2007-06-21

Just do it!

 四年生になると産学協同が始まる。 今年の四年生はナイキと働いている。 

 彼らが三ヶ月血と汗と涙を注いできたプロジェクトの発表が、今日と明日の二日間をかけて行われるとのことで、後学の為にも見に行ってきました。 

そうしたらスタジオが凄いことになっていた。 本当に、血と汗と涙。 比喩じゃなくて。 

三年生と四年生はバカ広いスペースを一緒にスタジオとして使用しているので、なんとなくお互いがやっている事を知っている。 私は横目でずっと眺めながら、グループプロジェクトの大変さを感じ、実は応援していた。(特に、自分はナイキとプロジェクトをやりたくないので、来年がアップルかヴォーダフォンという噂を胸に、「今四年生じゃなくてよかったぁ」と思っていた面もある。 そういう感じでも「頑張れ!」って思っていた。)


 当初はナイキ側がアメリカから来る事になっていたんだけど、なんだかの事情で急に来れなくなってしまったそうで、結構本格的なカメラクルーがスタジオに入り、プレゼンの撮影を行っていた。 なーんだ、アメリカ人いないんじゃんと思い、ぷらーっとコンピューターデスクの方に歩いていったら、明日発表のグループがてんてこ舞いになっていた。 

 本当に、血と汗と、涙だった。 比喩でも、冗談でもなくて。 くはー、なんか、結果的に手伝ったこっちまで泣きそうになった。 

 これは、青春ドラマなのかってぐらいにみんな頑張っていた。 爽やかだったし、美しかった。 特に私の友人である日本人の女の子は、本当に頑張っていたよ。 インド、ドイツ、ニュージーランド、日本っていう、多国籍グループっていうやりにくい事この上ない状況の中で、なおかつ唯一の女の子として、本当に、他の人以上の働きをしていた。 お前は、漢だと思った。 来年、私も同じ状況になるだろう。 きっと、私もグループで一人とか二人の女の子になるだろうし、多国籍グループに入るだろう。 そのときに、彼女ぐらいに働けるかと考えると、すっげー難しいだろうなと思う。 尊敬したし、その働く姿を私に見せてくれて、ありがとうと思いました。 ガンバレーーー!

 それにしても私は、学校が終わった事を祝福しようと、八センチ高の赤いピンヒールに、タイトなハイウエストのミッドセンチュリー系のスカートを履いて、お尻と胸を強調し、「女性でやんす。 女の自分、バンザイッ!」っていう格好をしていたんだけど、結局、でっかいものとか重いものとかを担ぐっていう手伝いをするはめになりました。 どれだけ女らしい格好をしても、この強烈なガテン系の仕事への吸引力からは逃れられないのか…。 途中で、ヒールと、ケツとオッパイを、がーんと取り外して、窓の外に投げ捨ててやろうかって一瞬思ったのよ。 こうやって、なんでも取り外しが出来ると人体を便利な何かと勘違いして考えてしまう所に、プロダクトデザインをやっている自分の狂気というか、愚かさがある気がする。 


 とにかく、泣いても笑っても明日が発表だ! 頑張ってくれ、心から応援しているぞと、学校に残って最後の調整をしている先輩たちにエールを送り、「やっべえ、来年私あんなに働けんのか?!」とびびりながら帰路につきました。 うおーーー、どんどんやれる事が難しくなっていくこの感じが怖い!


 

2 comments:

Anonymous said...

元気か????
中国から無事にかえってきたぞ!!!
たか

Anna said...

ヘイ兄ちゃん。

元気だ!!!
元気か????

お帰り!!! 楽しかった? わくわくした?

あんな