2012-08-31

8.30 戻す

スーパーに買い物に行った。
父に買った物を家の中に運んでと頼まれた時に、
「わかった、わかった、棚に戻すよ」と答えた。
そしたら「戻すじゃないでしょ」となおされた。

「あれ?じゃあ、棚に直しておく」と言ったら
「買った物を棚に入れる時は、
戻さないし、直さない。 入れるんだ。」とのこと。

私の感覚では、例えば牛乳の場合、

1. 牛乳はスーパーで、冷蔵庫という正しい環境に置かれている。

2. 次に一時的に私の車の中。 ここは牛乳の属する場所ではない。

3. なので家についたら、一時的に不適切な場所に置かれていた牛乳を
正しい環境である我が家の冷蔵庫に戻すのである。

そう、私は牛乳の品質管理者の立場なのだ。
「一時不適切な環境に移された品を、正しい環境に戻す」のが、私っ!

目線が違うのよ。
ワンランク上なのよ。

それを父に演説したいんだけど、
どっか行っちゃったから、ブログに書いている。

2012-08-29

2.29 Facebook

Facebookが嫌いだ。

嫌いだけど、使ってはいる。
でも信用していない。

私が自分を好きじゃないから
Facebookが好きになれないのか。
それともFacebookってどっか嫌味な媒体なのか。

なーんか嫌なんだよな。
灰汁が強すぎる。

それに私が投稿したり、写真アップしたりすればするほどに
経営者達の資産が増えるってのが気色悪い。
アメリカのボンボンの金儲けに
ボランティア参加している気分になる。

この間、Facebook上で自分のタグ付けされた膨大な数の
おぞましい写真を眺めているうちに、
プライバシー設定が気になった。

ほとんどの写真は
よっぽど近い友人たち以外には
見られたくない。

で、設定いじっていたら難しかった。
やっぱり嫌いだFacebook。
心底嫌いだFacebook。
日本の家電メーカーが作ったリモコン並みに全てが謎。

他の人の設定はどうなっているんだろうと思い
適当な人名でサーチをした。
で、見てみてぎょっとしたんだけど、
大抵の人は全く写真に(下手すりゃ投稿にも)
プライバシー設定をかけていない。

友達じゃなくても、見たい放題。

良くない気がする!
なんか危ない感じしないか…?

Facebookって人の無邪気さとか
気の回らなさとかに付け入ったサービスな気がするよ。

なんなんだろう。
この詐欺にかけられている感覚。



2012-08-28

8.28 仙人

友人のKは円形脱毛症や胃腸炎など、私の先を行く男だ。
「そこは未踏だわ…!」ってエリアに果敢に突入して行く。

さっき焼き肉食べようぜと誘ったら
「今はお腹が痛くておかゆしか食べれないから」と断られた。

っちぇーーー!! つまんないのー!!

今からそんな感じだったら、
数年以内に霞しか食べれなくなるよ。

友人界隈で誰よりも先に解脱しそうな男、K。

つまんないのー!
仙人になるのかよー。

2012-08-27

8.27 ホーンテッド

私は夢の中で初恋のゴーストに取り付かれている。

別れて4年経つけど、未だに相手の夢を頻繁に見る。
寝ている間に、相手に話したいことが溢れてたまらなくなる。

相手と、以前のように喜びを共有したくて、
許してほしい、仲直りしたい
前みたいな関係に戻りたいと切に思っている。

だからはっきりと目が覚める直前まで
「目が覚めたら、すぐに相手に連絡をとるんだ」と
寝ぼけながら思っている。

今が幸せであるとかないとかは全く関係なく、
別次元で呪われちゃっているのだ。
一人ホーンテッドマンション状態。

で、目が覚めると呪いもとけるから、
すぐにケロっとして
「私大丈夫か?」と思いながらシャワー浴びておしまい。

それでシャワーを浴びながら、
結構不思議に思うんだよね。
「みんなは大丈夫なのか?」と。

多分、こういうのって私だけじゃないと思うのよ。

人間年をとれば過去の恋人とかの一人や二人はいて、
その中には一生連絡をとらないだろうなって相手がいるじゃない。

この、もう一生あわないんだろうって相手に感じる
喪失感とか焦燥感とか、みんなどう対処しているの?


