今回の引っ越しも早く終わった。 その日の朝に荷物を詰め始めて、夜には新居に全部荷物があった。 今の私の荷物の量は、一般乗用車の荷台と後部座席をなんとなーく埋める位。 一般的な人々の所持品と比べて多いのか少ないのか分からないんだけど、個人的にはもっと減らしたい。
本当に7ヶ月前に行った前回の引っ越しの時と比べて、二倍以上の荷物になっていた。 前はスーツケースと段ボール一個ぐらいだったけど、今回はウェリントンの時の荷物も合わさって、もうわっさわさ。 「こんなに物を持っている自分が強欲で不気味な奴に思える」と非常に恥じ入る。 ただ今回は比較的捨てた物が少なく、ちゃんと必要最低量で無駄無く暮らしているんだなと実感できて、自分も生活の仕方をだんだん学習してきているのかなと嬉しかった。 荷物が増えた事に対してうんざりしたけど、でも考えてみるとそれでもやっぱり必要な物が増えているので仕方なしとする。
そして車に積まれていく自分の荷物を眺めながら「この荷物と、銀行口座に貯めている雀の涙のような貯金が私の全財産なんだよなあ」と、変な感慨を憶えた。 引っ越しってこういうのが目に見えるので気持ちがいいですね。 持ち物の量(及び貯金)は少ないけれども、無駄な物を持っていないし、質が悪い物も持っていない。 今はこれで良しとする。
引っ越しの前には「義父ちゃん、義母ちゃんにこれで判断されたらどうしよう」とあわあわした。 連れ合いに「荷物の量でそんなに独断的に色々善悪の判断する人は君位だから心配すんな。」と励まされる。 そして引っ越しを全部相手側の家族にやってもらう。 本当は心配するべきポイントはその相手の家族への依存度な気もするのだけど、そこはまあプレゼントって事で、有り難く頂戴。
そして引っ越し先は楽器ばっかりの倒壊寸前の一軒家。 ごそごそと部屋の一番奥に居を作る。 生まれて始めて、音楽中心な家に住む事になった。 不思議な感じ。 これまでと全然ルールが違う! 音楽ってこれまであんまり関係がなかったからなかなか新鮮。
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