夫の妹(多分23歳位)が、10歳年上の男の人とつきあい始めたらしい。
その話を聞いた時、結構心中複雑な思いにかられた。 なんかだか幼女が滅茶苦茶汚い男に手を引かれているような気がしたのだ。
「うげー! なんか気色悪い。」とつぶやくと、夫に「でもうちの場合、父親が母親より10歳年上だし、結構普通の事だと思うよ」と言われた。 言われてみたらその通りだから、「そうだ。 結構普通だ。 気色悪がってごめん。」と平謝りをした。
自分が見て育った環境ってのはとても大きい。 うちは母親が父親より10歳年上だから、「女がずっと年上」ってのは、至ってノーマルだと自動的に思うのだ。 で、その逆はアブノーマル。 勿論さっきみたいにすぐ「そうえばあの人達もそうだ」と身近な人達の事を思い出して、全くノーマルであると思い直すんだけどさ。
--
そういえば自分自身の性癖みたいな感じで考えると、私はこれまで結構年上の男の人達が好きだった。 それは私にってアブノーマルなコンディションだから。 女の子や年下の男の子とつきあうのはノーマルなんだけど、年上の男とつきあうのは私にとってはアブノーマルだったんだ。 私からすると、「そんな異物とっ…!」っていう異種混合戦な感じが、年上の男の魅力だった。 アブノーマルさが好きだった。 やっちゃいけないと思うから、やりたくなるってアホさは若い頃には往々にしてある。
--
年取って、別に異物と交わりたい元気さとかがこれっぽっちもなくなった今、私にとっては年上の男性ってのは本当に眼中にない不思議な生物だ。
ふと、これから誰かずっと年上の男性をセクシーだと思い、惹き付けられて一緒になったりするのだろうかと考えてみた。 それはそれで想定外で素晴らしい気がする。 考えうる他のコンビネーションの中で一番低いチャンスだけど。 勿論、だから余計に素晴らしい。 よっぽどの事だから、その時私はとち狂うだろうし、生の喜びでまともさを失うだろうし。 そいつは本当に素晴らしい。
1人で月曜の夜から、台所のテーブルに座ってこんなくだらない事を、結構熱心に悶々と考えてしまった。 こういう事を考えている時、もっと友達がいたらいいなと思う。 そうしたら、聞けるじゃん、意見。
No comments:
Post a Comment