2012-07-15

7.13

電車の中で三月のライオンを読む。

一冊読むのに2日ぐらいかかる。

それ位に集中力が散漫していて疲れている。

まぁ、愚痴はおいておいて、
このマンガは面白かった。

マンガの上では地震もこなくて、
放射能も飛んでない。
パラレルワールド。

しかも景気とかも関係ないし、
私生活の時間もたっぷりある様子。

懐かしい子供時代の時間の流れ方がそこにある。

そしてたまたまいじめについて書かれている巻を読んでいる頃
大津のいじめ問題の話しを近い友人から聞いた。

友達はいじめの加害者として
名指しさている人と親を直接知っていて
すごく神妙な気持ちになっていた。

いじめの内容を聞くと
そりゃ神妙な気持ちにもなるなと思った。

いじめ問題を語る時に、
「自分は昔いじめられていた」と
勇気を持って語る大人がいる。

そういう人達が表に出て
啓蒙を行う事は素晴らしい事だと思う。

でも被害者の10倍はいるだろう
加害者は出てこない。

いじめられっ子より、いじめっ子の方が多いんだろうから、
元いじめっ子が表で陳謝して贖罪したら良いのになと思う…。

大人達が自分たちの過去を償おうとする姿を見せないと、
ダメな気がする。

大人達が前に出て
「俺は/私はいじめっ子で、
他の人間を虐待することで快楽を得ていた」
っていう勇気。

そしてそれをした事で、
確実に人生で損なわれた何かがあること
をはっきりと示すべきだ。

私はどちらかというといじめっ子だった。
性格もきついし、口も悪いし、
ポジティブな感情よりネガティブな感情に支配されやすい。
この人には一生許してもらえないんだろうなと
思っている特定の個人もいるし、
かなりの量の人の前で堂々と人間として
カスな態度を取った事があって、
その人達の中でも本当に雑魚でカスとして
覚えられているんだろうなって自負がある。

そしてそれは結構キツい、辛い事だ。

特に大人になって学校を出た後に、
嫌みや他人に圧力をかける事で
どうにかなる事なんてほとんどないと知る。

そしてそういう事をしないでまともに
世の中と関わろうとした人達の足場の強さと
自分の弱さを比べて日々驚愕する事になる。

どこかで大人になった時に、
元いじめっ子の方が、いじめられっ子より
自殺率が高いというのを読んで、
すごく腑に落ちた事がある。

大人になって、そういう過去の嫌いな自分を乗越えて、
まともな自分になろうとすればするほど、
昔の自分が嫌いになる。

元いじめっ子が、いじめを今している人に
なんとかしてリーチをする方法ってないんだろうか…。

No comments: