2007-07-05

四日目

こんにちわ。 今時山田花子と山崎邦正と一青窈ぐらいだってぐらいに短い前髪をしているアンナです。 みなさんお元気ですか? 私は元気です。


さて、今日から自分の興味のある範疇についての講義や発表を集中的に聞くプログラムに変わってきました。 

大きなカテゴリーが"community","environment","digital discussions","urban"で、どれもインダストリアルデザインに関係があるっちゃあるけど、ないっちゃない。 これが建築の学会に参加している事のファンダメンタルな問題ですね。 昨日の「みんなでたき火を囲んで、歌ったり踊ったり」でエモ中のエモになってしまったことから、私は比較的都会でないと駄目なのだと学び"Urban"に参加してきました。


廃墟ビルの中で、三つの講義が行われました。 オーストラリアのメルボルン出身の若い建築家の発表と、ウェリントンのデヴェロッパーの発表、それと政治ジャーナリストから見たパブリックスペースについての発表があった。 

全部が全然違う方向と方法で発表されたので、非常に面白いものでしたよ。 廃墟に巨大なプロジェクターを入れて、発表者がソファーに、聞く側はベンチに座り、コーヒーを呑みながら聞いて、最後にディスカッションって形だった。 多分日本で言う所の学会とかとは全然性質が違うんだろう。 

その後、映画館に移動して、powers of tenに、ウェリントンべ−ストのバンドが生演奏をしたのを楽しんだ。 今まで様々な場所で色々な方法で上映されたpowers of tenを見てきたけど、今回のが確実に一番良かった! で、そのまま映画館で、ガウディーのサクラダファミリアで働いている建築家の構造計算とか建築様式と数学的意味やらの発表があり、それが素晴らしくて度肝が抜かれました。 次にオーストラリアはブリスベンの建築家のリビアにおける都市の循環の方法みたいなのの発表があり、それもすっげーびびった。 リビアの道路には信号がないし、標識もないのに、交通事故が全く起こらない話しとかが出てきて、カルチャーショック。 こんな世界があったのかと思いました。 そして彼個人の強烈な個性にも度肝を抜かれた。

あんまりオーストラリアって関係がない生活を送ってきていたんだけど、今回これでもかってぐらいにかの国の人たちに囲まれ、洗脳されたのか刺激されたのか、もしかしたらそこがあたしの理想郷なんじゃないかって気分になってきた。 なんか、彼らのスタイルがすっごい好き。 


なんだかんだで全部のプログラムが終了すると深夜を超えてしまう。 朝の8時から夜中の12時まで続くんだ。 濃いよ。

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