2010-04-02

GP NZ生活メモ

 こっちの医療システムはちょっと日本と違って、まずどういう症状であれ緊急の場合を除きGP(General Practitioner)とよばれる、自分の担当医に会いに行く。 専門医や特別な治療が必要な場合はGPが紹介状を書き行き先を指定してくれる。 自分のGPがいる病院が自分の登録病院となり、もし引っ越しなどで違うGPにかかるようになった際は、新しいGPが以前の自分のカルテを受け取って自分の担当医師になってくれる。

 私は、結構健康体で自分の登録病院を持っていなかった。 一回や二回大学内の病院に行った事はあったけど、登録しますかと言われても、特に必要性も分からず登録していなかった。

 今回オークランドに引っ越してきて、会社の近くのGPに何回か継続的に行かなくちゃ行けない事になり、登録しないと割引がきかないとの事で初めて自分の担当医師を得た。

 このシステムが結構良い。 先生との相性が良かったからかもしれないんだけど、結構理想的な医師と患者の関係を結んでいる。 とりあえずなんでもGPに相談。 なんだかんだで毎月一回は会いに行っている。

 そして登録して初めて知ったんだけど、結構色んな情報をGPは送ってくる。 定期検査やら予防接種やら、体に関する啓蒙やら、登録していないと簡単に忘れる/知りもしないっていう事になる。 

 今回受けた子宮頸癌の検査も職場に数回赤紙のごとく通達が来たのでやっと行ってきた。 うーん…。 今までこの無責任さ(eg病院に自分を登録しない、大使館に在留日本人として登録しない、などなど)でどれだけ重要な情報を得ていなかったのだろう…。 若干反省。
 
 ってことで、もしこれを読んでいるニュージーランド及びイギリス在住でまだGP/Family Doctorに自分を登録していない人、絶対した方が良いです。 って言っても常識なので、ここに住みはじめて8年目にしてやっと登録したっていうアホは私ぐらいだと思いますが…。

 実は最近保険も切れているのに気づかないまま数ヶ月間過ごしてしまいました。 その事を緊急治療室で働く看護婦の友達に言ったら本気で怒られた。

 世間様社会様が、好意と良心で設計してくれている社会のインフラに、己がすすんできちんと包摂してもらうってのは、成人として本当に求められる事なんでございますよね…。

 このブログではそういう社会常識や海外生活メモや、これからNZに来る人にたいしての情報が著しく少ないのは、勿論そういうのが私に乏しいからです。 これまでのらりくらりとやってこれちゃったんですよ。 本当に、人様の好意と親切心のみに支えられてこれまで過ごしてきたって感じです。

 繰り返しますが、もし、これを読んでいて、結構無責任で、まだGPに自分を登録していない人! 色々検査とかが溜まっちゃっているはずなので、速攻で登録しましょう!!! 周りの人に迷惑をかけない為にも、自分自身がきちんとした知識を手に入れる為にも重要です…。

 はぁ…、あとどれぐらいこういう「しらなかった! きづいてなかった!」ってことが残ってるんだろう…。
 

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