2007-08-29

オートミールさんとマーマイトさん。

 オートミールポリッジがとても好きです。 大麦のお粥で、お砂糖やミルクを入れて、頂きます。 三食これでも全然苦にならないわ。 

 私は、大抵温かく煮た果物などを混ぜ合わせて食べます。 朝は、バナナと大麦のお粥。 夜はリンゴと大麦のお粥。 美味い! 幸せの味ってこういうものだろうと思います。 だって、本当に美味しいんだもの。 ほとんど味がなくて、もったりしていて、一見starwarsの人たちが食べている宇宙食みたいなんだもの。 

 
 あと、ヴェジマイトとマーマイトっていうイースト菌のペーストもたまりません。 本当に、美味しい。 うすーくトーストに塗って食べると、まさに人生の味。 紀伊國屋とかで買えるから試してみて下さい。

 日本に帰る時は、スーツケースの半分をオートミールで、もう半分をマーマイトでぱんぱんにして帰りたいものだ。

 
 でもなんか彼らは両方とも、評判が悪い。 

 六回試したら、絶対に中毒になって一生身近に過ごしたいと願うのみの食材なんだけど、多くの人たちはそのステージにたどり着く前に諦めてしまうのだろう。 自転車ののり方みたいなもので、一回好きになってしまうと嫌いだったときの事が思い出せない。 そしてとっても美味しいと思うので、興味のある方、どうぞ試してみて下さい。 で、どう不味いか私に教えて。 そして六回ぐらい食べて、マーマイト+ポリッジ族になって。


 私は不味い物が結構好きで、「不味い! だからすっごい、美味しい!」っていうのが日常的に結構あるんだけど、そういうのが無い人もいるんだよなあ…。 

 変なのー。

 

2007-08-28

ホール48

 意外な所で、友人たちの心を支えている、日本の大学のときからの友人の大山ホール48君。 私はストレスがピークに達すると、彼に電話をかける。 

 で、無茶な注文をする。 例えば、「私を祝福して!」とか、「あり得んだろうってぐらいに励まして」とか。

「何カ所励ませば良いの?」と言われたので、とりあえず、バギーについて励ましてもらう。 でも、効き目あらず。 だって、愛せとか言ってくるんだもん。 無茶だよ。

 だから、今度は私を誉めてくれと頼んだ。 また、何個と聞かれたので、「よりすぐりのを三個お願いします」とお願いした。 

で、悩んでぽろっと言われたのが、

1.意外と私は彼に気を配っていて、励ましたりしているらしくて、そこが偉い

2.普通は臭いから手を出さない物に、一応は手を出す、または行ってみる感じが偉い

3.着ている服が可愛い


1と2は本当にどうでもいい話しだと思ったんだけど、3は嬉しかった。

そういうことが聞きたかった。 

ありがとう、大山ホール48! 

大山の事を「私にとっての最高の男友達!」って思っている女って意外と多いんだろうなあ。 まあ、私は思ってないけどね。 最高も何も、友達自体が少ないから、比べる相手が無いですよ。 あっはっは。 好き好き!

ありがとう、兄ちゃん。 世界中のお兄ちゃんたちに、感謝の気持ちを込めて、私、これからぐっすりと寝ます。

久しぶりに悶々

乳母車を作っているんだけど、タイヤの付け方が分からない。

シートの配置も分からない。

うはー! もうやだーー!

やりたくないけど、やりたいし、終わらないだろうけど、終わった所がみたい。

ああ…。 なんか、こういう暗夜行路みたいな状況って傷つくよね。

でもやるしか無いのよね。 

前みたいに、ただ恐れおののいたり、ビビりまくったりとかがそろそろ出来なくなってきて、そういうのがちょっと奇妙な感じ。 前は、てんてこ舞いになれた分、感じないですんだ事や、考えなくて良かった事が多かった。 

よし、腰を据えて、ちょっと水に潜る感じで頑張ろう。

鉄平

 さあみなさん、全米がその母性に泣いた、

2007-08-27

出会いを求めて

泳いでも、誰よりも遅いし、作業も、とんでもなく遅いし、大丈夫なのかしら私となっていた。

「なんかやなかんじだなあー」って、うだうだしていた。

天気が良くて、干したシーツなんかの匂いをかぎながら、つまりきっている作品へのアイディアを考えていた。 で、ふっと「出会いを求めよう! 待とう!」っていう奇妙な覚悟がうまれた。 こういうことか李禹煥と、納得した。 

夜、プールからの帰り道で、それでもなんか駄目っすと、とぼとぼ歩いていた。

でも、いつもだったら途中で休憩をしなくては登りきれなかった坂道を、ゆっくりと歩いたら気持ちよく歩けた。 

だからとりあえずゆっくりやってみようと決めた。 ペースを守って、とことこやってみようと思った。 いつも、まず全力で走って、息切れして、休んでいる間に体力が無くなってしまうことが多いんだ。

ゆっくりと、短い休みを挟みながら、でも連続性をきちんと保って作業をする。 その間に、出会いを求めて、問題を解決するというよりも、問題とゆっくりと一緒にいきていく感じでデザインしようと思います 

とりあえず、今学期が終わるまでの2ヶ月間はそうやってみる。 この作業の方法が身に付くまで、やってみようと思います。

昨日あんまりにもやる気がなくて、淑に電話をして笑われたんだけど、こんな感じになりましたがな。

淑のブログにいかに彼女がにんやりしたかが書いてあって、えへへってなった。

もー、あたし、いちいち何をするにもとろくて嫌になっちゃうよー!
でもちょっとずつでもやるしかないね。

オートミールさん

 食べる前から、これは私は好きなんだろうなあって見当がついている食べ物ってある。

食べ物には数種類の好きのカテゴリーがあって、例を出すと、”心の底から燃え上がるから好き””肉々しいから好き””食べた後に急に体調が変わるから好き”などなどがそうですね。 

