今日は、ドローイングのファイナルハンドインだった。 これで選択科目は全部終了で、残すはコアペーパーのファイナルのみ。
やっったーーー!!!!
相変わらず、すっごいラストミニッツになってしまい、「お、終わらないかもしれない」を心の中で繰り返す。
でも何故か心中穏やかなのね。 年を重ねるってのは、じたばたするよりもとりあえず何かをやる方が早いと気がつく事なのかもしれない。 前のような、気を緩めた瞬間に涙が出てくるような事もなく、ただマシーンのごとくやった。
心は穏やかで焦った行動も取らないけど、でも頭の中で流れている音楽と映像はまさにこんな感じ。
変な組み合わせだと思うけど、この2曲が入り交じってガンガン頭に流れていたよ。
やっぱ、焦ってたのかもしれん。
それにしても、徹夜明けなので三秒以上連続して同じ事が考えられない。 きちんと構成した文が書けないので、箇条書きで行きます。
★ プレゼンでは瞬殺だろうなと思い、戦々恐々としながら走って行った。 何故走っていたかって? 走らないと間に合わないからさ。 三時間の遅刻。 最後から三人目で発表。 「これこれこれをしました。 さあ、殺して下さい!!!!」とヤケッパッチでやったら、無茶苦茶誉められた。 すっげーーー意外。 最後まで全く読めない授業だった。 ワンダフルで洗練されているとまで言われた。 全部蛍光色でやったのに。 やってる間ずっとマイケルジャクソン聞いていたのに。 うーん…。
★ ブルガリア人とロシア人の教えている単位で、彼らの言っている事は正直、私には全く通じない。
???となるしかない。 言語の問題ではなくて、(単語そのものの意味は分かる)文脈が全く読み取れないのだ。 奥行きが分からない。 フランス人、ブルガリア人、ロシア人が教わった人たちの中でトップスリーに難解で、チンプンカンプンな人たちで、「ああ、あたしには大陸はでかすぎる」となるのよね。 この御三方は、ドイツ人の先生の時よりも分からん。 ドイツ人の先生の時は言っている事も文脈も分かったけど、なんでそれを望まれているのかっていう動機の部分が全く掴めなかった。 「それしてなにになんの?」が頭の中をぐるぐる回っていた。
★ 考えてみたら、セルビア人とか、ロシア人とか、ブルガリア人とか、今年は(というか結構いつも)私の人生において東欧の人たちがわんさかといたなあと彼らの滑らかななまりを聞きながらしみじみ。
★ プレゼンの最中にフランス人の子たちがごのごのと話していて「いはーー、君たちの言語はなんでだかこの授業中に聞くと圧迫感があるから黙って下さい」と奇妙に興奮する。
以上、マルチカルチュアルな、実際ニュージーランド人より外国人のほうが多い教室からでした。
★ プレゼンが終わった時点で既に夜で、打ち上げとしてプルガリア人とフランス人のクラスメイトたちとビール呑み、トルコ料理を食べた。 すっごい楽しかった。 みんな徹夜明けなので、ふらふらなんだけど、こればっかりはさぼれない。 最近、ずっと移住してから何世代かたっているニュージーランド人たちと一緒にいたので、このヨーロッパの感じが懐かしかった。
そういえば、私は昔イギリスに住んでたんだよなと、急に自分の態度やら考え方やら話し方が変わった事から思い出した。 変なコードがあって、相手によって私の雰囲気がガラっと変わるんだよね。 ヨーロッパのバックグラウンドの人たちと一緒にいる時の自分の態度が一番すっきりしていて、愛らしい行動も簡単にとれるしある意味好きだ。 背骨とか、意志とか、自分とかをある種のコントロールとともに自由に出来る感じが好き。 NZのコードの時に「これって頭が割れちゃうぐらいにbig issue!」って思っている事がアリンコのレベルに変わるのとか、我ながらおもしろい。
勿論一番純朴で牧童な感じでいられるニュージーランドのコードも、些末な事をごたごたとただ考えていられる日本のコードも、アウトオブコントロールな感じなアジアのコードも全部好きだし、どれもただのツールでやらなきゃいけない事だから比較する事もできないけどね。
ただ、こうやって一緒にいる人によって、まるで季節が変わるかのように自分自身が大きく変化するんだという事は忘れちゃいけないなと思う。 そこには希望がある。
★ ブルガリア人の女の子は、the 東欧って感じのイケイケの色気ぷんぷんとしているのが当たり前な、性への喜びを知っている奴で、その気力体力そして悪気のなさに、ジメっとした陰翳礼賛な私はいつも驚く。 私はただの友達同士の食事だと思って行っていたけど、彼らを家に返した後に「いくなら、あっちの方の男ね」と断言したのとかにびびった。 見定めていたのか!
私は、他の人の事を思いじめーっとしていた。 が、こうやってガンガン行けば過去は栄光のものとなるのかと納得。
すげーよ。
★ 後で他のプルガリア人の子たちが数人合流して話しの内容はそればっかりになった。 「ダブルデートでね」と流し目ぷんぷんに話していた。 「マジで?! あれデートなの?!」と「打ち上げの食事=栄養補給」だった私はまた驚く。 で、みんなしてセックスの作戦をたてていた。 あっけらかんと、悪びれも無く、そして華々しく美しく。 「あんなは2週間後の次のプレゼンまで彼らと遊んで、前の人の事なんて考えちゃ駄目よ。 で、今の人たちが上手くいきはじめてから考えれば良いじゃない。 はっはーん。」と言われ、「っは、っはっはーん…?」と返す。 が、確かに。 彼らってすごい。 大陸の人たちってすごい。 ジェネライゼーションはしたくないけど、これだけイグザンプルが多いと思わずしてしまう。 大陸の人たちって、ダイナミック。 こういう事に関しての文化的な深さが全く違うと思う。 何百年分もの先人たちの叡智が脈々と日常の中に織り込まれているような気がすんだよね。 話しの途中で、その子のお父さんから電話がありプレゼンの結果を聞かれていた。 さんざんだったと言った後に"fuck it"と言われたそうだ。 まさに! まさに! まさに! すっげーよ。 マジで、日が当たる所を歩いている感じがするね!
★ 私は実はただのカマトトでおぼこい大和撫子もどきな、ださい女なのではないかと数々の「はっはーん」の後に思えて来た。
★ もう誰も正気が残らないぐらいにふらふらになってきた頃に、「あのクラブで踊りまくれば良い訳よ。 そうしたらやな事なんて忘れるわ。」と言われ、「ああ、あのクラブは”悪趣味なクラブに行ってビールを一杯飲んだ後に爆笑して帰る”っていう、悪趣味に悪趣味で勝つっていうゲームをしていた時に彼と行った所だあぁぁぁぁ」と一瞬陰翳礼賛がぶり返した。 けど、「オッス! とりあえず、2週間大陸的に生きます!」と力強く心に誓う。 が、あのクソクラブには行かんがな。 はっはっは、両方に勝つ。 私は、私の今までの生き方反省しつつ方法論を大陸的なものに変え、だからと言って、今までの美意識は譲らんのだ。 勝つ! 私、勝ちます。
★ 今日は、妙に大陸的だった。 太陽がでっかい感じだったね。 オッス!
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