「あなた以上に、ここに属する人っていないのに」って、もう、言葉の並びから、せっつなーーーい! 切羽詰まってるのに、どっか他人事で、まさに「焦げそうな感じの人類」の使う言葉。
日本の友人に「この本読んでみなよ」と貸してもらった本、"No one belong here more than you/いちばんここに似合う人"に出てくる言葉たちが、あまりにも身近な感じなので、読んでいて人ごとじゃなかった。 こんなに自分も使う言葉ばっかりが出てくる本がある事自体に驚きだ。
この本を貸してくれた子とかと二人で話している時に出てくる言葉を、紙に書いて、袋に入れて、福引きみたいに引き出して、それを順番に並べたんじゃないかと思えるぐらいの言葉の既視感。
でも言葉は身近なんだけど、紡がれていく物語は、結構遠くにあり、「隣人の暴走を横目で見ている自分」みたいな気分になる。 その違和感が面白い。 「私なら、こうはしないなぁ」って事を登場人物がどんどんやる。 いやー、あなた、こんがらがってますねぇ、焦がされていますねぇと、しみじみする。
この本の中に出てくるような行動様式が「分かる分かる分かる! 思わずやっちゃう!」みたいな人って、よっぽど孤独な人だよ。
しかし端から見たら私もこんな感じなのかなぁ。 多分、そうなんだろうなぁ。
多分、本当はもっと言いたい事があるけど、まだよくわかんない。
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