どろどろどろどろーん。
ぴゅーひょろひょろ。
えいやーえいやー。
遠くからは太鼓の音。
右から左へ通り過ぎていく笛の音。
視界から一瞬消える蛍の光。
不思議な森に住んでいる奇妙な生き物。
時間の流れは少しずれていて、しかしどこか確実な川の流れ。
植物たちは渦を巻きながら葉っぱを飛ばす。
隠れた栄光をたたえる光るコケ。
惑星同士がしかるべき位置関係に来た場合にのみに生じる数々の出来事。
迷惑同士がさわぐべき親密関係になった場合のみに応じる数々の出来事。
じめじめした森の陰の中輝くシダ。
水玉は葉っぱから落ちながら波紋をあける。
雲は逆に流れ元に戻っていて、満月の銀波に沈むあまの流れ。
奇妙なかおりを飛ばす不思議な生き物。
香りを痕跡に一瞬消える紅花。
左から右へ去る行方不明の猫の足音。
枕元からは霧雨の音。
あいごーあいごー。
ナヌーンゴロカンダ。
てくてくてくてくーと。
3 comments:
大昔に淑と作った詩。
結構な出来映えだと思う。
隠しておくのももったいないので公開。
その時は日本語の神が降りてたんじゃないかしら、と自分でも思うよ。
はじめて私が書いた部分と、sookが書いた部分をまとめてよんだ時の大笑いは忘れられないわ。
また詩を作ろう。
お題、今度送ります。
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