2008-09-30

形を決めている時の頭の中

「丸いのがいいなー、つやつやしてて、
炊きたてのご飯とか、焼きたての食パンみたいな感じなの。

ほっくりねー、うん、ちょっとだけ甘い匂いがするの。

ほっくり。 で、すっごい平和な感じで、調和があって、柔らかくて、神経質じゃなくて、でも繊細なのね。 

それで、どっかから光が当たってる感じだとなおいいよなあ。」

2008-09-22

ヨーヨー

 ヨーヨーの原理を使って発電するおもちゃを作っている。 研究しようとクラスにヨーヨーを持ち込んだら、クラスメイト達の意外な才能をする事が出来た。





 最初、年上のマーティンがちょっとした芸をして「おお!さすが80年代育ち。」とみんなでキャーキャー言っていたんだけど、ヨーヨーとかかなり馬鹿にしそうな、全身入れ墨の恐かっこいいカルロス閣下がやりはじめた瞬間に、部屋の空気が変わった。

 「このヨーヨー生きてるんじゃないの?!」って勢いで動き回り、なんだか一種のパフォーマンスになっていた。 かっこいいのね。 そして私にどこで買ったのかを聞き、明日朝一で買いにいくと宣言された。 「かしてあげるよ」と一応言ったけど、自分用に一つ絶対欲しいんだそうだ。 そうか。 君の幼少のみぎりの情熱を思い出すために貢献できた事を誇りに思うよ! 

 本当に上手かった。 私のクラスメイトは意外な芸達者な人達が多いんだけど、今回も多いに楽しまさせていただいた。 やっぱり一芸は持っているに限るなと思った私は、帰りのバス停でヨーヨーの練習を一人でしていて、周りの会社帰りの人達に白い目で見られた。

 それにしてもこんなに怖い感じの外見の人達が一生懸命おもちゃを作ったり、おもちゃで遊んだりしている姿はおもしろい。 

これって効果あるのかな

 どこを見ても選挙、選挙、選挙ですね。 日本も選挙。 アメリカも選挙。 ニュージーランドも選挙。

 ニュージーランドは労働党が無事(?)任期満了につき総選挙です。 クラーク首相は疲れて逃げなかった。 99年からずっと首相の彼女は、いつもしかめっ面のニュージーランドの門番のような人だ。 今回は多分労働党が負けて、国民党が勝つのではないだろうかと言われているから、この鉄の女ともお別れかと、若干残念。 良い政治をしたと言われているけれども、もう国民が十年近い労働党の統治に飽きちゃったんだって。 (飽きたとかってので投票しないで、政策を選べよと外国人の私は思うが、国民感情ってのはどこでも間抜けだ。)

 今回の選挙も勿論労働党は、党首のクラーク氏を大々的に押し出したキャンペーンをしている。 



っが、写真を加工しすぎてほとんど誰だか分からない。 友達全員が初めてこのキャンペーン用の写真を見た時に「逆効果じゃないだろうか」と言っていた。 私もそう思う。 クラーク、あなたの中の鉄の意志を見失ってしまったのではないかと、人ごとながら心配になる。 こんなんじゃ、そこらへんのアッパーミドルクラスのおばちゃんじゃん! 一番信じられない属性の人間じゃんか! そもそもヘレンが笑うと世の中に悪い事がおこるんじゃないかって気がしちゃうんだよ。 いつものしかめっ面じゃないと安心できない。 だまされている気分になる。


いつものヘレンが懐かしい…。 いつもこれぐらいの集中力を顔に表現しているのがよろしい。
 

2008-09-21

ただのファンかもしれない

 この間、私がずっと友達だと思っていた人と朝ご飯を食べた。 

 大学についてからも、その朝食がどれだけ素敵で楽しくて胸がいっぱいになる時間だったかをクラスメイトに話しまくって、仕舞には踊り、一日中ハイパーでいた。

 あまりにも一日中嬉しかったから、もしかしたら私はその子の友達と言うよりもただのファンなのかもしれないという気になってきた。 Wikipediaのファンについてのページでは"愛情で心の中がいっぱいで、その対象について話をするだけで、心の底からしあわせになれる人たち。"とかかれている。 っま、まさに…! 友達だと思っていたのに。  多分私はただのファンだ。

