金曜日の授業はIndustiral design theroy and criticismだけ。 講義が夜にあり、大抵その後は友人たちと学校の横のカフェでビールを呑む。
今回の講義の後半はディスカッションでとても有意義だった。 有意義な講義やディスカッションの後は、いつでも入り口のドアをただ叩いているレベルで物事が通り過ぎていってしまうと感じる。 不思議なもので、いつでも本当にどんな深さに行こうが、方向に行こうが、入り口なんだよね! 今やっているプロジェクトはFluid formがテーマなんだけど、どうしてここ十年ぐらいFluid formが流行っているのかっていう話しをした。 CADの影響っていうのが話しの入り口で、CAD自体の構造とか、それから作れるものが、Gilles DeleuzeのThe Fuldとどうリンクしていくかっていう話しで、まあ、それだけなんだけど、とても面白かった。 多分四回目ぐらいの後悔なんだけど、ああ、The Fuldは日本にいる時にちゃんと読んでおけば良かったと反省。 淑がせっかく薦めてくれていたのに。
この授業を受け持っているのは元々建築を専攻していたセルビア人の女性の先生なんだけど、インダストリアルデザインに興味を深く強く持っている情熱的な人。 なんだかとても特別。 多分、私がこの学校であった先生の中で一番良い教育者だと思う。 だから良い授業で、私もちょこっと貢献が出来て、とても嬉しかった。
なんかみんなで盛り上がってしまい、放課後にビールをガンガン呑みながら喧嘩をした。 それでも呑みたらないよとヴォッカを買って、友人の家に行き、朝まで興奮し喧嘩をしていた。 お互いにお互いの作品へ批評的になり合えてとても良かった。 良い傾向。
そして「怒れるインダストリアルデザイナーのヴォッカの会」のホストをしてくれていた友人が、彼の家にあるジェットバスを使わせてくれる。 しかも泡つき。 とどめにロウソクまで灯してくれたよ。 だからみんなが喧嘩状態になっている間私は一人でお風呂に入っていました。 泡に包まれ、蝋燭の光に灯され、ヴォッカを呑みながら隣の部屋の言いあいを聞いていて、楽しかったね。 奇妙だけどね。 男友達の家で別に用もなく彼のオファーしてくれたお風呂に入るってのは、若干奇妙。
ぽかぽかになって、彼らのいる怒れる男達の部屋で、私も血流が良くなっているからカッカしながら喧嘩する。 この為の風呂だったのか。 なるほどね。
お風呂を入れてもらうってのは、それにしても嬉しいし、幸せな事だと思います。
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