 私の特に、「単調で、ぼそぼそしていて、なまぬるくて、ほとんど味がない」感じの食事が好きだ。 これがどんな領域の料理なのかは私は良く知っている。 周りの人がいう「まずい食べ物」が、「心がほっとするから好き」なの。

 だから、オートミール/ポリッジさんも、沢山のマズいという感想を聞いていたので、すっごい好きなんだろうなあと思っていた。

2007-08-24

水泳とか、イタリアとか。

 昨晩は友達と泳ぎに行った。 二人で一時間ぐらい泳いで、その後にサウナであったまって、帰りにビールを呑んで、いやはや、極楽でした。

 でも朝起きたら、ちょっと傷ついていた。 そういう朝ってある。

 作り置きしておいた、サンドライドトマトとマッシュルームのリゾットも、フレンチオニオンスープも、美味しいけど、楽しくない。 

 自転車で、図書館のバイトに向かい。 景色は春で、ちょっと強めの風がふいていて、聞いていた音楽と景色が

近所の人たち


「こなくてもいいけど、来たら多分君の為になるとは思うね。 まあ、それでもプレッシャーなんてかけないし、好きなようにすれば良いけど、今家でカクテルを呑んでいて、楽しくて、君がいたら、まあ楽しいんじゃないかと思うんだよね。 じゃーね。 愛してます。」と近所の友達から留守電が入っていた。

聞いた時にそのいじらしい言い回しに思わず笑ってしまった。

で、彼らの家に行ったら、みんながpeachesBGMに裸で踊っていた。 

一人だけ、全身に服をがっちりと着込んでいる子の横に座り、出されたカクテルを呑みながら、ぼけーっと話す。 

私は彼らがとってもチャーミングだと思うし、なんだかとても偉い気がする。

2007-08-22

ちょっとだけ春









家からプールまでの間に咲いている花。

花が咲くと、冬の終わりを感じます。

2007-08-21

一人

 人と一緒にいるのが大好きで、

hedislimane



彼のサイトは、じんわりと素敵だ。

うわーん

そんな急に見た事も聞いた事も無い四コマ漫画を作れって言われたって、無理だよ!

ううう…、きびいちいのね。






みなさんも頑張って作って下さい。 


 あとさ、宇多田ヒカルのプロモーションビデオがすごいことになっているよ。 一つがエヴァで、もう一つが大友作品。 やっぱ、彼女は格別なのね。








でも、曲がなんか変…、な気がする…。


ふーん、ふーん。
ふふーん、ふーん。



ああ、日本に帰って映画見たーい。

とくにこれがみたーい。




2007-08-20

トムマッティーディランサムフェイ

 昼過ぎに一時間ぐらい泳いだ。
水泳ほど、気持ちがいい事って世の中にあるのかな。

泳ぎに行けば行くほど、極楽とか、約束された地とか、カナンとかって、プールのことなんじゃないかと思えてくる。 

全然上手には泳げないけど、とても楽しい。 私が、何も考えずに心から楽しいと思う事って、スノーボードと、自転車と、ヨガと水泳なんだけど、なんか共通点はあるよね。 一人で黙々と繰り返しでやることが多分好きなんだと思う。 

プールからの帰りに、近所の友達に家によって彼が作ったご飯を食べた。 結構狭い台所で、昼過ぎに男性五人に囲まれながらご飯を食べるってのは奇妙で良い。 

その家は電気をなかなかつけない家なので、窓の外が明るければ明るいほどに部屋の中が暗くて、美しいんだよね。 「地震でもあったんですか?!」ってぐらいにぐっちゃぐちゃな家なんだけど、不潔じゃない感じとか、なんかおもしろい。 

人の家に行くおもしろさってそういう所にあるのかもしれない。 ちょっとした遠足気分だよね。

その家は、住んでいる人みんなが文系の大学生/休学中の人たちで、台所の机に座ってずーっと何かを喋っている。 そしていつもみんな締め切りぎりぎりの論文がある。 そう、彼らは家で働くんだよ。 なんか新鮮。 近所の友達が来ても、やっぱりみんなで台所に集まって熱心に熱心にくだらない話しをしている。 ゲイとヘテロの比率が半々の、男の子だけのフラットって珍しい気がするし、でもすっごく文系の学生っぽい感じもする。 そして熱いジャスミンティーをガラスのコップで飲む。 そして、みんな脱ぎっぷりがいいらしくて、お互いのライフドローイングとかをしょっちゅうしている。 

そして夜、彼らが、私の家と彼らの家の間に咲いている花をわんさか花泥棒してきてくれた。 いつもそういうことをしてくれる。 私も、全く同じ事を数時間前にやっていたので、同じ花が二つずつになった。

愛おしいなあ。 

今度は、「照明の位置を考える事に執念を燃やした」デザイナー達の家で、ヴォッカの会になった。 久しぶりに家でじっくりと呑んで、その楽しさに心震えた。 これだっ! これが好きなんだと、痺れました。 
もっと頻繁にやらなくてはいけません。 

2007-08-19

休み



だんだん真冬じゃなくなってきて、少しずつだけど温かくなってきて、そんなのを感じた日は耐えるもんだと思えるね。

 そんなこんなで今日から、2週間お休みだー! やったー!

