2007-06-06

部屋




壁を挟んだ二部屋を使っている。 左手側は寝室で、右手側は書斎/工作部屋。 寝室は私と私の友人なんかの為の部屋で、工作部屋は私と同居人の為の部屋。 いつも、心のどこかで寝室だけは整理整頓しておこうというのがある。 次に作業部屋も可能な限りぴしっとしておこうと思っている(思う事から始まるんじゃないだろうか?)。 居間は、緩やかで水気のある、温かい空間にしたい。 これでなんか私の心の住み分けが分かる。 寝室は、家の外の人間との対人関係の為の準備の空間であり、そして女の子である為の場所で、居間は家の人たちとの私の持ちたい関係を補助する為の空間設計なんだろう。 居間が寒々しかったり、がらんどうとしている時、なんだか淋しいもの。 夜遅くまで作業しているときに、今に下りて確かに数時間前でも人がそこにいたのだという事を、一緒に住んでいる人の持っている鍋やら、まだ温かいケトルや、夕飯の残り香から感じるとほっとする。 そして寝室には秘密を沢山持ち込みたいし、私のあるかどうかも分からない神秘性のようなものを保持する為にぜひともこの空間には頑張ってもらいたい。  そしてこの部屋には、この部屋での私の生活の仕方は、日本で培ったものが沢山あり、ここにいる時が日本の私と一番近い気がして、そういう意味でも好きだ。 

で、人間性全体とでもいうのか、これが私なんだろうっていう客観的で、そしてものすごく現実的な場所が私と同居人の書斎/工作部屋だと思う。 否応がなくね。 私たちの生々しい形がある気がする。 外見はほとんど引きこもりの人間の部屋って感じだし、色気も味気もない(あまりにも殺風景なので、ジェームスディーンがうっとり殺しをしている特大ポスターを飾ってみた)この空間でじたばたするのが実は一番、快の状態だったりする。 不思議な物だ。 


なんで、こんなに頻繁にブログを更新しているかというと、今論文を書いているからで、一つのチャプターを書き上げる度に、脱力して、こう、現実逃避をしてしまうんですよね。 えへへ。

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