2010-01-05

引っ越し

また今年も引っ越しのシーズンがやってきた…。 

ぐはーー! 引っ越し嫌い!

去年は、のりで四回引っ越しをしてしまった。 
今年は何回するのかな?

引っ越しは嫌い、でも嫌な感じのところに住むはもっと嫌い。
だから引っ越しを続けてしまう。

去年は、一度日本に引っ越して、
その後超怪しいオークランドの工業団地内に引っ越し(貧困を見た)、そしてそこが怪しすぎたので、オークランドの売春街+ゲイタウンな一角へ(廃人を見た)、その後貯金を目的に連れ合いのオークランドど真ん中の音楽スタジオ/掘っ建て小屋に越した(普通に窓をあけたら、窓ガラスが見事に全部割れた)。

多分、あたし、考えなし!
それがこれまでの微妙な感じのハウスライフへとつながっているんだと思う。 

っが、それも絶妙に楽しいのは私が無責任な若者だから。
だって、繁華街とかの近くじゃないと夜やることないんだもん。
クラブに行って、酔っぱらって、そのまま歩いて帰りたい。
夜中に恋人と手をつないでコーヒーを飲みにいきたい。
凝った映画館や、ライブハウス、バー、本屋さん、朝市などは生活圏内に欲しい。
そういうのを求めると結構エキセントリックな場所に住むはめになる。

でも同時に、私はサマーヒル出身で
連れ合いもこれまでたまたまみんなそういういう学校出身。
夜空の星を数える感じで育っちゃった過去に反抗するかのごとく夜遊びをするけれども、
実際の家の中はクレヨンハウス。 厚ぼったい靴下をはく。
そして週末は森にこもりたい。

ってことで、そこらへんの折衷案をうまくとったウェリントンの家(勿論同居人達はシュタイナー出身)は理想的だった。 街の中心部のすぐ横なんだけど、グリーンたっぷりだった。 だから二年住んだ。

実際去年もエキセントリックな所に住んでいたけど、
週末は連れ合いの実家の森と海に帰って散策していたから釣り合いはとれていた。
今年もそれをしようと思ったらできる。 
だが毎週末相手の親に会いたいほど私は奴らを愛しちゃいない。
相手の親に関わるのは二ヶ月に一回ぐらいで十分。

だからやっぱ「ほっくり我が家」と「夜中の街生活」両方一気にできるところに住みたい!

本当にこの二つを求めると大変よね。 そしてライフプランも同時並行で考えなきゃいけないから、家計のこともシビアに考えなきゃいけないし。 理想な家探しってエンドレス!

はー、もう考えるだけで、家財道具一切合切捨てて、放浪の旅に出たくなるよ…。 まじでなれるものなら山下清になりたい。 いやっ、嘘、そこまで思い切れない。 なんか寒そうだし、彼。 でも小学生の頃の夏休みぐらいに無責任でぼけーっとしていて、日常の行動が放浪だった頃に戻りたいなあって切実に家を探しているときとかは思うわ。 陽水が鳴り響いちゃうわね。






たまに男の人生において、彼らが最も美しかったし楽しかったと思い出す時期は「小学校の夏休み」ってことを言うけど、今の時代女にとってもそうなんじゃないかと思う。 今や女もオヤジ。 私、日々心の中のオヤジを飼いならしながら生きているよ。 あー、山下清になりたいっ。

とりあえず、大人でも夏休みな気分は得れるのだと教えてくれるサザンを、鎌倉の実家で聞いている。 それこそ江ノ島を眺めながら。





ああ、多分私は桑田佳祐になりたいんだ。 ああ、本当にもう、桑田佳祐さん、血中夏休み濃度高すぎだわっ。

それにしても"君のしぐさを真似る Sunday"だなんて神がかった歌詞よく書けるよね。 大学生の頃、金、土と好きなことお酒を飲んで、彼が一緒にいない日曜日にやっぱり彼のしぐさを真似していた。 みんなそうなんだね。

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