 そうかファンなのかと納得したら色々腑に落ちた。 私はその子を初めて見た日に、友達になってこの人の今後を見ていきたいと思い、意識的に遊ぶようになった事にも納得する。 

 素晴らしい事に彼は今私の家の近くに住んでいるから、毎晩の様に彼の家に遊びに行っている。 これはファン的にはポイント高いです。 「家でご飯を作ってもらう。 酔っぱらう。 デザートを食べてお腹いっぱいになったら、そのまま居眠り」が出来るってファン的にはポイント高すぎじゃない? ああ、友達の事は心底憧れて、思うだけで愛が溢れるステージに持っていった方が良いよ。 毎日が楽しい。 本当に、毎日が楽しくなるから!

 

2008-09-19

ポートフォリオ

 ポートフォリオ用の写真撮影を最近しています。 昔作った物は、粉々にして宇宙に葬ってしまいたいという衝動と、言葉にはならない愛おしさが相まって、ちょっとクラクラさせられます。 

 私はクラスメイトが大好きで、一個一個の作品に彼らとの思い出が沢山詰まっています。 だったら彼らも一緒に写そうと決めました。 ポートフォリオを開ける度に彼らを見る事が出来たら、それは素晴らしい事だと思うからさ。 

 ってのは一つの理由で、もう一つの人を作品と一緒に写す理由は、やっぱりデザインは身体の横にあってなんぼだと考えているからです。 身体は物への偉大なるリファレンスだと思います。

 これらが試作品。 作品を持っている人には、ほぼ毎日お世話になっている。 彼無しの人生なんて、考えられないクラスメイトだ。 あとカメラの使い方が詳しいから、写真をとりながら教えてもらえるという現実的な理由でモデルに選ばれた。 もうちょっとスマートな角度とかがあると思うのでまた撮り直しするけど、とりあえずこんな感じでやってこうと思っとります。














ちなみに、これは能楽事始っていう日本からの仕事で、グラフィックスを作った時のです。 能楽事始は人間国宝たちのお能がスーパーアフォーダブルな値段で見る事が出来るミラクルなイベントです。 ッチェ、ッチェ、ッチェ、ッチェ、ッチェッケ、チェケアウト!! お能を見よう!

2008-09-18

...

A magnified bug,
In his polystyrene house,
Where is my cigar.

-Anon.
A magnified bug,
In his polystyrene house,

2008-09-17

虫眼鏡




 私は卒業制作で宝探しゲームをデザインしています。 探す宝物は昆虫とか植物とかです。 この遊びの可能性を出来るだけ活かす為、私も日々虫やら花やらを追っかけて暮しています。 すっごい楽しい! 私は虫眼鏡が好きだ!






虫眼鏡そのものも結構おもしろくて、白い紙の上で使うと上の景色が投影されたりして素敵。
でも勿論虫眼鏡の偉大さはそんな所だけでは収まらない。 
























虫眼鏡楽しい!!

有朋自遠方来 不亦楽

 古い友達からメールが来た。 お互いの存在を喜び合うような、とても素敵な内容のメールだった。 メールの最後に彼女の近況についての、素晴らしい事が書いてあって我が事のように嬉しかった。 

 友達が一生懸命道を開いていっている以上に、インスピレーショナルな事柄って無い。 彼女の道はなかなかにワイルドだから、余計にそうだ。 そこらへんに埋もれられるようなサイズの奴じゃないと思っていたので、今の彼女の着地地点の熱い感じには納得した。 イイオンナだよなあとほれぼれした。

 そして彼女が私のブログを楽しみにしてくれていると書いてあって、続けていて良かったと思った。 このブログの対象は誰かと言うと、勿論近くにはいられない友達への為であり、彼らが楽しんでくれる事が一番のやりがいなのだ。 日常を前のようにダイナミックに共有できない分、こうやって遊ぼう。 友達の暇な時間の、ちょっとした連れ合いになれるようなブログを目指します。

 で、昔からの友達の連絡ってのはどうもこうも嬉しいのかと考えていた。 そして孔子もそういう事を言ってたなと思い出した。 って事で孔子の言葉をgoogleしていた。 そうしたらなかなかに含蓄溢れたお言葉が沢山のっていた。 孔子、絶対流行るよ。 心に染み渡るもの。

