルチャーショック

「日本に帰ってきてカルチャーショックあった?」とかなり頻繁に聞かれる。

特にNZの友達から、常に聞かれている。

実際のところ私は日本育ちなので、
そんなにカルチャーショックはない。

ショックってほどたいしたことじゃないけど、
でも違和感はあるって程度のことが多い。

1. ゴミまみれ

日本は本当にゴミまみれの国だなと思う。 とても汚い。 

レシートとか、劇場のフライヤーとか、本屋とか、しれっとした顔でゴミを渡してくる。新品の本を買うと、帯だの、表紙の紙だの、本屋の紙だの、中に挟まれている広告だの、それら全部を入れるための袋だの、とりあえずゴミが、がさっとついてくる。 きっと商品代の多くがゴミ代だ。

「ゴミを人に渡すな、馬鹿野郎」と一日に何回もお店の人に対して思う。 

一日外にいたら、確実にゴミまみれになる。 何でもかんでも、箸にも棒にも引っかからないようなくっだらない情報を紙に印刷して渡してくる。 しかもわざわざ袋に入れて。 全部ゴミ。

デザインしてあったり、外見が整っていたら、ゴミじゃないっていう錯覚があるんだろう。

それこそ、敬語であれば礼儀が正しいみたいな錯覚と一緒だ。

とりあえずスーパーとかデパートとかで何か買うと、ぐるぐる巻きにして私にものを渡してくるけど、ゴミ巻いて人に物を渡す神経が私には信じられない。 すごく下品。

エネルギー政策とかよりもゴミ政策考えた方が国のためだと思う。

2. サービスが悪い

上に書いたことと一緒だけど、「行儀よければ、いいサービス」みたいな信仰が強い。

多くの場合行儀の良さとサービスの良さはイコールじゃない。 行儀とサービスは別物だ。

3. 料理のカテゴリーがいちいち小宇宙

例えば「韓国料理」とか「中華」とか「フレンチ」とか、そういうざっくりしたカテゴリーの奥に一つのギャラクシーがある感じ。 恐れ入った。 なにこの奥の深さ。 幅の広さ。 日々ビックバンだね。 すごい、本当に恐れ入った。 しかもいちいちめちゃくちゃ美味しいし。

4. 人が面白い

日本人の会話を世界各国の言語に直してテレビで放送したら、一瞬で大人気になると思う。 一人一人がやけに面白い。 人が多い分、個性に競争とか棲み分けがおこっているとしか思えない。 「なにこの面白い人」と誰に対しても感心してしまう。 典型的な感じの人が一人としていない。 料理のカテゴリー並みに、一人一人が小宇宙。 個性が際立っている。


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