2007-12-26

面白いもの

現代美術は面白いと思う。 面白さの深度が他と違う。 ふっとその面白さを噛み締めた瞬間が今日あった。

そうするとものすごく悔しくなる。 そして焦る。 現代美術関係の仕事で生きていこうと決心しなかった事を後悔する。 

でも、それが原動力になる。 現代美術から与えてもらった勇気を私なりの形にしていきたいと単純に思える。 答えたい、応えたいと思わせてくれた事柄はほとんど全部いつでも美術関連からだった。 そしてその応え方を探しているうちに今日が来ている。 明日も私なりの方法で答えるだろう。 

たまたまその気持ちがピークに達した時、この面白さを違うフィールドでやってみようと思えた。 私が意識的な選択らしい選択を、挑戦らしい挑戦をする事ができるようになったのは、変な話しだけど出会えてきた数々の芸術のお陰なのだ。 それを忘れちゃいかんと思った。 「こたえたい!」と思える事柄に短期間に現代美術やらを通じて出会いまくれた幸運を忘れちゃいけない。

本当に面白いと思っている。 現代美術は、本当に面白い。

そして現代美術が面白いと言う事は、勿論、世の中が面白いという事でもあるのだ。 芸術は理想やら幻想であると同時に、非常にアクチュアルなものでもあると思う。 それが何よりも鑑賞者側に勇気を与える。 
美術を面白いと思えているうちは大丈夫。 少なくとも、私はそう思う。

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