2008-09-06

情報の交通整理

 二ヶ月ぐらい結構私は暗かった。 フラットに関して色々と「なんじゃこりゃ!」な事があって、限りなくめんどくさい事後処理のお陰で毎日疲れた。 ただ色々と真剣に考えるいい機会であったとも思う。 広い視点で見ると全然対した事じゃない問題なんだけど、それでも住処が不安定になるってのは全然良い気分じゃない。 生活が揺らぐ。

 どういう方法で解決するのが一番なのかと必死で考えなくてはいけないので、色々とネットで似たようなケースを調べたり、誰に相談をしに行ったらいいのかなどを調べた。 本当に便利だった。

 世の中には使い道のある情報を公開してくれている人達が沢山いるのだなと、非常に感心いたしました。 内容が充実しているサイトは本当に有意義。 インターネットの底力を感じた。 ただ自分で意識的に情報の交通整理をしないと、使い道ないけど。

 上に書いたのはコンテンツの話しだから下の文章とはちょっとずれるんだけど、またちょっと違う部分の交通整理の話し。 

 ここ数年プロダクトをデザインしていても、プロダクトと連動したサイトについて考えるウェイトが増えてきた。 殆ど切っても切り話せない話しになってきている。 というか、あまりにもエキサイティングな領域で、切っちゃいけないと思う。 「これからの生産ラインって?」とか「すっげーこのファイバー!」とかってのと同じ次元でプロダクトデザインにとっての素材の一つになっている。

 フラッシュとかガンガン使いまくった「見た目が優れたサイト」を考えるのも刺激的だけど、同時に情報をどうやってフローさせるかとかとかっていうフレームワークの構築も楽しい。 私はそういう段階に大興奮してしまう。 

 ユーザーとプロダクトの関係に集中したデザインも楽しいけど、私の場合ユーザーがプロダクトを通じて、他のユーザー及びプロダクトとどう連動して行くかってのを考える方がもっと楽しい。 

 直接的にはエンドユーザーからは見えない部分のデザインだけど、使い勝手がダイナミックに変わるからやりがいあります。 

 話しは出だしに戻って、住処の問題での私は完全に非効率的なプロセスのしわ寄せを受けたエンドユーザーの状態だった。 全然素敵じゃない経験だった。 だから、私が作るプロダクトやシステムではユーザーがしわ寄せを受けない状態を作りたいというゴールがある。 その為に、情報の交通整理。 情報の交通整理ってのは本当に創造性のある楽しい分野だと思う。
 

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