論語から一言。

 「有朋自遠方来 不亦楽」
遠くから友達が訊ねてきた。 こんなに嬉しい事って無い!って事だそうです。 その通りだ。 

 早く東京で会いたいね! いっぱい遊ぼう! ワクワクして、転がり回って、けらけらと笑いたいね。 そういう日常の冒険を、東京の友達といっぱいこれから一緒に出来るんだと思うと、悲しくて仕方がない卒業だってすばらしい事だと思える。 

とりあえず友よ! 本当に君の事を誇りに思っているし、大切な女性だと思っているので、これからもどんどん伸びていって下さい。 応援しています。

web更新

久しぶりにサイトを更新しました。 まだちゃんとリンクが張られていない場所もあり完成にはほど遠いのですが見てみて下さい。

http://web.me.com/annapandatiger/

2008-09-15

 友達に人についての記事をかいたらどうかと言われた。 おもしろそうなので、ぽろりぽろりと身近な人、一人ずつについて書いていこうと思う。 

2008-09-14

野田凪

 アートダイレクターの野田凪さんが9月7日にお亡くなりになったそうです。 想像力豊で、ワクワクする作品を沢山作ってらっしゃった方です。 独自の「やりすぎ」感を押し出して、90-00年代の東京をキラキラさせた人だと思います。 

 元々は好きなタイプの視覚デザインじゃないので、「またこの人変な事やってるよ」と冷ややかに思っていたのですが、このナイキの広告を見た時にただの変な人じゃないととても納得しました。 




 これは賢いデザインだと思います。 底力のあるデザイナーとして活動を楽しみにしていたので残念です。 彼女の持っていた世界観の強さは、好みが違うと言えども、強烈で好きでした。 とても残念です。

2008-09-11

Wii

 トムとマフューの家にWiiがある。 Wiiがカジュアルゲーマーでも遊べるゲーム開発を目指しているというのを聞いた時から、一回遊んじゃったら私は完全に取り込まれるなと思っていたので近づいていなかった。(ただ、マリオの為に使っていたけど。) 

 私はこれまでの戦略に反省した人達が新しい開拓地を求めたら先に、まんまと気軽に立っている事が多く、簡単に波に飲まれてしまうのだ。 ブルーオーシャン戦略がしたい人達の為の存在のようなものです。 ぱっと例を挙げろと言われると思い出せないので、今度思い出したら書き出してみる。

 だから気をつけていたんだけど、今晩はジンアンドトニックで軽くきまって気分が大きくなってしまっていたらしくて思わずWii sportsに手を出してしまった。 すっげーおもしろかった。 止まらなくなって五時間ぐらいやった。 「これだ! 私がしたかったゲームはこれだ!」ってぐらいに楽しかった。 

 友達と張り切って一緒に遊びまくった。 酔っぱらいだったから途中で数回意識がグワングワンしたのがたまに傷ですが、でもしらふであそこまで楽しかったかと考えると、やっぱり私程度のカジュアルゲーマーにはアルコールの力は必要なのだろう。

2008-09-10

風街ろまん

 今日は一日仕事だった。 今の私の仕事はランドスケープデザインナーの研究助手です。 ひたすらマッピング。 いつもは手で握れるスケールの物を作っているので、街一つを対象とするってのは新鮮です。 
 
 音楽を流しながら地図を読んでいた時に、ボスが東京に行った時に買ったCDを流しはじめた。 彼のお気に入りなんだって。

 最初「なんか知っているけど、思い出せない音だぞ」と聞いていて、はっとこれは「はっぴいえんどの風街ろまん」だと気がついた。 音楽の力は偉大だから結構感情的になってしまい涙が出た。 空気が一瞬で変わる。 とんでもない音楽ってのは時間を芸術にしてしまうからすごい。 

 そして匂いと一緒で、時間を吹っ飛ばして記憶を刺激するところもある。 多摩美にいた時、大学から橋本駅までの道をこのアルバムを聞きながらとことこ歩いていた時の自分と今の自分がはっきりと重なり合った。 いつもは遠くに感じる、あのうっすらとした影と淡い色彩の風景の存在が急に現実的になり心に甦った。 そして私はもうすぐ日本に帰るのだという事実が身にぎゅーっと迫ってきた。



