2008-05-06

熱帯主義

 強烈な友人の代表であり、永遠である我がアレックスと久しぶりに話した。 相変わらず、素晴らしい。 バイタリティーが普通じゃない。 そして意外な程に人格者。 立派だ。 そんな我が友人はブラジルのファッションデザイナー、 ALEXANDRE HERCHCOVITCH の甘い匂いがする靴を買ったそうだ。 キャンディーの匂いがするシリーズなんだって。 透明でめちゃくちゃ可愛いの!!! ビデオチャットを使って靴を見せてくれた。 日本にある甘い匂いがする靴を、ニュージーランドにいながらライブ動画で見えるなんて21世紀だね。 時は満ちた。 人々の足からは甘い匂いがし、距離を超えて喜び伝わるのだ。




 その甘い匂いの靴を作ったデザイナーのウェブサイトもめちゃくちゃ可愛いから見てみて。

 

 地元の国立博物館に日本の東京曲率近代美術館の図録が何冊かあるからぱらぱらと読んでいた。 2004年のブラジル:ボディーノスタルジア展の図録がとても素晴らしかった。 トロピカリア運動とか人食いとか、身体とかについての論文がのっていて、それが涙ちょちょぎれに素晴らしかった。 




だからか最近ずっとブラジル音楽を聞いていた。 





トロピカリア運動の始まりの人であるCaetano Velosoがかっこよすぎる。 こんなに色鮮やかな人がこの世にいるんだなあとしみじみ。 そして昨晩、ピナ バウシュの踊りが見たいから、アルモドバルのTalk to herを久々に見た。 そうしたらVelosoが出ている事に始めて気がついた。 豪華な映画。


 
 良い映画を見て、音楽を聞いて、ちょこっと制作をしてそんな感じの一週間だ。 そしてたまに友人の声を聞く。 煮え切らないものや、心の底辺に流れる寂しさが悲しさも、全然悪くない。 私は今までだったら「ギャフン!」と慌てていたような状況で、静に音楽を聞いたり、映画を見たりできるようになった事が大人になってしまった気がして悲しいんだけど、どっかでひっそりと喜ぶべき事だとも思っているんだ。
 

2 comments:

Anonymous said...

メリッサ今日本で人気だよー

Anna said...

メリッサ?