2009-01-23

すっげーかっこいい男の発言

 高校の時のクラスメイトで、同じ大学でインテリアデザインを専攻していた、頭の偉くきれる素敵な友達がいる。 高校のときは典型的なクールキッズの彼と私は接点すらなく、本当にただの同じクラスの人だったんだけど、大学に入ってから仲良くなった。 お互いの面白さに気がついたのだ。 

 大学で「ネームヴァリューがある大学を出た子とかと比べたら、タフなゲームにこれから参加する事になんだよねー」とかって話しをした事がある。 ニュージーランドってのは英語圏だから、欧米に確かに積極的に就活がしやすいっていう面もあるけど、同時に世界中の人と競争しなきゃいけないっていう事実もある。 そのときニュージーランドの首都の国立大学卒業でも、よその国の名前が通じやすい大学を出た子とかと比べたら見劣りがする。 

 そんなとき、そのクールキッズが「まあ、大学卒業して十年経って、キャリアを積んでいればどの大学を出たかなんて関係なくなるよ。 どう考えてもそうでしょう。」と飄々と言った。 彼は本当に自分の言葉に納得しているようだった。 なんとなく私もそういう風に生きようと思った。 めちゃくちゃお洒落でロックスター路線の彼は頭の中もかっこいいんだなあと思った。

 この考え方は結構いろんなことから自分を自由にしてくれると思う。 十年後に、そういう事柄が色々と問題にならない状況に自分を持っていこうっていう意志もくれる。

 彼は首席となんかの賞を卒業制作で得て、大学の時からITフル活用でニュージーランドからバイトしていたドイツのメディアデザイン系の会社に就職しなすった。 そこを足場にインテリアとか建築の事務所に行きたいんだそうだ。 30代までにOMAに入るとかって普通に言っていて、なんだか彼なら出来ちゃうんじゃないかって気もする。 なんで今時OMAに行きたいのかは謎だけど、どっかオタクっぽい面もある彼には波長が合うんだろう。 

 なんだかやけにかっこいい。 本人が自分をちょっとかっこいいと思ってはいるけど、実際どれだけかっこいいかとか分かってないところもかっこよかった。 

 よく廊下で二人で「お前かっこいいなあ!」「お前かっこいいなあ!」と言い合っていた。 私の何がかっこよかったのか分からないけど、誉められて嬉しかった。 あんまり日々の生活でこういうかっこいい人に会う事が少ないので、忘れない為にブログに書いておこうと思った。

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