2012-08-26

8.26 予約を入れる

「レストランに予約を入れたよ」って言葉には不思議なときめきがある。
特に二人っきりで食事に行く時の場合、ぐっとくる。

予約って妙にロマンティックなのね。

誰かと食事に行く際に、
「予約入れてあるから」って言われた場合と、
「さてどこ行こうか?」って聞かれる場合では
その場の色気がなんか変わるもんね。

それに最近私は気がついた。
人生は短い。
でもレストランは多い。
これは中途半端な場所でもそもそ食べずに、
「入ってみたい」と思っていた場所に入るべきだと。

ってことで、一回は行ってみたかった
はん亭にちゃんと予約を入れて行ってみた。





有形文化財に指定されている
はん亭の建築はとても良くて
食事をしている風景がとても粋に見える。

お座敷にいる人間、全員がかっこ良く見える良いお店。
(それってほとんど奇跡だと思う)

天井が比較的高い堂々とした空間で、
低くて小さい机に向かって
身を乗り出して食べる感じになるのが
激しく粋な感じにさせるのだと思う。

初老の夫婦とか、本当に粋に見えた。

日本人が、日本人としてすごくかっこ良く見えるレストランって少ない。
ちんちくりんか高慢ちきに人を見せる内装が多い昨今。
このただかっこ良くなれる内装は良かった。

満足した友人と、
「これから外食をする時はきちんとお店を選んで、
予約を入れて、食事を楽しみに行こう!」と言い合った。

行ってみたいレストランはいっぱいある。
お腹はぺこぺこなのだ!
そして私の予定は真っ白。
予約を入れるぞー!

2012-08-25

8.25 具体

私が日本の戦後美術で好きなグループはハイレッド・センター具体

もの派も好きだけど、自分が入りたいかどうかで考えると、
どう考えてもハイレッド・センターか具体だよ!
だって超楽しいじゃん!

なので国立新美術館でやってる

具体の絶対的センター、田中敦子ことあっちゃんの作品がいっぱいあって超楽しかった!
あとつる子さんの作品もいっぱいあったよ!



この二人の色彩感覚は、本当に見事。
作品が終始、美しい。

人間的で、生命の美しさを讃えていて、
思わず走って駆け寄って
相手をただただ抱きしめたくなる。

例えば関西が日本の首都圏だったら、
こういう美意識や発想が「日本の感覚」とされたのだろうか。
そんな国だったらどうだったんだろうと想像する。
いろいろと違ったんだろうな。


すごくかっこいい。 デジタル版ってところが良い。
こういうのは本当に9割5分ぐらいデジタル版で良いと思う。
紙はアーカイブ用と、販売用で良いんじゃない?
ただで配るのはもうやめた方が良いと思う。



吉原治良さんの、
"発見こそ尊敬に値することと信じているわけです。"
という言葉に胸を熱く、熱くした。

2012-08-24

8.24 嘘つきアーニャの真っ赤な真実


ものすごーーーーく面白い!

結構古い本なんだけど、まったく古びたところがなくて、すごく新鮮でキラキラしている。

大切なことが沢山書いてある。 エッセイとか思い出話とかってジャンルになっているけど、実際はかなり真摯に、ジリジリと心にわき上がる問題に対して、一つの魂がどう向かい合ったかの告白の本だ。 個人の歴史書。

