2008-10-01

馬鹿なんじゃないだろうか

 人の世に出て24年。 公平に言っても、大した数字だと言えるだろう。 全く経験がないとは言えないのではないだろうかと自分でも思う。 年取った分、今更驚かない領域の話しが増えてきた。 新鮮さが失われた事が悲しい反面、培われてきた安定感を誇らしくも思う。  

 ただ、今日は久しぶりにたまげた。 本物の馬鹿に久しぶりにあったからだ。 長らく、真性の馬鹿には会ってなかった、気がする。 英語では馬鹿っていう意味の言葉が沢山あり、(酷い言語だと日々思う)その中の一つでidiotというのがある。 悲しくなるほどの馬鹿(愛嬌すら含まれない)感じの馬鹿さを表していると思う。 ゼロからのスタートっていう感じだ。 そしてこの言葉でしか彼を表せない…。

 二人でのんきに学校の外に立っていた時、「秘密の情報があるんだ。 これはとても重要な事で、色々な人が隠そうとしてきたけれども、でもインターネットなど情報網の進化により人目に触れてきたのだ」と言われた。 なんか変な雰囲気だぞ。 何が出てくるのかと聞いていたらとんでもない事がぞろぞろ出てきた…。

 例えば、宇宙人はいるとか、彼らが沢山の叡智をアメリカ政府に預けたとか、地球の中央部分には穴が空いていて、そこにもう一つの世界があるとか、2012年に地球は滅びるとか…。 本気に信じていて、なおかつ自慢げなその姿に驚いた。 

 そんな彼は大学院生…。 勿論…、工業デザイン。 大丈夫なのか?! 

わっかんねぇ…。 どこでこうも私たちの立ち位置は違うのだろうかと考えさせられた瞬間だった。 彼の事は高校でクラスメイトだった時から知っていたけど、まさかこんな事を信じる人だとは知らなかった。 だたの坊ちゃんだと思ってた。

そして、私は私について不安になってしまった。 たまに「芸術は世界を変えれる! ってか変えてきた!」とか「芸術には魂を救う力がある!」とか言っちゃう瞬間があるんだけど、これって端から見たら、上の彼の発言と五十歩百歩なんじゃないだろうかと思えてきたのだ。 

 うーん…。 それにしても、彼の言葉を信じるのならば、もうすぐ全ての秘密が明らかにされ、正しい叡智が人類に与えられるらしいよ。 でも2012年に世界が終わっちゃうんなら、なんで今更?!!! 

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