いつもよりずっと忙しいんだけど、良いんだもんね。

今日なんて目覚ましかけずに、好きな時に起きるっていう贅沢をしたし。 


大学の先生に「今はそう思っていなくても、実は今の君たちって結構楽しい時期を過ごしているんだ。 だから、日常の写真を出来るだけとっておく方が良いよ。 後で、それが想像の源に驚くぐらいになるから。」と言われた。 そういうものなのかしらと思い、クラスメイトの写真なんかとってみたりして、十年後にこれを見た時の事を思ってみたりする。 まず、髪型見て吹き出すんだろうな。

そう、そうらしいのでみなさん、どうぞ日常の友達とか家族とかと過ごしている時間の記録は、将来の宝物になるらしいので、写真におさめてみてください。 時間がたった後に、一緒に見ましょう。

2007-08-18

パーティー

なんだかんだで、ほとんどの週末に誰かのパーティーに行っている。

大抵がクラスメイトの家のやつ。

どうなんでしょう。

学校でも会っている同じメンバーと、夜中まで呑むってのは。

私は、正直飽きたぞ。

今日のパーティーの間、ずっと頭の中でuaの甘い運命が流れていた。


愛し合う喜びに涙溢れる。 甘い運命に溺れましょう。


そんな時間を過ごしたいなと思っていたら友達に頭にキスをされる。

彼のドレッドが顔にあたって、ちょっと痛い。

他の子も、私の頭にキスをする。

そういう時の私の頭の中は、その子の名前を思い出そうと必死になっている。

でも三秒ぐらい集中して考えるけど、すぐあきらめる。 

で、男の子たちは私の頭のてっぺんが見えるんだよなーと思うと、変な気分になる。

この子たちは私のクラスメイトの友達で、クラスメイトは私にキスなんてしない。 

やっぱ距離感がクリティカルな問題ねと、ちょっと考え込んじゃうね。

ってことで、いつでも同じような人達と呑み続けるってのはよろしくないぞと思いついた夜でした。

「こいつの酔っぱらっている顔見飽きた!」って思うのは、お互いに不健康です。

2007-08-17

ぐちゃぐちゃ



 プレゼンテーションの準備をしている時とか、デスクトップがどんどんすごい事になっていく。 小人さんがきて、勝手に整理整頓してくれやしないものかと思ったりもするけど、さすがにそこまで勝手にされたら気持ちが悪いかもなと思い直す。 しょうがないかと、三分ぐらいかけて整理する。 この三分の為に、気持ちを固める、このぐちゃぐちゃに立ち向かう事への勇気の持ち方の難しさよ。 

 

2007-08-14

朝時間

 徹夜でうだうだ仕事をしている時に、友達に「そんなんだったら朝早く起きてやれよ!」と言われた。

「それが出来たら苦労は無いんだよ」と悪態をたれて、権勢しておいたが、やっぱりまともに考えると彼が正しい。 その通りだよ兄ちゃんと、心入れ替えてここ数日間早起きしてみた。 嘘、早起きに近い状況をしてみた。

 今日は授業が10時半からだったので、7時半に起きた。 そうしたら、人生がなんだか素晴らしかった! 

朝プレゼンの準備をして、きちんと朝食を食べて、お昼ご飯の準備をして、ごちょごちょと作業をして、(眉毛のお手入れの時間すらあったさ)学校について、授業を受けて。 ああ、朝に余裕があるだけでこんなに人生をコントロールしている気分になれるのか。 朝時間って素晴らしい!

 そんな訳で、なかなかに素晴らしく普通の一日だった、今日の思い出をここで紹介いたします。

今日は、デザインリサーチというクラスのレクチャーとチュートリアムがありました。この授業のコーディネーターはメキシコ人のエドガー先生です。 半端なくかっこいいんだよね! 本当に、学生としてはやる気が出るよ。


彼のプレゼンテーションは、シンプルである。 基本的にミニマルな感じ。



でも、楽しくなってきちゃうみたいで、


書き込みまくる。



最後はテクストすら読めなくなって、なくその場の勢いで理解って感じの状況になる。 デザイナーがパワーポイントを使うと、落書きでいっぱいになってしまうってことは典型的な話しで、たまにエドガーは授業そのものよりも、でっかなスクリーンに自分の書き込みがどんどん現れるってことに熱中している時がある。 



いやー、かっこ良かった。 素敵素敵と、クラスの雌たちで集まって昼食に行った。 すっごい天気が良くて、光のシャワーが見えた。  カメラにも写った。 良い光だった。
 


シャッタースピードをかえるとこんな感じ。


で、学校に帰ると見慣れないペンが私のデスクにあった。 ちょっと考えた後に、解体しろって事なのかと解体してみた。


そうしたら、なんとメモが入っていた。


しかも暗号付きだ!


うちのクラスにそんなに頭の回路が複雑なやつはいないから、きっとHALとIBMの関係だろうと推理して、やってみたら案の定そうだった。 


あはは。 随分手の込んだ挨拶だな、と面白くなる。

今度私も誰かにやろう。

なんかそんなこんなな一日でした。 あんまり勉強してないね!

2007-08-13

愛おしい人たち

 今家の作業部屋で、椅子の上に体操座りをしながら模型を作りつつ、上野千鶴子のレクチャーを聞いていた。すっごいおもしろい。 

 ほーほーと聞き入っていたら、ケレン君が部屋に入ってきた。 「何聞いているの? わー、映像だ!」的なのんきなことを言われて、「ポストコロニアリズムとか当事者主義とか、フェミニズムとか…?」となんか気まずい感じで返事をした。 変な奴だと思われたらやだなと思っちゃったんだ。

 そうしたら、心底な声で「へー! 僕もその人が言っている事が分かると良いのにな。 聞きたいな。」と笑顔で言われた。


 愛おしい!!!!
 

