夫としか言いようがない友人がいる。 私たちは恋人じゃないし、何がどう夫なのか上手く説明できないんだけど、夫としか言いようがない友人だ。 お互いを長く知りすぎているからだろうか。
日曜日に会いブランチを食べて、その後にぶらぶら散歩したり、コーヒーを飲んだり、図書館に行ったりする。
今日は大雨が降っていたので、二人で図書館の窓辺を陣取ってずっと雑誌や本を読んでいた。 私の街の図書館は港にあり、大きな窓から海が全面に見えるように設計していある。 大雨が海にぶつかりあう所を見ながら日曜日の午後を一緒に過ごす人がいて良かった。 相手の事をこの人と時間が過ごせて良かったと基本的に思っているから、何となく彼は私の中での夫なのかもしれない。 なんだか、夫度が高い。
そこで前も読んだことがあるのに何も感じなかった本が、素晴らしい事に気がついた。
この本“area”には10人のキュレーターが選んだ100人のグラフィックデザイナーの作品がのっている。 2005年に出版されて、結構好評だった本だ。 出た当時は、オン タイムすぎて「へー」って程度だったんだけど、数年経った今見てみるとすごく面白い人たちを選んでいたんだなってことが分かる。 そして紙面自体がとてもきれい。 楽しい本なので一読をお進めします。
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