2.日焼け止めを塗る
北半球の奴らがやんちゃをしてくれたおかげで、NZ上空にはオゾンホールがある。 結果、こっちで浴びる紫外線の量は日本の7倍! NZで発生している癌の中で一番多いのが皮膚癌だ。 それぐらいにビシバシすっごい日差し。
うちの前の"非常に都会的でコンパクトな"公園ですら、このギラギラ感。
街中の公園でお花とかに囲まれているだけで、「あなたは小人ですか?」ってスケール感覚になってしまう、このガリバー島。 葉っぱ物ですらこんなに大きい。 木じゃなくてもこのサイズってすごくない…?
植物からしたらこっちの日光って本当にたまらないんだろうな。 栄養満天。
そんな日光の元では、特にヨーロッパ系の子たちは日焼け止めを塗らないで晴れた日に外にいると、簡単にサンバーンしてしまう。 サンバーンは、日本語の日焼けの持つニュアンス"肌色が濃くなる"ってのとは違って、"やけど"って感じ。 真っ赤にただれて、下手すりゃ病院送り+命に本当に関わる。 だから皆日焼け止めを塗る。 オプションではなく、必須。多分、世の中から急に日焼け止めが消えたら、NZやオーストラリアからヨーロッパ人も同時に消えるだろう。
そんな中私は全く日焼け止めを塗った事がなかった。 有色人種だからサンバーンも滅多におこらないし、日焼けしたかったし。 上の写真みたいに日陰に座っている人を「なぜこの太陽をエンジョイしないのだ?」と奇人扱いし、太陽の真下を1人でがんがん歩いていた。
しかしなんだか最近肌がみそぼらしく、常にただガサガサしている感じになってきたのよ! 鏡の前で肌を触って、目を見開きながら、小さな声で「ひゃーっ!」っと悲鳴。 その場で日焼け止めを塗ったくるようになった。