 
 彼が適当な日本語で曲にあわせて歌っていたのも、このアルバムの奇跡のような歌詞の奇跡さを余計に際立たせてしまって、私は完全にセンチメンタルになってしまった。 このアルバムは一曲一曲がダイアモンドだよ。 

 クラスメイトに帰り道「彼がフンフン歌うから、泣いちゃったよー。 でも母国の曲を聞いて泣くっていうクリシエな醜態を相手にさらしたくなかったから、こっそりだけど」と話した。 私と彼がただの友達だった時からの関係を知っている彼女は「彼がフンフン歌ったら、確かに泣けちゃうかもね。 なんかいろんな面が向き合った感じがするもんね。 今の生活とか、日本とか。」と笑いながら言われた。 そんな彼女は今日、たまたま前好きだった男の子のくれたCDを聞いてしまい、切なさのどん底になったらしい。 音楽は感情の振り幅を強めてしまう。 

 地図を読みながら、音楽を聞いてハミングをしている友達の姿とか忘れたくないなぁ。 忘れたくないなぁ、覚えていたいなぁって思う事が日常に多すぎる。 日常の景色がまるで俳句のような、イメージの衝突の繰り返しみたいになってきた。 その間を音楽が流れている。 
 

今日のwow!

 毎日が驚きの連続です。 

「必要」は発明の母とよく言うけど、私は「不便」もかなりの発明の母だと思う。 そしてウェブサイトのモックアップ(試作品)の制作は結構不便な物事の上位リストに入る分野だと思う。 いつかすごいソフトが出るだろうと思っていた矢先にFirefoxのAdd onでPencilというソフトがある事を知った。 これはすごいだろう。 Firefoxどこまで進化するのだ!(しかもオープンソフトウェアなのがすごい。) 

 「こういうサイトを作るのです」と人に紙に書いたアイディアを見せた時の「あー、この人全く意味分かってないんだろうな」っていうリアクションにうんざりしていたし、かといってデジタルデータを作ると「じゃあ、いっそ本物作った方が早いんじゃねえか?!」といういらつき。 この二大不便を見事に克服だ!



まだ使い込んでいないから、どういう具合のプログラムなのかは不明だけど、今晩しっぽりとこれと遊んでみる。 他にやる事ないし。 いい感じだったらまた報告します。 

今日のwow!

 毎日が驚きの連続です。 必要は発明の母とよく言うけど、私は

2008-09-09

ビブリオバトル [知的書評合戦]

"京大情報学研究科片井研究室において執り行われている書籍紹介戦闘ビブリオバトルの実況放送局!"

京大の子たちが書評合戦をやってる。



この企画のバランス感覚はとても良いと思う。

本と語り手とどでかい数字だけが画面に写している所とか、一見アマチュアっぽいけど、実際の所非常に良い構成だと思う。 こういう情報の発信の仕方はおもしろい。 

格式張らず、きちんと伝えたいことをミニマルな状況で伝えている所が素晴らしい。 

ビブリオバトルのブログもmashupの良い例だとも思います。 既存のネットのサービスのおもしろい所を、自分達の企画に上手に混ぜてると思う。 

メッセージを伝えてもらうってことではyoutubeは最強だと思う。 やっぱり映像の伝達力は強い。 blogに簡単に貼付けられる事から広まり方も早い。

こういう機転がきいた感じ好き。

こいつはすごい

 Firefox 3.0に変えたら、ウェブサイトの読み込みのスピードが早くなった。 感心。 

 そしてDeliciousとUbiquityをブラウザにくわえた。 この二つは最近私が使うようになったツールの中で間違えなくピカイチ。 

 DeliciousはブックマークのSNSなんだけどかなり使える。 特に仕事を誰かとしている時にパッとブックマークが共有できるのが素晴らしい。 クラスメイト達が私のプロジェクトに関係するページを見つけた時、annaと言う名前でtagをしてくれる。 こんなサービスが欲しかった。 日本語版はまだ無いみたいだけど、良かったら私とbookmarkを共有する友人になりましょう。 ブラズザにくわえることができるので、ワンクリックでブックマークできます。 便利です。 

 さて、次はUbiquity。 これはかなりすごい。 結構驚いた。 ついにここまで来たかという使用感。 やっばいって!