 あとね、まだまだ愛おしい話しがある。

 昨日の夜中に地震があって、家がかなり揺れた。 私は何よりも地震におびえるので、徹夜してプレゼンの準備をしていたんだけど、それどころではなくなってしまった。 でも、もうみんな寝ているし、どうしよう、どうしよう、と一人で部屋の中でうろうろしていた。 

 たまたま十分後ぐらいにグレイスがトイレに起きてきて、作業部屋に電気がついているから、「がんばってるのねー」と言いながら部屋に入ってきた。
 
 ドアを開けてみたら、私が一人でパニックになっていて、半泣きなで、「揺れた。 怖かった。 怖かったの。」って言うので、びっくりした彼女は、「今日、シーツを変えたばっかりだし、ケレンと私と一緒に寝る? 三人で寝たら怖くないよ」と言われた。


 なんて、愛おしいんだ!!!
 

 「嬉しいけど今寝ちゃったら、明日大変だから大丈夫。 ありがと。 大好き。」と言ったら、「怖くなったらいつでもおこしてね」と行って彼女は部屋に帰って行った。


 どれだけ、愛おしい人なんだ!!



 あと、今日もグレイスとケレンが衣類の洗剤、お徳用の巨大なのを買ってきてくれた。 キューンってなるよね。 ついでに、トイレ用の洗剤も買ってきた。 でも全く同じ物を私が昨日買ってきていたのでだぶってしまった。 それを言うと、ケレン君が「いいよ、使うもん。」と言った。 この、二本のトイレの洗剤を使い切る男気。 偉い! そうだ、いっぱい掃除して、気持ちがいい家で、気持ちよく暮そうねと三人で言いあった。 私はこの二人がとても好きだ。

 私は、本当にのんきでぼけーとしている人なので、こういうちゃんと洗剤を買ってきてくれるとか、ハンドソープを切らさないようにしてくれるとか嬉しくなる。 





 話しは変わって、大抵私は作業をしている時、podcastでダウンロードした適当なレクチャーとかコラムとかを聞きながら作業している。 

 itunes uっていうセクションに行くと、大学の講義のデータベースにアクセスできて、一年分のレクチャーとかをそのままダウンロードできるので、がしっとダウン ロードして、すっごいアメリカンアクセントの”フランスにおけるアカデミーとアート”とかをだらだら聞いている。 気分は、アメリカン、心はフレンチ。 


 日本の大学は、podcastの方に講義が結構上がっていて、多摩美のやつとか、東大のとか(ロボット系が楽しい!)聞く。 


 多摩美のは、横尾忠則の公開授業とかおもしろい。 一人で大声を出して笑ってしまう。 すごい、横尾忠則!
 

良い話しだけど、眠くなるの

大学で、ちらっとした関係で仲良くなった子がいる。

「建築なんて、嘘っぱちだ!」と怒り狂って
「でも愛しているんだ」と矛盾を抱え
そんな自分と葛藤して学校を辞めた子。

でも、たまにまだ大学の図書館とかに来ていて
会えば話すし、呑みに行ったりする。

今日、そんな彼にばったり会ったので
夕方からバーで呑んだ。

世界と折り合いがつかないみたいで
永遠と彼の考えている事
おかしいと思う事
素晴らしいと思う事を話してくる。

四分に一回ぐらい
美しいなと思わさせられる事を彼は言い
三分に一回は話しの内容が変わる。

言わずにはいられない事が
山ほどあるんだろう。

懐かしいなと思う。
私からするともう戻りたくはない
数年前の焦燥感や
やり切れなさをまだ彼は抱えているように思う。

もしかしたら
私が通った経緯とは全然違うのかもしれないし
私は彼を甘く見ているのかもしれないんだけど、
それでもその子が言いたい事は分かる気がする。

世界は最悪だし
みんなディックだし
周りは何も分かっていないし
誰も本当に"美しい事"を彼のようには理解していない。

「私はこんなにファンタスティックなのに、
どうして周りは分からないし、ついてこないし、
理解してくれないし、私につられて変化してくれないんだ!」って
なっているんじゃないかと思う。

生きにくいだろうなと他人事だから思える。

たった、二、三歳ぐらい年下の子たちなんだけど
今の私とは立ち位置が違うと感じてしまう。

今年に入ってから
クラスメイトやらが
私が怒れる若者として日本の大学を辞めた時と、
同じような状況にいるのを良く見る。

みんな、怒っているし、
誰も何も分かってないと思っているんだろう。

彼の永遠と続く話しを聞きながら、
私は私の怒りがどこに消えてしまったのだろうと考えてしまった。

カズオイシグロ的な瞬間は訪れたのかと、
懐古的な気分になる。

なんか変だと思っている時に、
ちょっと年上の私が
「あー、あるね、そういう時も」って
言っちゃうからだと思うけど、
本当に多くの友達に、
ぐわーーーーっと、
怒りと希望の入り交じったすっごい話しをされる。
満ち足りなさへの抵抗から、彼らは話すんだろう。

泣きながら「こんな気持ちになった事が無いし、
これから立ち直れるかも分からない。
人生の色彩が変わってしまった。」と言われると、
こっちもちょっと泣きたくなる。
懐かしくて!

私からすると、その色彩はもう失われたものなのに!

でも泣きたくなるけど、すぐに眠くなる。

彼らの話しは美しいけど大抵退屈。
面白いけど刺激はない。

友達としての責任で言い分は聞くし、
同情もするし、
私程度の経験の話しであれば、
捧げようと思うけれども
(具体的な例では、私はその危機感から二つの大学を中退していて、
今三つ目でございます、とか)
途中で、目を開いているのがやっとな気分になる。

だって、単調なんだもの!

