2009-10-14

お引っ越しアゲイン

 またまたお引っ越しです。 今年に入って、四件目。 落ち着きないね! 産まれてから何件目の家だと考えてみたけど途中でカウントできなくなったからやめた。

今回は連れ合いが音楽のスタジオに使っていたボロな一軒家(本当に、ありえんぐらいにボロい)に引っ越す事になった。 ぼろぼろな家過ぎて、いっそ可愛いわ。 家中の窓にカラフルなセロファンが張られている。 




自分史上最強なあばらや生活だと思って、戦々恐々としていたんだけど、考えてみたらイギリス時代は本当の掘建て小屋に住んでいたので全然余裕だと気がついた。 案外しっくりくるかも。

そんなこんなで家の内装をどうしようかなあと考え中。 agnes bが内装をデザインした大阪のマンションの色彩を持ち込みたい。 本当に傑作なインテリアだから。 興味がある人はこのサイトを見てみて。 めちゃくちゃ綺麗なの!! こういうふっくらとした色がいっぱい使いたい。 モダンデザイン(ドイツとか日本とかイタリアとかの…)は今回は避けたい。 BauhausにはNein!!! ああいうデザインは年取ってからでも十分だと私は思う。 家の中を観葉植物でいっぱいにして、そしてリッチな色彩を沢山持ち込む。 これが目標。


目標を達成した暁には、ここでまた発表します。 まあ、実は後二ヶ月位したらまたここも引っ越しなのですが…。 引っ越し、大好き。 ちょっとだけやけっぱち。

これが今住んでいて、今度引っ越す我が家。 生まれて始めてのアパートメント暮らしで興味深い経験になりました。 築百年以上のレンガ作りの長屋を現代風に改装したアパートだったんだけど、最初は個性があって良いかなあと思っていたレンガの壁にだんだんと「俺は刑務所の中にいるのかよっ!!!」ってムカつきを憶え始め、引っ越しを決心。 レンガは私の性格にあわん。 コンクリもあわない。 木か漆喰とかっていう水気のある素材じゃないと、どっかが決定的に乾くんだよ。 もし友人の家がこういうスタイルだったら普通に好きだろうけど、実際自分が長期間住むとなると難しかった。 こういうのって本当に好みが出るよね。 







育った環境ってでかいなと思うんだけど、私別荘とかプチ田舎暮らし的な不便にはある程度耐えられるんだけど、新興住宅地とか都会のアパート的不便に耐久力がな。 音たてずに暮らすとか、部屋が狭いとか、海にすぐ行けないとかってストレスになる。

日本に住んでもいないくせに日々チェックしている、私の大好きなサイト「稲村ケ崎R不動産」にて”昭和初期に開発されたニッポンの林間住宅地「鎌倉山」、一区画がやたら大きくて自然の地形そのままに建てられたユニークで閑静な森エリア、お金持ちもたくさん住んでます。 ただここに暮らすには体力と自ら望んで不便さを求める前向きさが必要かも。階段・傾斜地は当たり前、停留所でじっとバス待ちなど、なかなか精神・肉体両面が鍛えられる素敵な地帯です。”と紹介されているニッポンの不思議スポット出身の私は、若干頭のねじの緩んだピューリタンのような「不便だからよろしい。 森だからよろしい。 夜中に大音量で音楽がかけられるのならば文句は言うまい。」的精神を親から受け継いでしまっているのよね…。

自動車教習所の最後の最後のレッスン「その地域で一番難しい場所のドライブ」にて見事に実家の前を走行させられました。 教官に「こんな原始林みたいな所よくわざわざ金だして住む人がいるよねぇ。」と言われ、まさかそこが自分の家とは言えず「よっぽどのマゾですね…」と返事をしたよ。

ってまあ、悲しい過去はさておき、とりあえず引っ越してきます!

No comments: