2009-08-22

ってことで終わったのだ!

 なんか本当にこの二週間ぐらいは、いろんな形でプロジェクトのファンファーレをかけていたので、いったいいつどう終わって、新しいプロジェクトが始まったのかうまくわからないんだけど、私が入社してからかかわっていた、リ・ブランディングと新しいプロダクトが発表された/使われ始めた! イーーーーハーーー! 実際は色々片付けなきゃいけないし、全然脱皮感とかない日常の延長でのイベントだけど、でもやっぱりうれしいぞ。 友達とかと手をつないで、公園の芝生の上をごろごろして、見つめあったり、転がったりしたい気分だ。

 本当に、ああ、大人たちってすごい。 このプロジェクトでは本当に上司たちに感動した。 大人たちに感動し、友人や身内にやけに感謝したプロジェクトだった。

 大学の教授に「初めての仕事は、仕事の内容ももちろん重要だけど、それよりも良い人たちと働いて、社会に生きる大人の市民としての姿勢や、働くってことに関する色んな価値観に触れる事が一番大切。」と言われた。 それで彼が勝手に私の就職先を決めて、この仕事をすることになったんだけど、実際に働いてみて一理あると思った。  デザインとか、設計図とか、業務計画とか、そういう面で「こうやるのか」ってのも沢山学んだけど、ビジネスに関することだけじゃなくて、もっと広い意味での大人のアクティビティーについて知ることが出来たと思う。 年齢幅が広いチームで、最年少として働いて、色んな人生の選択やオプションを先輩たちを通じてみた。 そして結構みんな尊い良い人生を生きているし、幸せになるためにがんばってるんだなって言う素朴な感動を得た。 大人ってがんばってる。

 さて、さて、プロジェクト初期に妊娠にきずき、プロジェクトの進行どおりにおなかが大きくなったグラフィックデザイナーさんが、プロダクトロンチと同じ日に赤ちゃんを産んだ。 なんてめでたいんだ! 妊婦さんと一緒に仕事をするってのは、ワンダフルな経験だった。 どんどん赤ちゃん育つんだもん!!! すごいよ。 むくむくと育っていった。 彼女は途中で産休に入ってチームを抜けたんだけど、途中で出血が止まらなくなっちゃって、入院したのね。 それでみんな心配していたんだけど、先月は新型インフルエンザにかかり、元々彼女が遺伝性の糖尿病を患っていたので余計に、みんなどん底に心配した。 宗派とか、信仰の有無を超えて、会社中で彼女の無事を祈った。 赤ちゃんを世界に出すまでって本当にドラマだ。 私はこんなに近くで妊婦さんがいたのが生まれて初めてだった。 味わったことがない気分やら感情を沢山味わった。 

 ああ、時間って流れるんだなあ。  子供はうまれるわ、ブランドは変わるわ、商品は増えるわ、なんかもう、大人たちって本当に生産的だ。 学生のころの消費の鬼だった自分と比べて、この素朴さに驚くよ。 物を作って、売って、儲けて、生活すると。 大人のやってることってシンプルだ。

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