単調な辛さが多くの20歳ぐらいの人にとっての辛さなのかもしれない。

様々な辛さが訪れるというよりは、
一個の辛い事が永遠と続く状況なんだろう。

どうしたら良いのと言われると、
一個目が片付いたらそれで終わりとか、
昔に戻れるとかじゃなくて、
もう二度と昔には戻れないし、
今度は複数の辛さに親しみ始める時期が
くるんじゃないかねとしどろもどろに返すしか無い。

「ああ、愛おしいけど迷惑な人達だな」としみじみ思う。

日本の大学にいた時の友達に、
「あんなにめんどくさい人でいてごめん!」と言いたくなる。

ニュージーランドにいるとそういう人に結構会う。
大抵21歳ぐらいがそういう時期っぽい。

私もばっちりそうで、
いてもたってもいられないぐらいに、
全てがペインフルだと思った。

でも、そのときは日本にいたから、
「私だけこんなにおかしいんだ」と悩んだ。

しかし、どうもこれはここの伝統行事っぽい。

なんかあるんだろうここの高校とかに、その要素が。
あまりにもヒッピー過ぎるとか。

人に話さずには自分が脱構築しちゃう。
どうしよう、フランクゲーリー、アウトオブコントロールヴァージョンにになっちゃうよ!っていう「言わずにはいられない危機感」が訪れる文化っぽい。 

今更ながら、誰でも通る道だったんだあと思う。
当たり前の事だったんだな…。

21歳ら辺ってとんでもないね!

2007-08-12

 私には色々なレイヤーがあります。

強くある方だと思う。


 杉本博司と李禹煥の作品を見て、
心の奥底で燃え上がるような快を感じている時、
彼らのような、生き方が生きる道と心底思う。

 でも、私のお師匠様はTom Friedmanであり、
そういう角度に私は魂を向けるのだと決心している時は、
上に書いた人たちの作品とか見ても、ちっぽけも意味が分からない。

2007-08-10

整理整頓 大切な物



 机の周りと、机の延長線上にあるいつも使っている鞄を一緒に片付けた。 

机と、鞄と、私の関係は、結構に深いと思う。 そしてその関係性を繋ぎあわせてくれている物たちがあり、日常的に慈しんでいる。 無いと不自由を感じる物は、無くならないように結構どっかで強く意識していると思うんだ。 いつも頭の片隅にある物たちです。


 上の写真の物たちは大抵の場合私の鞄の中に入っている物で、ほとんど私自身の延長です。 鞄の中にも机の周りにもいつでも、私のいる場所全てで一緒にいたい物ですね。


Moleskineのノート数冊と、Rhodiaの長い形のやつ

 無い場合はレシートの裏とか、ペーパーナプキンやらに書く事が出来るので、「絶望!」ってレベルにはならないけど、必要な物。 Moleskineは三冊同時並行で使っていて、一つは私のリサーチの特定のトピックに関してだけ書いていて、もう一つはデザイン関係なら何でも書いている。 そして、三個目は、他の2冊より一回り大きいノートで、なんでも書いている。 薄くて、強いノートなので、いつでも鞄の中に入れているし、とても、とても便利。 形が絶対に崩れない所とかが素晴らしい。 Rhodiaは、私が研究の為に使っているA3のノートに切り貼りする為に使っている。 これも便利。 とてもとても便利。 


2 コピー機の為のカード

 これも無いと困る。 前ほどに、コピーしまくる人じゃ無くなってきたけど、それでも毎日なんだかんだで使っていて、コートのポケットに入れたまんまで、家に忘れてきちゃった時とか、壁に頭をぶつけて、「どうしてお財布にきちんと戻さなかったの!」とうなだれたくなる。 

3 Staedtlerのピグメントライナー

 これでじゃないと、何かを書く気すらしない。 中毒。 鞄の中に、ポケットの中に、これがないと思った瞬間に「無くしたのか?! 無くしたのか?!」と焦るぐらいに、深く結びついている気がする。 ああ、どれだけ書いてもペン先がつぶれなくて、インクがなくならない、魔法のStaedtlerのピグメントライナーが欲しいよ。

4 鍵とUSBスティック

 家と学校の鍵。 無きゃ困る。 一日の内で、絶対に合計十分ぐらいはこれらを探す為に費やしている気すらする。 握っていると、なんだか安心。 そして、自分が必要な時に、無いと本当に不自由な思いをするのが、USBスティック。 だって、これ以外にデータの移動が出来ない事って多々あるもの。 コンピューター同士が隣同士に並んでいたとしても、たとえ触れ合っていたとしても、情報はジャンプしあってくれないのがデジタルの融通の効かなさで、「よし、プレゼン出来た! いざ!」って瞬間に、このスティックがないとなると、もう、自分のずぼらさを呪うしか無いのですよね。 とっても、とっても大切。 鍵とUSBスティックは、大切すぎるので、一緒に繋ぎあわせている。 これ以上に、無いとにっちもさっちもいかないものってのは少ないです。

5 はさみ

 説明はいるまい。 これはすごい。

6 電子辞書

 すっごい使う時期と、全く使わない時期が極端。 いつでも使う時期でいたいと思う訳です。

7 marimekkoの財布

 財布の重要性の説明もいるまい。 私のはロンドンで買ってからずーっとこれを使い込んでいるんだけど、これも見事なまでに色あせしないし、形も崩れない。 最初はなんか使いにくいなと思っていたんだけど、パスポートも入るし、色々と入れられるし、実はナイスプロダクトなのだと、四年目ぐらいにして気がついた。 四年間使い込んでいるって気がついた時点で、尊敬の心が芽生えました。 まるで、昨日から使っているようなビジュアル(逆に言うと、最初っからなんかシャイニーでスムーズな感じは無かった)、質実剛健っぷりに感動です。