まるで、自分がブラウザと対話しているようだ…。 これ作った人すごい。 なんか奇妙に夢がある。 ちょっとキーボードを触ると小さな黒い画面が出てきて、自分の言う事を聞いてくれるなんてSFじゃん!


 使ってみるとこんな感じ。 

 私のクラスメイトの一人は完全なる伝道師で「よくこんなの見つけたね!」って何かの新しい機能やらソフトやらを試しまくっている。 まさにデザイナーの鏡のような少年だ。 そして私に教えてくれる。 上で紹介しているのも彼に教えてもらったやつらだ。 せめてものお返し(?)として、パスワードの設定が必要な際は彼の名前を使うようにしている。 ある種の信頼感と尊重をそこで表現できる、つもり。  

マリオ狂

 この数日間、私はgoogleを開いては「マリオ 裏技」と検索をし続けていた。 当方、24才、女子。 人生で初めてテレビゲームの好きな人の気持ちがスーパーマリオブラザーズ3を通じて分かりました。 

 友達との食事の最中も頭の中はマリオで一杯。 「トムが横で"今飛べ"って言うから飛んだのに死んじゃったんだよ!」って最悪の会話を、そのときは最悪だとも思わずに心から言っていた。 帰り際は「さっさと家(しかも自分の家ですらない)帰ってマリオ!マリオ!マリオ!」ってなってた。 マリオの中毒性はすごい。 (誰かの家の合鍵を握りしめて助手席でずっとマリオの話しをしていた私に勿論「楽しかったね」系のメールがその後来るはずも無く、ちょっと今日凹んだ。 自分には期待しないくせに相手に期待する癖がある。)

 でもそんなんどうでも良いんだよ! 重要なのはは私がマリオを完全にクリアする事なんだ。 マリオは一生関係する事が無いと思っていたゲーム系のサイトに私を結びつけたけれども、多分今まで細々と保っていた外界との社交の輪を見事に破壊した。 ただ、マオリで駄目になるような関係元々駄目だったのさと強気ぶってみたりもしてる。

2008-09-08

imacの起動方法

 家がごたごたしていたので、私のimacをトムの家に置いていた。 合鍵を持っているから彼が家にいない時に仕事をすれば良いやと思い一ヶ月以上、彼の家の食卓に置きっぱなしにしてた。 最初のうちは一応彼がいない時に仕事をしていたんだけど、段々と私はwiiに入っているマリオに中毒になり、一人の時はマリオ、そして勿論家の人がいる時は彼らと遊んでしまい全く仕事をしなかった。 まあ、家も落ち着いてきた事だしと今日持って帰ってきた。

 がっ!! 事は簡単に進まず。 何故か起動しない。 電源は入り、灰色のアップルマークとロード中であるくるくる回るロゴは出てくるも、それから先に全く進まないのだ。 私はmacオタクの父を持っているので、意外と自分でコンピューターの問題解決が出来ない。 大抵実家に電話をして直してもらう事になっている。 ただ時差の問題で彼が掴まらない。 これは一人で直すしか無いと、ネット上を片っ端から探し、直した。 

 なんでネットが使えたかと言うと、私のmacにはwindowsも搭載されていて、そっちのosは問題なく起動したからです。 だからwindows側のブラウザでサーフィンできた。 なんだかすごいね! 便利なんだか不便なんだか!

 さて、全日本語ユーザーの皆様、あなたのintel imacが"灰色のアップルマークとロード中であるくるくる回るロゴは出てくるも、それから先に全く進まない"状態になった時のトラブルシューティングをお伝えします。 ただ私のはOS 10.2以上の方しか使えない方法です。 

 1.まず準備として「バックアップしておけば良かったぁぁ」とちょっとうじうじした後に達観して下さい。 ここでの一番の問題は「コンピューターなんて嫌いだ」と裏切られた気持ちに勝手になる事です。 それは良くない。 愛情を注いでなんぼです。

 2.次に、従来のmac userにはなじみの無い方法Safe modeを試します。 

 3.電源を入れた後、音が鳴るか否かの時からshift keyを押し続けます。

 4.そしてアップルマークとロード中のくるくるアイコンが出てきた時点でshift keyを離します。

そうすると本体が「???!!!」ってぐらいの音を立てながら、長時間かけて起動しはじめます。 ほとんどホラー。 ただ、「ひいいい、なんじゃこりゃ!」と思いながら待っていると、何事も無かったかのように復活します。 私の場合20分ぐらいかかりました。 なつかしの自分の壁紙写真が出てきた時の感動、一言では表せません。

