さて、最初は町中から探そうと、中心部の中心部を狙い定めてぐるぐる見て回りました。 一日で十軒ぐらい見た。
とりあえず家具付きの部屋を探しに探して、歩きに歩いた。
こっちは日本のような不動産仲介業のシステムがないから、自分でネットに転がっている情報を拾い、その家の人と連絡を取り面接の予約を入れて、とことこと向かう事になる。 で、そこで運命の対面になる。 家と、家の人達と! お互いにものすごくお互いを判断する緊張の数十分。 どっちかが「嫌だ。」と思った時点で即切り上げで、お互いの利点がかみ合うと、根掘り葉掘りお互いの事を聞き合う事になる。
家具付きの家の最もナイスなヴァージョンは、プール及びジムがついているアパートメントだ。 っていうか、さすがにそんな施設がついていたら家具ぐらいはどーんと入っている。 なのでちょっと見てみた。 大抵が寝室二つで、だから2〜3人でシェアする事になる。 (カップルが入っていると、基本料金なんかを3人で割れるから2人で住むより安くなる。 だから広告には「カップル入居希望」ってのが多い。 ただ問題はよっぽど出来た人達同士で組み合わないと、カップル側の意見が細かい所で勝ちやすく、シングルで入っている人が日常的に淡々と負け続ける事になる。 怖いね。)
まあ施設が整っている分、家賃も結構ぶっとんでいる。 すっごいお金持ちの学生とかが住んでいて、青春を謳歌している様子を多く見た。 ウェリントンでは全く見ない光景なのでちょっと驚いた。 そしてプラダを着た悪魔に出てきたような子たちが私の面接官となり、速攻でお互いから打ち切り。 そのときの最も適切な言葉は「今晩、何を思ったか連絡を入れます。」 勿論、どっちからも連絡を入れない。
次にもうちょっと値段を下げた家具付きの家を見てみた。 プールとジムが消え、やたらめったらアジア人の大学生の多いマンション群だった。 寝室で両手を広げると、軽々両方の壁にタッチできて、台所は前の家のトイレぐらいの広さだった…。 ありえないので、「いやー、こんなところがあるってのを知れて良かったです。 いやはや、興味深い、興味深い。」と訳の分からない事を言いながら速攻でとんずら。
夜ら辺になると仕事をしている人達の家での面接が始まる。 個性のある面白い所が見つかりやすい時間帯だ。 で、結構いい感じの物件を見た。 ただ、なんか私が得る利益が、家賃のレベルまで行き届かない感じで、うーん…って感じだった。 心臓に矢をうたれたような物件には巡り会えず。 唯一元倉庫のロフトがナイスだったけど、でかくてがらんとしている分、心地よく暮らす為には結構な投資をしなきゃいけないのは目に見えていた。
一日目の収穫はそんな感じ。
2 comments:
この連載素敵です。
次回の更新が楽しみ。
アンナがいい部屋で過ごせるように祈っています。
おお! 誉められた。 やっぱ、足で稼がなきゃだよね。 そして祈ってくれてありがとう☆
君の近況はどんな感じ?
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