週末って大抵何してるの?と人に聞かれることが多い。 ここで何か一発クールなことが言えたらヒップな女なんだろうけど、実際のところ仕事か家探しをしていることが多い。
私の趣味は仕事と引越しなのかもしれない。 あっはっは。 変な人。
とにかくここ一ヶ月ぐらい、毎週末(週末どころか平日もやってた)ひたすら家を探していた。 信号待ちの瞬間に「私のウィークエンドアクティビティーは家探しなのか…? 大丈夫か、私?」と自問自答してしまったよ…。
でもって今日引越しをしました。 はあ、ここ数ヶ月、毎月引越ししてるよ。 そのたびに何かを失っている気がするね! でも悪くない。 時に女は引っ越しまくらなくてはいけないのだ。
新しいところは悪くない。 町のど真ん中だし、周りにナイスなカフェがたくさんあるし!
私の新しい家のあるストリートそのものは性風俗通りで、隣の家は「ニュージーランド売春婦協会」。 ほとんどの近所の店は大人のおもちゃ屋さんだけど、悪くない。 そしてギャラリーが集中的にあるストリートでもある。 要するに私のストリートには、売春宿とゲイバーとアートギャラリーのみある。
目をつぶろうと思う。 心を無にしてその道を通ればいいのさ。 「ああ、なんかピンクとレインボーとホワイトウォールばっかりだなあ、純粋で暖かい色彩だぁ」って思っていればいいのさ。 私の大学のキャンパスはウエリントンのそういうストリートにあった。 なので姉妹店とか発見しては「おお!多店舗経営だったのか!繁盛してんな!」となっている。 懐かしい。
さて、こっからはちょっとウェットです。 カットアンドドライな人は読まない方が良し。
懐かしの大人のおもちゃ屋さん、エロックスオークランド店の前を通りながら私はオークランドに来て始めて明るい気持ちで友達に電話をしたいと思った。 「ヘイ! 私大丈夫だよ、元気だよ。」ってさ。 でも電話を切ったとき悲しくなっちゃうし、きっと切なくなっちゃうと思うから実際電話はしない。 どう関係を続けたら良いのか分からない人との電話は一回一回の終わりが永遠の終わりな気がするのだ。 終わりの確認のための電話をわざわざやりたくない。 良い意味では終わりの確認を通じて「人生ってやつはプレシャスだ」と思えるけれども、単純に悲しくなっちゃうから避ける。 二度と同じことは起こらない、掛け替えのない時間を過ごしていることを実感してしまう。
でもすっごい元気に、相手に自分がどれだけ元気で嬉しがり屋な生き物なのかを伝えたいとも思うわけだ。 もう多分自分が住む事のない場所に住んでいる友達との関係って切ないね。
そんなこんなで小沢健二の「さよならなんて云えないよ」が頭の中で流れていた。
元気に、元気に過ごしたいですね。
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