8 マスキングテープ

 無いと駄々をこねたくなる。 ばかーーーって叫んで家に帰りたくなる。 要するに、あれだな。 私は物をくっつけあわせる事に終始困惑していて、まず、マスキングテープでかり止めってのに慣れすぎているのですね。 まさに、私の第三の腕。 「おっと、腕がもう一本無いと色々とできんぞ」と思った時に、すちゃっと出てきてほしいです。

9 3Mは天才だ。 張ったのが見えなくなるテープ

 3Mってすごいよな。 乳白色のテープなんだけど張ったのが目立たないので、重宝している。 主にワークブックとかをきちんと作り込む時とかには、良いですね。 これは、人生におけるコーヒーみたいな物で、無くても困りはしないんだけど、あるととってもとっても良い気分になる。 こんなに小さなテープが私を幸せにしているのかと思うと、感慨深いです。

10 カードリーダー

 私はデジカメのメモリーカードを、データの持ち運びの為に使う事が結構ちょくちょくある。 なんでだろう、私のipodは、よそ様のコンピューターと相性が悪くて、下手なwindowsに接続するとデータが丸々消えてしまったりする。 で、USBがパンパンになってしまっている時、第二の情報のストックの場所として、意外とデジカメが大活躍。 だからたまに写真を現像しにラボとかに行くと、「この巨大なファイルも一緒に現像しますか?」と聞かれたりする。 「いや、3Dモデルなんで、しなくて結構です」ととんちんかんな返答をするはめになる。 そして、それら全てのアクティビティーを影ながらに支え、繋ぎあわせてくれている物が、カードリーダー。 大好きです。 秋葉原で千円で買いました。 こんなに良い買物は滅多に無いと思うね!

11 携帯電話

 やっぱり無いと不便。 我が家には家電がないし。 淑と我が父と同じ機種です。 韓国、日本、ニュージーランドと、みんなで同じの使ってるってなんだか不思議な感じ。

12 ipodと、主にコード

 mac同士でデータをやり取りする時は、やっぱりこれが最強です。 便利! で、これもカードリーダーと一緒で、コードがないと全く何の役にも立たない時があるので、繋ぎあわせる系の物の重要性をまた考えさせてくれます。


プレゼンは疲れる。 ぐったり。

今日、提出の課題を朝方終わらせた。 最近、強烈に眠くて、準備の段階からぐちゃぐちゃだった。

まず、最終のプレゼンテーションを、家においてきた。 

教室についた時点で、既に一時間近く遅刻していたのにも関わらず、この有様。 
既に家に帰る時間ないので、同居人に電話をして、メールで送ってくれと頼む。

しかし、私の家のMacは二日以上最高に働かさせられていた所為で、
微妙に調子がおかしく、しかも設定が日本語なので、同居人はかなり手こずった様子。

私の発表までに、そのメールが届かず、しょうがないので、一段階前の発表のデータを使った。

焦りや、虚しさすら感じないぐらいに「しょうがないね!」とさらっとながせるようになったのが、或る意味の成長。 あくまでも或意味の。

さー、次は月曜日期限のプロジェクトを今週末に必死こいてやれば良いのさ!
痛い目にあうぞー。 わくわくだあ。

2007-08-09

くたあとするのね

 この数週間、やけに疲れているのね。

2007-08-07

韓国から来た先生

 韓国科学技術院、通称 KAIST なる大学があります。 アジアの大学ランキングで、たびたび一位になっている韓国の国立大学(ただ、文部省管轄じゃなくて、科学技術庁管轄なので、微妙に普通の大学と違うらしい)です。 

 そこの大学の工業デザイン学部の学部長が二日間のセミナーをしにきました。 頭の先からつま先までサムソンって感じの人だった。 すっごいクールなディバイスをじゃらじゃら身につけて来た。 

 今日は、Issues on design research and educationと、paradigm shifts in design methods、明日はMultiple aspects of human centred design approaches, the cognitive and socio-cultural dimensionとIntroduction of case design research projectsという授業をやって下さいます。 

 すっごい英語がお上手で、ピッカーンとしたプレゼンをしていた。 すごい人がいたものだ。 そんなディバイスがあったのかい、そんなソフトがあったのかいと、なんかびっくりするようなハイテクな技術を使ったプレゼンをされ、ちょっと私は未開人な気分…。 えへへ、実際そうなんだけどね。 

 プレゼンテーションのデータも豪快に「これ、この大学にあげますので、学生の共有ファイルに入れておいて下さい」とおっしゃっていた。 かっこいい。 

 授業の内容もすごく良かった。 科学の子って感じだったよ。 明日も、景気よくいこう!

2007-08-06

photocast

mac用のソフトでiphotoってあるじゃん、
それでphotocastが出来るってことに気がついて、
家族とか近い友人用に始めました。

ブログやらサイトやらには載せる気にもならない、
くだらない分、親が喜ぶような写真を入れて、
彼らに送っています。

「私の部屋」とか、「私のクラスメイト」とか、「昨日の私」とかの写真に
情熱的な興味を持ってくれるなんて本当に家族ぐらいだよ。 

有り難い、有り難い。

それにしても、なんかおもしろいぞ、photocast.

ブログとかもおもしろいと思うけど、
メディアとして好きなのはどっちかって言うとcasting系の方で、
近いうちに、podcastingをやりたいんだよね。
音声は多分やらないけど、PDFでさ。

ただ、受け取るプロセスが違うだけなんだけど、
どうしてなんでしょう、
やけに素敵です、podcasting.

