仲良しの子が留学先であるアメリカ合衆国へ飛び立って行った。
出身高校も、大学の学部も一緒の彼とはかなり仲良しこよしだった。 高校生の時に、何となくもっと仲良くなってみたいなと思っていた子で、実際大学に入ってから一番の仲良しになり、「仲良くなってみたいと思う相手とは仲良しになるもんだ」という自然の摂理を一番強く実感させてくれた子だった。
崖に行ったり、海で泳いだり、洞窟に泊まったり、いっぱい遊んで、遊びに遊んで、遊びまくっていつでも課題の提出が二人してぎりぎりになった。 良い友達だ。 本当にいい男。 本当によく遊んだ。 一緒にいると楽しくて、やる事なす事がちょっと冒険っぽくって、いっぱい優しくしてくれて、お互い結構愛情を込めて向き合った友達だと思う。 途中からちょっと呆れて、多分相手も私に呆れてって時期があったけど、それでもお互いの為にある程度頑張ったと思うんだよね! 良い友達だ。
いつも二人でお互いの名前を呼び合っていて、周りの女の子たちからは「彼みたいな男友達が欲しい」とよく言われた。 いやそれは無いでしょ、あいつただの怪獣だよ?と内心冷ややかに思ったりしていたけど、実際私もかれの友人たち殆どに求愛された事がある事から考えるに、二人で幸せそうにしているように周りからはうつったんだろう。 この幸せそうにしていると周りから求められて不幸そうにしていると誰にも相手にされない感じ、不条理だよね。 今お互いのお互いへのめろめろな感じを思い出すとフリークでクリーピーとしか表現できないんだけど、愛情ってのはフリーキッシュなものだと納得した今なら言えるね。
例えば、この歌。 怖い。 ただ、気持ちはよく分かる。
昨日、バイバイの飲み会があり、思わず涙がボロボロ出た。 周りは私が泣き虫なのを知らないから、私が泣いた事に驚いていたけど、どうして周りの人が泣かないのかの方が私には分からんよ。
もうお互いが飽き飽きする程に遊ぶ時間は過ぎてしまって、毎日朝から晩まで一緒にいる事はこれからはないだろう。 相手がニュージーランドに帰ってくる時には私はもう大学を卒業して、きっと日本に帰っている。 それに遊び足りない気持ちは無いんだ。 十分に遊んだ。
最後話しながら「またあえるよ! 東京遊びにいくよ」とか、どうでもいい事を言っている間に「いや、それよりも、また君みたいな新しい友達が作りたい。 その人といっぱい遊びたいな。 君にまた会う会わないよりもそっちの方が重要。」と泣きながら言ったら、周りにドン引きされた。 本気で思っている事を言うと、周りには呆れられる。
そう、でもまた新しい素晴らしい友達が作りたいな。 その人といっぱい遊びたい。 絶対それが楽しいって。 本当にそう思う。
3 comments:
杏奈さん泣き虫なんだー、知らなかった。私も泣き虫。韓国語ではウルボ(울보)っていうんだよ。
そっか。 マチコさんもウルボなのね。 ウルボ同盟だね!
私はすごい泣き虫だよ。 ことあるごとに涙が出る。 特にお別れが弱いわ。 結構普通に涙を長洲から周りから驚かれるよ。 別に、「身が千切れそうっす」ってレベルの悲しさじゃなくても、ただ涙が出るんだ。
新陳代謝が激しいのかもしれない。
ウルボ同盟! すてきな肩書き(肩書きじゃないか…)をありがとう。
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