 もっとプロフェッショナルな描写が欲しい方は、↓こちらのリンクを見てみて下さい。
http://support.apple.com/kb/HT1455?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

 もしこのページに検索でひっかかった人、きっとあなたも今日の私がいたような状況にいるのでしょうね。 お気持ち、分かります。 私は友人が一年かけて作ったプロジェクトの打ち上げパーティーに「macが壊れているから行きません。」と速攻でメールをしました。 遊んでなんかいられないという気持ちになるものです。 あなたのmacがなおる事を、ジョブスの守護神に祈っておきます。 多分、彼には強烈なのがいるはずですから。 

 焦らずやりましょう! そして、何よりも基本的にバックアップはとっておきましょう! これ以上の叡智は多分まだコンピューターに関しては無いです。 バックアップはキリストにとっての十字架ぐらいの重要性があります。 マジで、バックアップ取っておきましょう。
 

2008-09-06

情報の交通整理

 二ヶ月ぐらい結構私は暗かった。 フラットに関して色々と「なんじゃこりゃ!」な事があって、限りなくめんどくさい事後処理のお陰で毎日疲れた。 ただ色々と真剣に考えるいい機会であったとも思う。 広い視点で見ると全然対した事じゃない問題なんだけど、それでも住処が不安定になるってのは全然良い気分じゃない。 生活が揺らぐ。

 どういう方法で解決するのが一番なのかと必死で考えなくてはいけないので、色々とネットで似たようなケースを調べたり、誰に相談をしに行ったらいいのかなどを調べた。 本当に便利だった。

 世の中には使い道のある情報を公開してくれている人達が沢山いるのだなと、非常に感心いたしました。 内容が充実しているサイトは本当に有意義。 インターネットの底力を感じた。 ただ自分で意識的に情報の交通整理をしないと、使い道ないけど。

 上に書いたのはコンテンツの話しだから下の文章とはちょっとずれるんだけど、またちょっと違う部分の交通整理の話し。 

 ここ数年プロダクトをデザインしていても、プロダクトと連動したサイトについて考えるウェイトが増えてきた。 殆ど切っても切り話せない話しになってきている。 というか、あまりにもエキサイティングな領域で、切っちゃいけないと思う。 「これからの生産ラインって?」とか「すっげーこのファイバー!」とかってのと同じ次元でプロダクトデザインにとっての素材の一つになっている。

 フラッシュとかガンガン使いまくった「見た目が優れたサイト」を考えるのも刺激的だけど、同時に情報をどうやってフローさせるかとかとかっていうフレームワークの構築も楽しい。 私はそういう段階に大興奮してしまう。 

 ユーザーとプロダクトの関係に集中したデザインも楽しいけど、私の場合ユーザーがプロダクトを通じて、他のユーザー及びプロダクトとどう連動して行くかってのを考える方がもっと楽しい。 

 直接的にはエンドユーザーからは見えない部分のデザインだけど、使い勝手がダイナミックに変わるからやりがいあります。 

 話しは出だしに戻って、住処の問題での私は完全に非効率的なプロセスのしわ寄せを受けたエンドユーザーの状態だった。 全然素敵じゃない経験だった。 だから、私が作るプロダクトやシステムではユーザーがしわ寄せを受けない状態を作りたいというゴールがある。 その為に、情報の交通整理。 情報の交通整理ってのは本当に創造性のある楽しい分野だと思う。
 

2008-09-01

恋愛のディスクール・断章

去年の年末、一人でロラン・バルト祭りをしていた。 寝ても覚めてもバルト一筋。 バルト無しじゃ、道をまっすぐ歩けない時期がどんな人の人生にも訪れると思う。 特に晩年近くのロマネスク三部作あたりがスッバラしい。 パーソナルにぐさっと救済される。 

そんな中、特に大爆発を私の中でおこした名著がこれ、「恋愛のディスクール・断章」だ。 
恋愛で熱狂している状況を話しちゃおうと思ったその心意気がすでにすごい。 是非、一読を。 名著です。 

そしてこの装丁も素晴らしい。