米原さんは1960年頃プラハのソビエト学校に行っていたんだけど、その時の友達との思い出と、その30年後に出会い直した彼らとのエピソードが書かれている。

すごく興味深くて、現代にも、人間が行きている限り未来にも続くであろう問いが沢山出てくる。

その中で一つ面白かったエピソードは、ソビエト学校に来ている様々な国の子たちの愛国心の話しだった。

私も移民国家で多国籍な人達がいる学校と会社にいたんだけど、そこで感じる「愛国心のパターン」を彼女がすごくドライに書いていて、「そーーーなんだよ!」と膝をバンバン叩きながら読んだ。
在プラハ・ソビエト学校には、五十カ国以上もの国の子どもたちが学んでいたのだが、故郷を離れているせいか、どの子供も一人残らずイッパシの愛国者であった。 そして、故郷への愛着は、故郷から離れている時間と距離に比例するようなものであった。 この距離というのは、地理的というよりも政治的、文化的意味合いの方が大きい。 
たとえば、亡命者の子女で、両親の故郷に行ったこともない子どもほど、今現在は両親の政治的立場とは敵対する母国の自慢にひどく力が入るのである。  
(中略) 
それでも、このときのナショナリズム体験は、私に教えてくれた。 異国、異文化、異邦人に接したとき、人は自己を自己たらしめ、他者と隔てるすべてのものを確認しようと躍起になる。 自分に連なる祖先、文化を育んだ自然条件、その他諸々のものに突然親近感を抱く。 それは、食欲や性欲に並ぶような、一種の自己保全本能、自己肯定本能のようなものではないだろうか。  
この愛国心、あるいは愛郷心という不思議な感情は、等しく誰もが心の中に抱いているはずだ、という共通認識のようなものが、ソビエト学校の教師たちにも、生徒たちにもあって、それがたわいもないお国自慢をしても、それを当たり前のこととして受け入れる雰囲気があった。

日本でだと愛国心って信仰のレベルって扱いだ。 ほとんど、「進化論を信じますか?」「聖書を信じますか?」って感じのトピックと同じ扱い。 だから両方が両方を過激に否定し合う。

でも多分、愛国心ってのは、 そんな理性でうんたらって次元の話しではなくて、もっと食欲や性欲に並ぶ感覚のものなのだろう。 否定するものでも肯定するものでもない。 ただ技術と共に上手く取り扱うものである。

「元々あるもんだ」と思えば、コントロールの方法や、上手な対処法を考える気になれる。 それこそ地球上には様々な食事の方法やセックスの技がある。 多分、自分の愛国心の取り扱い方も、それぐらい多様で良いんだ。 それ位に素朴なものな気がする。

それにしても、本当によく、こんなに細かく緻密に言葉を使っていろいろ描写出来るもんだなと感心感心。 これから米原万里さんの本を読みまくるぞ。

2012-08-23

8.23

横須賀に行った。
横須賀は本当に異質な街だ。

まず横須賀線で横須賀駅に着いた時点で、
テレビなどで映される通常の"日本"と様相が大きく異なる。

駅は海の真横にある。
電車が駅のホームに入る。
横には巨大な軍艦。

駅前にバスやタクシーが横付けされているのは
よくみるけれど、軍艦がとまっているのは珍しい。

町中にはエスニック料理屋があふれ、
人々の雰囲気も他の街と違う。

圧倒的にアメリカの軍人が多い。

日本の国土の中でここまで武器と軍人が
目に入る場所はないんじゃないだろうか。

日本人はあの街に一回は行った方が良いと思う。
本当に考えさせられる。

以前の私の職場は広尾だった。
あそこと横須賀は似ている。
住民が「指揮官」か、「前線」かの違いで。
対になる街だ。
日本にいて、一番国際政治を感じる場所だと思う。

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それにしても横須賀線ってすごいなと思う。
横須賀線ってのは東京駅から出発し、川崎、横浜、鎌倉、逗子、横須賀を通る電車。

一時間のあいだに、
川崎工業地帯

シューマイまみれの仮想中国横浜

禅とビキニと大仏の鎌倉

天皇と漁師の逗子/葉山

そして締めとして軍艦と武器とアメリカ軍の横須賀

という一つ一つ強烈に個性の違う街を通ることになる。

とんだ観光列車だ。


8.23

横浜駅のデパートで買い物をしながら
横浜出身の友人のことを思い出していた。
連絡しなきゃなとか、今なにしているのかなとか。

そんなことを思っていたら
目の前でたまたま彼女が買い物をしていた。
約四百万人の人口を抱える街で、
たった一人の友人とばったり出会う確率って
のはどれぐらいのものなのだろうか。

