筒美京平は本当にすごいと思う。 本当に。 歌謡曲に置ける黄金率というのがあるとすれば、ばっちりその比率を抑え、気持ち良いぐらいに「こいつは収まってますね!」って状態に音楽を持って行ってくれていると思う。 なんかもう殆ど、正しい。 正しい境地だ…。
今日たまたまnokkoの人魚を聞いていた。 そしてその正しい歌謡曲っぷりに感動していた。 作曲者を調べてみたら、案の定筒美京平。 すっげーよ、筒美京平。
これで歌謡曲の名曲中の名曲”ライブがはねたら”までもが筒美京平作だったら、もう筒美京平神社を建てて、お参りするしかないと思い、もっと検索した。 そうしたら作詞作曲nokkoだった。 おしい! nokkoも筒美京平も本当にいいよなぁ。 正しい。 キラキラしているよ。
この可愛さはなんなんだろう。 なんて可愛いんだ!! でもライブが終わってから食事を食べるって、遅すぎやしないか? ライブ、一体何時に終わってんの? 私の知っているミュージシャンたちはライブが終わったら即パーティーで呑みまくるので、この歌詞には驚いた。 変わった生活スタイルだなと驚く。
それはさておき、本当にいい歌詞だと思う。 小学校の低学年の頃私はnokkoが大好きで、学校から友達と歌いながら帰ったりしていた。 その頃の事を思い出した。 小学校の思い出はいつも下校の景色と天気に繋がる。 下校の時間が自由な感じがして好きだった。 まだまわりが明るくてキラキラしている夏の土曜日(私が子供の頃は土曜日も学校があった!)の昼下がりの下校時はヘブンリーだった。 子供心に自分の下校時の気持ちと、この歌詞が重なっていたんだと思う。 (そしてめんどくさくて休み時間も、授業の時間もあまり好きじゃなかった私は、学校にいる間は中島みゆきとか口ずさんでいた。)
塾に行く為に電車に乗っているときは、カセットテープで小沢健二の"犬は吠えるがキャラバンは進む"を聞いていた。 その中の"カウボーイ疾走"が大好きで、巻き戻しては聞いていた。 アップ リフティングな音楽が好きだった。 そして勿論、筒美京平様作曲の小沢健二の曲、"強い気持ち、強い愛"も大っ好きだった。 要するに私は軽やかでアップ リフティングな曲に弱い。
子供の頃に聴いた音楽の影響ってのは半端なくて、今でもふとした瞬間に自分の心の中で流れていたりするから驚く。 自分と生き続けるものなのね。
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