2009-08-25

ケイスケとパイナップル ミズホと彪

 日本の大学時代の友達ケイスケにアレクサンダーワンのワンピースを買って送れと頼んだら「無理です」とさらっと断られた。 でも働きはじめて半年経った事を丁寧に誉めてもらえた。 彼は偉い! 友達の人生に訪れている要所要所をちゃんと気にかけてくれて、色々と言葉をかけてくれて、そして色々と聞いてくれる。 君の存在こそがプレゼントだ!!!

 仕事を初めて半年過ぎて、リ・ブランディングと新しいプロダクトの発表会も終わった。 つい一ヶ月前ぐらいに「本当にこのプロジェクトが終わる日は訪れるのだろうか…?」と思っていたのに、気がついたら色んなプロジェクトが一段階終了していた。 不思議な気分だ…。
実際に手元にちょっとでも自分が関わった仕事が戻ってきた時に思わずぶわっと色んな喜びが胸に湧く。 なんかどっかワンダフルで、ファンタスティックな経験なんだよ。 そして前にも書いたけど、いろんな人にやけに感謝してしまう。

 ケイスケは間違えなくその中でも五本の指に入る、私の大切な友達だ。 彼の気遣いに感謝してもし足りない。 この半年間コンスタントに気をかけてくれて、色々と支えてくれた。 一番かけてほしい言葉を、一番いいタイミングで、日本からぽろっとメールやら電話やらで伝えてくれる。 私の永遠のミューズである彼の伴侶のミズホも含め、二人とも大好きです。 とてもとても君たちは良い感じだ。

 さて、思い起こせば六年前、私は真っ赤なアロハシャツを着て大学に行っていた。 オオヤマはオレンジのパイナップル柄のYシャツを着ていた。 ミズホは彪柄のスキニージーンズを履いていた。 みーんないつも髪型がどっか刈り上がったり、どっかが盛り上がったり、どっかが減ったりとへんちくりんだった。 よく呑んだし、よくご飯を一緒に食べた。 抽象表現主義以前の作家を全員小馬鹿にして、そしてアメリカ現代美術に魂の救済を求めていた。 そして三人ともけっこう真面目に身体表現史の授業では白塗りをして舞踏を池のまわりで踊ったりしていた。 良い思い出だ。 そう、私はこの二人をすごく良く知っているし、彼らも私を知っている。 女友達でここまで一緒に眠りまくったのはミズホぐらいだし、ケイスケとは東京にいる際、ワイン瓶と水一本づつとパン数個、果物やらディップやらを鞄に入れて、昼間っから東京中散歩して、酒と水をラッパ飲みしていた。

 一緒にいるといつも見える景色が美しくて、夕方になると一緒に過ごした全ての場所がダイヤモンドみたいにキラキラして見えた。 隅田川も、品川も、東京の奥まった住宅地も、いつでも最高に胸が締め付けられる景色だった。 ミズホととことこと歩いた路地裏や、ケイスケと散歩したオフィス街の色彩が私を励ましてくれる。

 そんな私達もついに、四半世紀生きてしまったようだ。 三人あわせると、76年! 歩ちゃん入れると、丁度100年! 四人で集まれば100年分の遊びの叡智。 多分私達、今スーパーマリオ並みに最強。 今年の年末のテーマはそれで行こうぜ。 ミズホ、ロンドンでいないから、スカノとかで代用してさ。 「百年祭」だ。 スカノが巫女で、私が牧童で、ケイスケが河童で、歩ちゃんが猫女で、なんか適当に祝し合おう。 


 そう、前置きが長くなったけど、どうやら今日がグループ最年少男子ケイスケのお誕生日なのね。 お誕生日おめでとう。 ミズホの誕生日も、ごめん、おめでとうって言い忘れた。 でもまだ十日以内だから許して。 ミズホもおめでとう!

 おめでとう! おめでとう! これからもいっぱい一緒に遊ぼうね! これからもずっと一緒にいてね。 大好きだから!

3 comments:

skner said...

代用ね!そのポジション好きだよ(笑)
そして巫女というのも素晴らしいじゃあないか。
最高です。

Anna said...

そうそう、代用だけど、すっげーナイスなのが来るの。 ほら、百年歳だから、代わりの人すらファビュラス。 

すーちゃんは、巫女ね。 巫女っていうかシャーマン。 お言葉を私達に下さい。 最高です。

おおやま said...

誕生日お祝いいただき、ありがとう。
互いに四半世紀。

これからも、一緒にいろいろなことしましょうね。

愛をこめて。