まぁ、驚いていても時間の無駄なので、
お茶をして近況を話し合う。

Facebookいらずな私の人生。
ばったり人と会う運はかなり高い方だと思う。

2012-08-21

カルチャーショック

「日本に帰ってきてカルチャーショックあった?」とかなり頻繁に聞かれる。

特にNZの友達から、常に聞かれている。

実際のところ私は日本育ちなので、
そんなにカルチャーショックはない。

ショックってほどたいしたことじゃないけど、
でも違和感はあるって程度のことが多い。

1. ゴミまみれ

日本は本当にゴミまみれの国だなと思う。 とても汚い。 

レシートとか、劇場のフライヤーとか、本屋とか、しれっとした顔でゴミを渡してくる。新品の本を買うと、帯だの、表紙の紙だの、本屋の紙だの、中に挟まれている広告だの、それら全部を入れるための袋だの、とりあえずゴミが、がさっとついてくる。 きっと商品代の多くがゴミ代だ。

「ゴミを人に渡すな、馬鹿野郎」と一日に何回もお店の人に対して思う。 

一日外にいたら、確実にゴミまみれになる。 何でもかんでも、箸にも棒にも引っかからないようなくっだらない情報を紙に印刷して渡してくる。 しかもわざわざ袋に入れて。 全部ゴミ。

デザインしてあったり、外見が整っていたら、ゴミじゃないっていう錯覚があるんだろう。

それこそ、敬語であれば礼儀が正しいみたいな錯覚と一緒だ。

とりあえずスーパーとかデパートとかで何か買うと、ぐるぐる巻きにして私にものを渡してくるけど、ゴミ巻いて人に物を渡す神経が私には信じられない。 すごく下品。

エネルギー政策とかよりもゴミ政策考えた方が国のためだと思う。

2. サービスが悪い

上に書いたことと一緒だけど、「行儀よければ、いいサービス」みたいな信仰が強い。

多くの場合行儀の良さとサービスの良さはイコールじゃない。 行儀とサービスは別物だ。

3. 料理のカテゴリーがいちいち小宇宙

例えば「韓国料理」とか「中華」とか「フレンチ」とか、そういうざっくりしたカテゴリーの奥に一つのギャラクシーがある感じ。 恐れ入った。 なにこの奥の深さ。 幅の広さ。 日々ビックバンだね。 すごい、本当に恐れ入った。 しかもいちいちめちゃくちゃ美味しいし。

4. 人が面白い

日本人の会話を世界各国の言語に直してテレビで放送したら、一瞬で大人気になると思う。 一人一人がやけに面白い。 人が多い分、個性に競争とか棲み分けがおこっているとしか思えない。 「なにこの面白い人」と誰に対しても感心してしまう。 典型的な感じの人が一人としていない。 料理のカテゴリー並みに、一人一人が小宇宙。 個性が際立っている。


8.21

素晴らしい恋人同士と旅行に行った。

しみじみと、こういう恋人が良いよなと思った。

男の子は女の子にめろめろで、女の子は男の子を常にめろめろにさせてて
そして二人とも本当に社交的で面白い。

私はこういう恋人同士が好きだ!
とても幸せな気分にしてもらえた。

そして私も「この人たちはユニットで面白いな」と
思われる社交的なカップルになりたいし、
カップルが、私と遊んでいてもストレスにならないような
さらっと遊べる個人でいようとも思った。

これまで友達の恋人を通じて沢山友達が増えたし、
新しいものの見方を知ったし
(友達の恋人って大抵新鮮な人が多い)
良い恋人をつくるって、
友達同士でお互いに出来る最高のコントリビューションだと思う。


2012-08-20

8.20

サイトのURLをいじっていたら
うっかりいろいろと間違え
サイトのどこにもアクセスできない状況に陥った。
久しぶりにひやっとした。
googleしまくっていたら、
同じような状況に陥った人のサイトをみつけ、
そこにのっていた解決法で復旧することができた。

なんて役に立つんだ、インターネット…!

私ももっと役に立つ内容を書いた方が良い気がしてきた。

2012-08-17

8.17

久しぶりに新宿に。

その後友人と新宿駅の話をしていたら、
「俺新宿駅の出口の数を数えたことがある」
と言われてちょっと盛り上がった。
200個以上、出口があるそうです。

交通公共機関とか、都市計画の勉強をしていたら
面白いエリアなんだろうなと思う。

ただなんか好きになれないんだよな。

8.16

私もビーチボーイズのコンサートに行きたかった。 

友達が行ったんだけど、
別に誘ってくれとは言わないけど、
「あるらしいよ」ぐらい言ってくれてもいいじゃんね。 
そしたら、一人でだって行ったよ。

でもこの「誘っている訳じゃないけど、教えてはあげる」って高度な技だよね。
開き直って「自分は××と行くから、一緒には行けないけど、こういうのあるよ」って言うのが一番さわやかなのかな。

しょうがないから一人で自室で
ビーチボーイズ祭りをしている。


定番だけど、Wouldn't it be niceが一番好きだな。

この歌には友達と酔っぱらいながらベッドの上とかで聞きながら、
声だして歌ったりとか、楽しい思いでがいっぱいある。

歌詞がとりあえず最強。
良い意味で、恋愛はこれぐらいあっけらかんと、
おおらかでとぼけた感じにおさめておきたい気がする。
これ以上だとマニアっぽくなりすぎる。

好きな人と寝るときは、
こういう歌が頭の中で何歳になっても流れていると良いなぁ。

もっと歳をとったら素敵だろうな。そうすりゃこんなに待たなくて済むよ。一緒に暮らせたら素敵だろうな。2人だけのものだよと言える世界でね。

うんとうんと素晴しいだろうなぁ。おやすみと言った後も2人で一緒にいられるなんて。

素敵だろうな。目をさましたら朝になっていて2人の新しい1日が始まる。1日をまるまる一緒に過ごした後も夜通し2人ぴったり寄り添ってるんだ。

2人一緒に幸せな時を過ごす。ひとつひとつのキスが永遠に続くんだ。素敵だろうな。2人で一生懸命になって考えたりお願いしたり望みをたくしたりお祈りしたりすれば実現するかも知れないよ。そうすりゃ2人にできないことは何ひとつとしてない。僕ら結婚してしあわせになるんだ。たまらなく素敵じゃないか。

こんなことを喋れば喋るほど今すぐそうしたくてたまらなくなっちゃうね。でもどんどん喋ろう。素敵だろうな。おやすみベイビーぐっすり眠るんだよ。

2012-08-15

8.15

私の他の知り合いや友達とは、
全く意見や話し方が違う友人と会った。

彼自身にはすごく慣れているんだけど
でもやっぱり新鮮だった。

あまりにも他の人と違うから。

渋かった。

-

買ったっきり、ほったらかしだった
小沢健二のボックスセットをあけた。

聞いたら、本当によくて…、
陳腐な言い方だけど泣きたくなった。

多分、不安定で、自信がなくて、恐がりで、
ただひたすら頓珍漢だった思春期の自分を思い出すからだろう。
その頃に彼の音楽をどっぷりと聞いていた。

もうさすがにそんなに怖くないし、
情緒も若干は安定したから
そんなに小沢健二は必要ないんだけど、
それでもやっぱり彼の音楽って素晴らしい。

2012-08-14

8.14

淑のブログにくるりの
「グッドモーニング」のことが書いてあったから、
久しぶりに聞いてみた。

むやみやたらに切なくて、
聞いてられなかった。
こんな切なさ抱えて生きていけないよ!

なんとも、もののあはれ。
よくこんな切なさ抱えられるな、淑。

東アジア人が抱えられる切なさは、
間違えなく地球上で有数の許容量だと思う。

いつの日か私も切なさを飼いならせる
立派な東アジア人になれるだろうか。

話はずれるけど、その音楽が聞けるか聞けないかって、
その情緒を持っているか否かにすごくよると思う。

(特に自分が否定したことがある情緒をコアヴァリューとして歌い上げられると、
身の毛がよだつ思いをすることになる。)

私は自分が持ったことがない(もしくは気づいていなかった)
情緒をうたい上げた音楽に出会うと感動する。

こんな気持ちの持ち方があったかと。

歌詞ってよりかはメロディーから。
(歌詞はよっぽどの場合以外二の次であるべきな気がする)

すごく人生を豊かにしてくれる。

2012-08-13

8.13

友人の撮った自分の写真を見たら
自分がジャバザハット的デブだったので驚いた。

げー!!!!何この悪役感。

わ、私、人体改造する…。

「見事だね、ごっちゃんです!」って圧倒的レベルまで肥えるか、
「ぽっちゃりね」って程度まで痩せるかしないと
「うわっ、ただの不健康そうな肥満女性…!しかもなんか悪役っぽい!」
って感じなんだよ。

くっそー、どっちかに転ばないとヤバいぞ!

C-3POレベルの体(細くて長くてつるつるしていて、金色)に
なれるとは思わない。
(彼はナイスボディーだ。あとチューバッカも美しい体型だと思う。)

でもせめて、も少しコンパクトで、
まとまりがあって、
ジャバザハットより凹凸とかが少ない
イーウォック及び、R2-D2レベルに収まりたい。

2012年、夏。 私はジャバザハットからイーウォックになる。


2012-08-12

この空の花

「この空の花」を見た。



1.題材が題材なので、人道的な意味で、出てくるファクトに涙が出る。

2.力強いストーリーテーリング。 映画に出てくる題材の意味をあんなに力強く見る側に伝えるってのは圧巻。

3.街が空爆される前に、アメリカ軍は「爆弾を落とすぞ」っていう紙を市民にばらまいていた。 なんで市民は逃げなかったのか。 空爆よりそれから逃げたって隣近所からつるし上げにあうのが怖かったのか。 嘘でも誠でも、命に関わるほどのことなら逃げた方がよい。 地震や原発事故、放射能汚染に対しての自分の態度と、空爆されることがわかっていたのに空爆された人たちのことを比べて考える。

4.自分が泣いているから、一緒に見ている相手も泣いただろと思ったけど、「文学部生の挟持として、泣かせようとしてくる物語に対しては泣かない」ってことで泣かなかったらしい。 文学部的人体改造が行われているのだなぁ。 

5.映画を見た後、一緒にいた相手と「いやー、映画館寒かったねー」とか「涙で顔がべたべたする」とか、「あの台詞は謎だよね」とか、別に言っても言わなくても良いことを言い合う。 (少なくとも私は)映画のことを話したくなかった。 多分、良い映画だったんだろう。 その場でべらべらしゃべるような内容じゃないし、多分、話し始めたら、文学部的人体改造が行われていない私は泣いちゃうし。

8.12

先日行ったホームパーティーで高校生のカップルが、
窓を開いた真っ暗の和室で、ぴたっとくっつきながら
ねっころがって夕涼みをしていた。 

私は10歳の男の子と6歳の女の子と、
そこに誰がいるのか知らないで和室にずかずかと入っていた。

部屋が暗いのに驚いて、
6歳の女の子は無邪気に「電気つけないの?」と聞いて、
10歳の男の子は焦って6歳の子の手を引いて部屋を出た。

私はその部屋からとらなくちゃいけないものを取って
「悪いね!」と言いながら部屋を出た。

和室からつながる庭には沢山の人がいて
(40代30代20代10代1桁代すべていた)
BBQをしながらお酒を飲んでおしゃべりしていた。
その音が和室にも聞こえていた。



