友達と、のんきにワインを呑みメキシカンを食べ、すっごいゴージャスな場所でジャズを聞いてきた。 エスプレッソを飲んで、キャラメルを食べて、すっごい、シアワセした。
遊んでいる時間なんてこれっぽっちもないと分かっているんだけど、遊ばずにはいられない。
でも、本当に良かったんだよ。 遊んで良かった。 後悔はなし!
これでもかあ!ってぐらいにアール・デコのすっごいきれいな場所で、ふかふかのソファーに座って、生の演奏を聴いて、沢山の人がスウィングダンスをしていて、ちょっとよっぱらっていて、いやはや、本当に気持ちがよかった。 色々と考える事が出来た。 友達は完全に音楽に引き込まれていて、私は一人で落書きをしたりメモを取ったり、お酒を飲んだり、音楽に耳をすませたりと自由に遊べた。 こういう時間が必要なんだよ。 本当に。
良い建築の中で、考えられた照明の元、生の音楽が流れていると、どうしてこうもその中にいる人間がみんな祝福されているように見えるんだろう。 不機嫌そうな老人も、ブロンドの乾いた感じの髪の毛をした中年女性も、みんなそれ故に魅力的に見える。 こういうデザインから導きだされる時間の濃度の高さって、無くなってしまったら困るんじゃないかと思う。 贅沢品とかステイタスシンボルとかそういうのじゃなくて、本当にデザインの力ってこういう何気ない瞬間に発揮されるんじゃないかと、しみじみと思った。 いつもはもっと頑な事を考えるし、頭でっかちなんだけど、とても親しい友達と足とかをぴったりとくっつけて音楽を聞いている時、そしてその空間を魔法のようだと思っている時に感じる感動って、ささやかな分大切なんじゃないかね。 少なくとも私はそう思う。 でも多分多くの私のクラスメイトはそうは思わないだろう。 なんかこういう素朴な事って通じない。
足とかの絵ばっかりかいていた。 人の足が好き。 膝の感じとか、がしっと足広げて座っている人の腰とか。 みちゃいかんと思いつつもじろじろ見て、落書きまでしている。
後、スウィングダンスをしている人たちのゾーニングがおもしろかった。 隣の人と当たらない感じとかに芸を感じました。 東京二十三区の地図を見ている気分になった。
3 comments:
こんばんは。so okさんのブログ経由で、時々読ませてもらっています。日記を覗いてるみたいで気がひけるのですが、annaさんの文章は読んでて気持ちいいですね。
さて上の記事です。こういう時間は最高ですね。しみじみ思ったので、思わずコメントしました。いい建物や照明や景色だけでも、かなり幸せになれますよね。みんな祝福されてるように見えるだけじゃなくて、そういう場所にいると、寛げるし優しい気持ちになるのかもなぁと思いました。
wow! はじめまして。 コメントありがとうございます。 気なんて、引かないでいっぱいいつでも読みにきて下さい。 こうやってコメントをもらえるととても嬉しいです。
うん、場所の力って偉大。
で、しかも経験してみないと分からないからおもしろいですよね。
こうやってまた世界が広がるみたいな、なんかいい感じ。
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