2006-12-10

音楽






 「ウチでちょっとリラックスした後に、パーティーに行って音楽を聞こうよ」って言われるって、最高なコトのうちの一つだと思わない? しかも、「夜泊まっていって次の日家で遊んだりジム行ってストレッチしたりしよう」なんて、もっと最高だよ。

 友達とちょっとたらっとした後に、横浜のちっさなバーで音楽を聞いた。 今回日本に帰って来てからこういう人が二十人も入ったらいっぱいって所で音楽を二回聞いたんだけど、両方とても良かった。 魔力がある。 (小劇場も良い、小さなバーやクラブのパフォーマンスも良い、なのに何故、小さな画廊の個展はたいていただしょぼいだけなのか。 なんで?) 

 音楽とそこまで人生を共におくっていない私は、心のある一部が干ばつ地帯みたいなもんなんだろうと思う。 リズムが始まった瞬間に「これだ! 雨がふってきた!」と干ばつ地帯の農民たちが、踊ったり歌ったりしている様子がまぶたの裏に見えるよ。 こういう必要なのは明らかなのに、自堕落だから行動していない事って多過ぎる。 きちんと自分の面倒をみるという意味で音楽を聞く必要があるんだと強く認識しました。 (韓国から帰る時に友人に真剣に「ちゃんと自分自身の面倒をみるんだよ」と言われて以来、本も読んでいるし、音楽も前よりかは聴いているし、ノートも持ち歩いていっぱい色々書いている。)


 帰り道、ミュージシャンの人たちが話している話の内容が全く分からなくて、感動した。 おお、ここにも未知の世界が。 デザイナーと比べるのもあほらしい話なんだけど、癖でいつもしちゃうんだ。 もし彼らの会話がデザイナーの会話だとしたらって思って聞くと、面白いし為になる。


 生の力が強い友人と一緒に時間を過ごしているんだけど、いやースゴい。 一回り年下のパートナーが出来ていた。 十代のゴージャスな娘がいて、二十代の私と遊んでいて、三十代のセクシーなパートナーがいる、四十代の女、音楽家。 ああー、良いなあ、こういう生々しさとかって一番良い。 こういう生々しさって工業デザインにはあんまりなくて、音楽にはあって、でもって、結構建築にもある気がする。 工業デザインって基本的に生の力を排除するからね。 そしてこの家は本当に有数の生活を愛するタイプの人間たちが住んでいる家で、壁は殆ど本棚になっていて(四階建ての家で壁中本棚ってスケールの素晴らしさ。)遊ぶには持ってこい。 私が本を読んだり、macで遊んだりしている間に、生の力がみなぎった友人はベースを弾いていて本当に良い時間。 しかも窓の外には川が見えるんだ。 川だよ、川。 川は良いよ。

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