オークランドには見たくない物が結構ある。 「ううっ、こんなの見たくなかった。」ってのの嵐だ。 まだ目が慣れていないからかもしれないけど、自然はとやかく都市としてはあまり美しくないと思う。 例えばこの歴史のありそうなタワーの裏には、ピッコロ塔のような物が。 そして、その下にある映画館もどう考えてもおかしい。 宇宙からの波動でも受信しているのだろうか。 視界に入ると思わず目を伏せてしまう。 変な町並みだ…。
オークランドにはアジア人がメチャクチャ多い。 人口の八人のうち一人がアジア人なんだそうだ。 ポリネシア系の人達も多い。 世界最大のポリネシア人の居住区らしい。 十人に一人がポリネシア人。 そしてマオリ人もずば抜けて多い。 マオリ人も十人に一人ぐらい。 住んでいる人種がウェリントンと違うから、街の雰囲気も文化もとことん違う。 私はたまにオークランドじゃなくて韓国に住んでいるのではないかという気分になる。 町中ハングルだらけ。
(アジア人は国籍を変えない人が多いから、永住権だけって場合もあるけど)でもみーんなしてニュージーランド人なんだよなあと思う。 こういうそれまで交わらなかっただろう人達がたまたま同じ所に移住して、それにあわせて様々な物事が変化していくのね。 私の孫の世代とかはどうなっているんだろう。 世界の多摩ニュータウンであるニュージーランドには結局の所誰も将来的には残らないんじゃないかと思ったりもするけど、もし、まだニュージーランドが続いているとしたら、結構面白いところになるんじゃないかと思う。
ただ、現状では各々の人種のコミュニティーが強い気がして、なんか不器用な感じがする面もある。 外の人種と交わらない感じなのかなあ。 まだ街のダイナミックスが分からなくて、何とも言えないんだけど、結構今まで住んだ事がないタイプの場所だから、おっかなびっくりだけど面白い。
あと教会がやけに多い。 韓国人コミュニティー用の教会をよく見る。 そしてポリネシア系の人達用の教会もごろごろある。 外にも色々と私にはよく違いが分からない教会がある。 教会ばっかりだ。 職場にもキリスト教徒の人とかいる。 これもウェリントンではあまり無かった事柄だから、新鮮と言えば新鮮。
不思議な街だ。 まだ慣れるのに時間がかかりそう。 多くのウェリントニアンはオークランドを敵視していて、「オークランド=シンシティー」と刷り込まれてしまったのかもしれないんだけど、まだ街に対しての愛情が湧かない。 いつか慣れるのかなあ。
No comments:
Post a Comment