端的に言っても、なかなかに素晴らしい感じの空間と時間の中に、
その若い恋人達は収まっていた。
こんなに幸福なシチュエーションってないだろう。

その晩はその場にいた10代の子達と話しながら、
「若いって、奇妙に美しいな」と素っ頓狂な感想を持ち続けることになった。

自分が18歳だった頃も、
同じ庭で同じようにBBQをしていた。

私が昔座っていた席に座って、じゃれている18歳の子を眺めながら、
自分と相手の差を考えてしまった。

彼らの話していることの内容は新鮮で、
結構素直に「友達になりたいな」と思わさせられた。

奇麗な人や、興味深い年上なんかと同じように、
ただちょっと見続けたいから
友達になりたいって感じの動機で。

8.11

ベッドからおりたときに、
足下にあったティッシュペーパーの箱を踏んでしまった。

ベコッとなったティッシュの箱。
つぶれたティッシュの箱ってわびしい。

木とかで出来ているケースを買うとか、
踏まないような場所に置くとか
踏まれても惨めに見えないデザインに箱を変えるとか
ちょろちょろと考える。

果たして踏まれても惨めに見えない、
ティッシュの箱なんてデザイン出来るだろうか。

ティッシュの箱ってのは、
飾れば飾るほど惨めに見えたりするものだ。

うーん、なんかいいアイディアないかな。

2012-08-11

8.10

近所のお寺で座禅。
素晴らしかった。

2012-08-09

8.9

家で作業をするために、
家族の使っているiMacをお借りした。

日本に帰ってきてから
私用ではMacBook Airを使っていたので、
久しぶりの大画面に驚愕。

スクリーンが大きくないと
面白くない系統のサイトを見て一人喜ぶ。

-

日本に帰ってきて、道行く女性達が素敵だからか、
「腕の毛をそろうかな…」とか「マニキュアを塗ろうかな…」とか
女の子向けの活動が気になるようになってきた。

奥が深いし、しかもなんか妙に面白いのだ。

私、生まれ変わるかも…!


-

iMacにしてから、なんでだかわからないけど
音楽聞くとすっごく楽しい!

夫激賛(考えるだけで涙が出るらしい)の曲を聞く。

これはこの間炎天下の下で歩きながら聞いたときに
「こんな辛気くさい曲今聞いたら死ぬがな…!」と思って
最後まで聴かなかった曲。



でもエアコンと扇風機のダブル使いでキンキンに冷えた部屋で
聞いたら結構よかった。

このバンド、Dirty Projectorsは今度日本にくるから、
絶対に絶対に聞きにいく。 もう、キャーキャー言いながら聞きにいく。
絶対に行く! キャー!
誰か一緒に行こー!

彼らの曲だと、これとこれが特に好き。


2012-08-08

8.8



NZにいる友人たちが火星についた探索ロボットについて大興奮していた。 
つられて私もいろいろ見たり読んだりして、大興奮!

8.7

無職になって一週間過ぎた。

人間ってのは正直なもんだ。
暇だとろくな事を考えない。

煩悩と雑念の塊になってしまう。

ほんっとーに低レベルな事だけを
うじうじと考え、時間がびゅんびゅんと消えて行く。

仕事を辞めた最初の数日間は、
何かを考えようとしても
頭がぽっかりしてしまって何も思いつかなかった。

今は何かを考えようとしても、
頭が煩悩と雑念で溢れかえっていて
集中出来ない!

2012-08-07

8.6

友達が神主をしている神社に散歩に行った。

その子いるかなーと思いながら境内に入ったら、
参道の真ん中で友人が仁王立ちしていた。

なんて見つけやすいんだ!

その場で「今度呑みに行こうよ」と伝言。
携帯いらず。 メールもいらないね!

2012-08-05

8.5

友達とお買い物。

普段自分が選ばないタイプの服をお互いに選ぶ。

人とお買い物に行く醍醐味、大発見!


