2008-10-19

土曜の夜

 週末とかも関係なく朝から晩まで大学にいる。 

 週末の夜は大学から家に帰る時に繁華街を通ると酔っぱらい達が溢れている。 「こいつらには他にやる事無いのかよ!!」と心の中で悪態をつきつつ歩く。 他にやる事の内容がひたすらCADで設計図作りな私に、そして時間と心に余裕がある時は私もその酔っぱらいの一員として朝まで飲み歩いている私に、悪態をつく権利は無い気がするのだけど、それでもちょっとむかっ腹。

 今日はきれいな格好をした素敵女子が、大学の横のユースホステルの窓に向けて御自分の胸と女性器をがばっと道ばたで見せていた。 よっぽど酔っぱらっていたのだろう。 窓からこれまた酔っぱらった男の子たちがキャーキャー騒いでいた。 彼女の友達と思われる人達も「キャー♪」ってなっていた。 しかも車に轢かれそうになっていた。 道ばたでその瞬間を見た、多分その場で唯一のしらふな私は「人間って…」とうなだれた。
 
 そしてギャングスタなファッションに身を包んだ、強面な男の子集団とバス停で一緒になって、「恐喝されるんじゃなかろうか」とか「ボッコボコにされたらどうしよう」とヒヤヒヤした。 でもバスが来た時に「お先にどうぞ」と笑顔で優先され、バスの中でもなんだか気を使ってもらった。 

 露出狂になっていた素敵女子と、マナーの正しいギャングスタを五分の間に連続して見ながら、土曜日の夜だなあと思った。 私は夜遊びをしてなかったのに、ちょっとその狂乱に参加させていただいた気分になった。 劇をみたような感じだ。

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