2012-06-29

6.28


仕事が終わる頃は、NZの深夜。

家につく頃にはあっちではみんな寝ちゃうから
職場から駅までの間歩きながら話す。

その時間がすごくいい。

今日はトロンと話した。

彼とは毎日何回も(それこそティーンエージャーみたいに)
テキストメッセージを送りあってるけど
声の持つインパクトって全然違う。

彼の人生相談を聞きながらも
嬉しくって気持ちは上の空。

「ごめん、
大変なのも大切なのもわかるんだけど、
今私トロンの声が聞こえて、
あんまりにも幸せで!
トロン大好きって気持ちしか浮かばない!」
としか言えなかった。

そうしたら相手も
「そうだよね!俺もそう!いますごく幸せ!
心配事の相談なんてもう良いや。」
と返してきた。

なんともプリミティブな会話。

犬が二匹散歩で出会って
尻尾をすっごくふっちゃってる感じ。

それ以上でもそれ以下でもない。

尻尾ふりまくり!

人生、all goodな気分になる。

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その後乗った電車で右隣にいた
すごく綺麗な格好をした
おばちゃんグループの内の1人が
「私の実家は北茨城で放射能とか
原発の影響がすごくて大変。
あちの親戚が心配で。
って切り出していた。

他のマダム達は
「まー大変よねー。姪御さんとか大丈夫なの?」
なんて言ったりしてて。

左隣に立ってたこざっぱりとしたスーツを着たおじさんは
「首都直下型地震 震度七で東京壊滅!一億玉砕!」
って感じの雑誌の記事を熱心に読んでいた。 

ファーック!
何これ、SF?

そうだ、そういや今って震災直前で、
放射能の影響を感じ始めるまでの
執行猶予中なんだよなと急に現実に引きも出された。

2週間日本で働いただけで、
そういう危機感みたいなのが無くなった。

仕事って社会との接点であると同時に
最大の断絶でもある。

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