8.4

友達と地元の海で遊ぶ。 

















泳いで、飲んで、食べて、ごろごろして。

たいした事やらなくても、
海から帰ると、心底疲れる。

写真だけで見ると、
ニュージーランドも日本も似ている。

実際は全然違うけどね。
日本では海から歩いて30秒でコンビニがある!
















夜、夫に
「とりあえず、この一年充実出来た、
小さな事でも達成出来たと思えるようになってほしい。」と言われた。
小さいけど、確かな目標だな。

2012-08-04

8.3から4にかけて

恋人を探している友達と深夜の恋愛会議。

ひーひー大笑いしながら、
二人で「恋愛かくあるべし!」と盛り上がって話す。

この世で一番楽しい恋愛会議は、
親しい男友達と真夜中にするやつな気がする。
妄想と思い込みと理想と情熱が混じり合ってかなり笑える。

最近もう1人身近な男の子も恋人と別れたので、
その子とも会う度に「次は俺はこういう女とつきあうんだ」話になる。
実に興味深い。

そういう話題の度に、一応私の要望も入れておく。
私の場合、男友達の恋人に望む性質は以下の3つ。


1. 男友達の幸せを重要視してくれる
 自分が恋人によって
 幸せになるってのが最重要で、
自分が恋人を幸せにして
 あげようって思ってる女は案外少ない気がする。

2. 私ともある程度は友達になってくれる
 別にそこまで仲良くしてもらわなくても良いけど、
 普通の友好的で社交的な知人関係は保ちたい。

3. 健康的ではつらつとしている
 基本的に心がすっくりとしていれば
 上の2つってカバーされるよね。 

男友達を幸せにしてくれて、
健康的で(←ここ最も重要)
そして私とも遊んでくれるのが良いですな。


8.3

本屋さんに行くと大抵読みたい本があるんだけど、
今日は何を見ても読みたいと思えなかった。

そういう日なんだろう。

特にこれがしたい、
あれがしたいって気持ちもわき上がらない。

そういう日なんだろう。

ただただ日本に遊びにきていた親友達と
一緒にゆったりとした時間を過ごした。

すごく温かくていい時間だった。

会社を辞めて3日間かなりリラックスして過ごした。
これからコツコツとやろうとおもう。


2012-08-03

8.2

がくっと気持ちが寂しくなった。

夜、ビデオチャットで
特別仲がいい訳でもない弟と話し込む位に…!
弟も寂しいのだ。
(弟といっても、血のつながりはない。
イギリスの学校時代の弟。 彼も今日本。)

丁度兄も寂しいらしく
頻繁に遊びに誘われる。
(兄といっても、血のつながりはない。
イギリスの学校時代の兄。 この子も今日本。)

こういう時はつるんでおくに限る。

私たちは集団で育ったから、
基本的に孤独に弱い。
自宅で育った人達の20倍位は
人の温もりとアテンションが必要な眷属だ。

大の大人が「私寂しがりやなんだよね」って
言うのも変な話しかもしれないけど、
認められなくて変な人になるよりかは
堂々と認めておいた方が良い気がする。

そういえばこの日は
初めてジェルネイルをしてもらった。
ターコイズと黄色っぽい白の組み合わせのフレンチ。
それに金のスタッズをつけたら、
マジでドラえもんルック。

私の爪、今、超ドラちゃん。


2012-08-01

8.1

愛情表現が上手な人っている。
そういう人と喋ってると
「愛されてる!」ってなって、
ちょっとこっちの感情も安定する。

そういう人達が地球を回しているよ。

追記:
すごく感情的な友人から
「僕が死にかけている理由」なるスカイプメッセージが来た。
曰く「愛がないから。 愛されないと死んでしまう。 愛!」。
そうか…。 返事に困る…。

追記の追記:
全く関係ないんだけど、
インターネットで見つけて笑った写真。





















スポーツ大国のオーストラリアでは
銀メダルでも悔し泣きするけど、
そもそも期待値が高くないニュージーランドでは
銅取った瞬間に国民の英雄、一生の名誉で、
一大パーティー。

人生ちょっと期待値低めでいる方が
ハッピーだったりするよね。