2009-02-24

教科書のような本






 学生の頃読んでいた本と、働きはじめてから読みはじめた本が変わった。 働き始めると、抽象的な事が書いてある大学教員系の本よりも、フルタイムでデザイナーをしている人の書いている本を面白いと思いはじめた。 上の二冊は特に働きはじめたばかりの工業デザイナーにとって、本当に優れた教科書だと思う。  プロダクトデザイナー以外には特に関係ない話しをきちんと話してくれていて嬉しい。 多くのデザイナーの書いた本は自分自身やデザインについてのプロモーションである場合が多くちょっと実践向きじゃないけど、この二人はコアな部分をきちんと話していて実際現場にいる人にとって有意義。

 エンツォ・マーリの"プロジェクトとパッション"は本当にインスピレーショナル。 

もっとこういうデザイナーの為にしかならない書物を読みあさろうと思います。 贅沢しようと思う。 「なんにでも応用できます!」って感じの貧乏臭い本が幅を利かせている昨今、本当に特定のことしか書いていないのに素晴らしくインスピレーショナルな本に出会えるってのは有り難い。 なんて贅沢なんだ!

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