もっともっとポピュラーにならないかしらねー。

2007-08-05

シャンソンが聴こえます

 昨日、友達の家のパーティーに行ってきました。 週に一回は行っているご近所のお家です。

 友達は高校の時のクラスメイトのゲイのカップルで、この間なんとついに婚約をなされました。 そんなに意志の強い関係を結ぶなんてと、同い年だからこそ驚きも多い。 そのお祝いと、あと新しく彼らの家に住みはじめた人たちのお披露目のパーティーでした。

 私は三日ぐらいちゃんと寝ていない状況で行って、疲れすぎて疲れている事にすら気がつかない感じになっていました。 



 ヴォッカを呑みながら、へらへらしていたら、ほとんどお見合いおばあちゃんみたいになっている友人に「君たちってとっても話しが会うと思うんだよね!」と殿方を押し付けられる。 

 「またかっ!」と思いつつ、今度は一体どんな人なんだろうと思いながら、とりあえずその人と連れ合う。 

 今度の方は永遠の大学生でございました。 

 これからもこれまでもずーっと大学で行きていく系の哲学と政治科学を専門にしていらっしゃるお方で、いい人だった。 

 はにかみながら何かをいっぱい喋っていた。 「君とは話しが会うってずっと言われていたんだ」と言われた。 一体私の友人は私の事をなんて言ったんだとひやひやする。 

 案の定、わっけわからない哲学の話しをノンストップでされた。 私の友達は、「あんなには、君の一番興味がある事を話すと喜ぶよ」と言っているぽっくって、いつも紹介された相手に強烈な彼らの興味のあるトピックを話されて、嬉しいけど困る。 

 週末のパーティーぐらい、みんな好きな事を話せばよろしいと思っているし、聞いていて一番面白いと思う話しはやっぱり、その話している人が一番情熱を持っている事だと思うので、思わずニコニコしながら聞いてしまうんだけど、ほとんど訳がわからなかった。 

 でもトイレに行く時とか「2分で戻るからね!」とか、きちんと断言したりとか、かわいらしい人だった。  
 

 でも、ほとんど私はお見合いおばあちゃんの回転寿しのネタみたいになっているので、「奴がトイレに行っている間に、次!」って感じで、ぴゅーっと違う人の所に連れて行かれた。 

 次は、北京出身のゲイのお兄様だった。 彼は新しく私の友達の家に住みはじめた子。

 だから、今回は「恋に落ちろーーーー」っていう強烈なプッシュが無くて気が楽でした。

「君ほど、ニコニコしている人は見た事が無いと思っていたけど、彼もすごいんだ。 ずーっとニコニコしているの! 絶対気が会う」と言われて、「はじめまして」って言った瞬間から私も相手もニコニコしているものだから、周りが大爆笑していた。

 なんでだか分からないけど、私はいつもニコニコしているらしいです。 

 その人は、美輪明宏が若くてカンフーマスターになったって感じの人だった。 

 気功にすごく入れ込んでいるようで、体がボウボウに熱いの。 

 マジで、燃えている感じだった。 一回、何かの動きをして、「僕に触ってご覧」とおっしゃるので、触りますと、もう体温は急上昇していらっしゃって、まさにお茶が湧かせそう。 

 わきゃー!ってなって、すごいわすごいわ、もっとやってと気を送ってもらったり、型を教えてもらったり、カンフーの技をきめられたりと楽しかった。

 もしかしたらこの人はマッサージが上手なんじゃないかと思い、ねえ、ねえ、と聞いてみたら、案の定、大得意であるとのお返事を頂き、早速してもらった。

 彼の部屋は、ウォンカーワイの映画のような感じだった。 うすぐらーくて、濃い感じで、なんかエロイの。 桃源郷かと思ったよ。 「ブエノスア イリス」だった。 この人出来過ぎと感心していると、「さあ、脱げ!」と言われたので、よっしゃと上半身裸にとりあえずなってベットに寝てみた。 で、そ のマッサージも、気功ありの、指圧ありの、つぼ押しまくりのすっごいのだったんだよ! 

 私は三日寝ていない朦朧とした状態で、廃退の美のある部屋にて、若い美輪明宏がカンフーマスターになったような、燃え上がる青年に指圧をされたぞ。 ほんとうに、すごかった。 涙が出ました。
 
 途中で哲学者が部屋に入ってきて、私たちの怪しい行動を見て、ばーんと部屋を出て行かれ、「ちょっとまって哲学者!」と思いつつも、気持ちがよくて声が出ず、とりあえず、もう去ってもらった。 本当に縁があれば、また会うはずと、去る者追わず。  

 マッサージが終わったら、自分が疲れているってことにやっと気がついた。 「君は疲れているんだよ」と、美輪様が美しくおつぶやきになるので、 とりあえず彼の胸に抱かれて寝ていますと、友達のゲイのカップルが入ってきて、とりあえずみんなでくっつきあって、ベットの上でゴロゴロしてみた。 美輪 様の濃い感じの前では、いつもは濃いなあと思っている私の友人カップルも、ただの子兎のようであったよ。

 途中でもういい加減起きていられないと思い家に帰り寝た。

 朝、素晴らしい爽快感で目覚め、中国文化の奥深さにただただおののく。 見た夢もなんだか桃源郷みたいな夢だった。 

 私の週末はそんな感じだった。 

シャンソンが聴こえます

 昨日、友達の家のパーティーに行ってきました。 週に一回は行っているご近所のお家です。

 友達は高校の時のクラスメイトのゲイのカップルで、この間なんとついに婚約をなされました。 そんなに意志の強い関係を結ぶなんてと、同い年だからこそ驚きも多い。 そのお祝いと、あと新しく彼らの家に住みはじめた人たちのお披露目のパーティーでした。

 私は三日ぐらいちゃんと寝ていない状況で行って、疲れすぎて疲れている事にすら気がつかない感じになっていました。 



 ヴォッカを呑みながら、へらへらしていたら、ほとんどお見合いおばあちゃんみたいになっている友人に「君たちってとっても話しが会うと思うんだよね!」と殿方を押し付けられる。 

