2009-12-03

小確幸

 連れ合いには年の離れた弟がいる。 今日は彼の高校の卒業式だった。 って事で一族郎党引き連れて弟の寄宿舎のあるクライストチャーチに行脚に行っている。 私は一人オークランドにて労働。

 弟と妹を溺愛している彼は、物の見事に卒業式で号泣したらしい。 「超マジでお前の事誇りに思うよ、ブラザー!」とかって言いながら弟の胸にひひーんって泣きついたそうだ。(弟の方がガタイも良いし、背も高い。) 大興奮で電話をしてきて、「もう、こんな幸せって無いんじゃないかって思うんだよね!!」と言っていた。 私には血のつながった妹も弟もいないのでそれが泣くほどの事なのかがわからん。 どうなのでしょう、世のお兄ちゃん、お姉ちゃん、末っ子の高校の卒業式は勿論号泣ですか? 私の連れ合いは本当にボロボロ泣いたそうです。

 血がつながったのはいないけれども、心の妹弟は沢山いるのが寄宿舎育ちのアドバンテージ。 ってことで、なんとなく友達ってよりももうちょっと温かく、もうちょっと守ってあげたい的な感情を持っている年下の子たちは数人いる。 でも実際の成熟度を考えると、一人なんてもう結婚したし、みんなして私よりずーーーーーーっと大人。 冷静になって考えてみたら、お世話になっていたのは私の方だ…。 ひひーん。 私も年相応な大人になりたいです。

 ただ、そんな幼稚な私でも、確かに彼らの事を思うと胸が温かくなるし、とても優しい気持ちになるよ。 愛おしい気持ちになる。 それは同い年の子でも年上の子でも寄宿舎が一緒だった子たちには(大抵)みんなにそう。 相手の幸せをただ祈れるっていう相手がいるのは良い事だ。 ブラザーフッド・シスターフッド万歳!! 

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