2007-02-04

The art of loving



愛するということ
エーリッヒ フロム
紀伊國屋書店

 この休みに、親の尊敬する人であり、私からすると私の母校の本の前文をかいていたエーリッヒ・フロムの本をやっとこさ読んだ。 

所々、「おい、こら、まて!!」ってことが書いてあるんだけど、そこは逆にここ50年間ぐらいの他の学者の方々に対する敬意に変わり、端々で結構衝撃的でした。

 ”古典”ってのは、多くの場合、自分の考え方や行動のシナリオになっている本の事を言うんだと思う。 読んでなくても、途方も無く影響を受けているぐらいにダイナミックに時代とコミットした本を古典というんだろうから。 そう、だから古典に対して「いやー、凄いですね」って言うのって、間抜けだよね。 今の当たり前やら当然やらを形作った本にもう一度感動する事は、その本の作者に失礼な話しだと思う。 でも、夜抱きしめて寝ようかと思ったぐらいに、私は深く感動した。 問題点や批判の対象を見つけるのは、三回目、四回目に読んだ時にして今はただ驚こうと、三ページ目ぐらいから思った。  

 親が私の親になる為に読んだ本でもあり、子供の頃から私の本棚には、どピンクでど派手なthe 70's!って感じの表紙のこの本が置いてあった。 それでもって、母校はsummerhill. こてこてだ。 (今wikipediaを読んでいたら、コートニーラブが先輩だった事が分かった。 最初で最後の退学になった生徒らしい。 が、嘘らしい。 在学すらしていなかった彼女が勝手に言っている事だそうで、校長先生は学校のメーリングリストで「一体何がしたいんだ?」と呆れいてた。 コートニー、わけわからない…。 そんな彼女の名字もLove) 

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