 「またかっ!」と思いつつ、今度は一体どんな人なんだろうと思いながら、とりあえずその人と連れ合う。 

 今度の方は永遠の大学生でございました。 

 これからもこれまでもずーっと大学で行きていく系の哲学と政治科学を専門にしていらっしゃるお方で、いい人だった。 

 はにかみながら何かをいっぱい喋っていた。 「君とは話しが会うってずっと言われていたんだ」と言われた。 一体私の友人は私の事をなんて言ったんだとひやひやする。 

 案の定、わっけわからない哲学の話しをノンストップでされた。 私の友達は、「あんなには、君の一番興味がある事を話すと喜ぶよ」と言っているぽっくって、いつも紹介された相手に強烈な彼らの興味のあるトピックを話されて、困る。 

 でもトイレに行く時とか「2分で戻るからね!」とか、きちんと断言したりとか、かわいらしい人だった。  
 

 でも、ほとんど私はお見合いおばあちゃんの回転寿しのネタみたいになっているので、「奴がトイレに行っている間に、次!」って感じで、ぴゅーっと違う人の所に連れて行かれた。

 次は、北京出身のゲイのお兄様だった。 彼は新しく私の友達の家に住みはじめた子。

「君ほど、ニコニコしている人は見た事が無いと思っていたけど、彼もすごいんだ。 ずーっとニコニコしているの! 絶対気が会う」と言われて、「はじめまして」って言った瞬間から私も相手もニコニコしているものだから、周りが大爆笑していた。

 なんでだか分からないけど、私はいつもニコニコしているらしいです。 

 その人は、美輪明宏が若くてカンフーマスターになったって感じの人だった。 

 気功にすごく入れ込んでいるようで、体がボウボウに熱いの。 

 マジで、燃えている感じだった。 一回、何かの動きをして、「僕に触ってご覧」とおっしゃるので、触りますと、もう体温は急上昇していらっしゃって、まさにお茶が湧かせそう。 

 わきゃー!ってなって、すごいわすごいわ、もっとやってと気を送ってもらったり、型を教えてもらったり、カンフーの技をきめられたりと楽しかった。

 もしかしたらこの人はマッサージが上手なんじゃないかと思い、ねえ、ねえ、と聞いてみたら、案の定、大得意であるとのお返事を頂き、早速してもらった。

 彼の部屋は、ウォンカーワイの映画のような感じだった。 うすぐらーくて、濃い感じで、なんかエロイの。 桃源郷かと思ったよ。 「ブエノスア イリス」だった。 この人出来過ぎと感心していると、「さあ、脱げ!」と言われたので、よっしゃと上半身裸にとりあえずなってベットに寝てみた。 で、そ のマッサージも、気功ありの、指圧ありの、つぼ押しまくりのすっごいのだったんだよ! 

 私は三日寝ていない朦朧とした状態で、廃退の美のある部屋にて、若い美輪明宏がカンフーマスターになったような、燃え上がる青年に指圧をされたぞ。 ほんとうに、すごかった。 涙が出ました。
 
 途中で哲学者が部屋に入ってきて、私たちの怪しい行動を見て、ばーんと部屋を出て行かれ、「ちょっとまって哲学者!」と思いつつも、気持ちがよくて声が出ず、とりあえず、もう去ってもらった。 本当に縁があれば、また会うはずと、去る者追わず。  

 マッサージが終わったら、自分が疲れているってことにやっと気がついた。 「君は疲れているんだよ」と、美輪様が美しくおつぶやきになるので、 とりあえず彼の胸に抱かれて寝ていますと、友達のゲイのカップルが入ってきて、とりあえずみんなでくっつきあって、ベットの上でゴロゴロしてみた。 美輪 様の濃い感じの前では、いつもは濃いなあと思っている私の友人カップルも、ただの子兎のようであったよ。

 途中でもういい加減起きていられないと思い家に帰り寝た。

 朝、素晴らしい爽快感で目覚め、中国文化の奥深さにただただおののく。 見た夢もなんだか桃源郷みたいな夢だった。 

 私の週末はそんな感じだった。 

2007-08-04

火災警報

 今日、大学で火災警報がなり、みんなして逃げた。 結果なんにもなくて、安心安心だから言える事なんだけど、こういうのってちょっと非日常ですこしおもしろい。 うわっ、人がいっぱいだと興奮して写真におさめた。





















前庭でぼーっと警報が止まるのを待っている時に、知人にどさくさでDVDの自慢をされた。 手渡されて、「すっごい良いんだよ」と言われたので、てっきり貸してもらえるのかと思ったら、すちゃっと取られて、また「すっごいんだから」って断言された。 「はあ」と思って、ちょっとぽかんとつったっていたら、大事そうにそれを自分の鞄の中に入れ直して、さいならって去って行かれた。 本当に、去って行った。 うわーー、こんなに自慢げな人、久しぶりに会ったよとわくわくした。 おもしろい人だよなあ。 

火災警報

 今日、大学で火災警報がなり、みんなして逃げた。 結果なんにもなくて、安心安心だから言える事なんだけど、こういうのってちょっと楽しいよね。

2007-08-03

iphoto



眠い時に自分のiphotoを見たら、実験の為にとった似たような写真がどばっと目に映り一瞬くらっとした。

 研究をする単位をとっているんだけど、研究内容がまだ決まっていなくて、とりあえず切れ目やら、隙間やらの写真を集めている。 この写真から何かデザインの研究内容を決める事は果たして可能なんでしょうか。 研究内容を決める為の実験って、奇妙な気がするんだけど、それをやっている私がいて、うへー、疲れた。