2009-05-18

ウェリントン アゲイン

 卒業式のためにウェリントンに来ている。 連日の同窓会。

 まさかこんな気持ちになるとはと、自分でも驚いているのだけど、すでにかなり飽きている。 オークランドに帰りたい。 もーいいよ、ウェリントンは味わいつくしたぁ。 ごっさんですっ。

 「いやなら引っ越せばいい」って言われるのが嫌で、ネガティブな感情はいろいろと抑圧していた。 大学を卒業するまではここにいるしかないのだと思っていたので。 ウェリントンはいい住環境を提供してくれるけど、批評性に耐えられるだけの強度と規模がないから色々と口をつぐんでいたのね。 文句が言えない相手なのだよ。 毒が吐けない相手だった。 付き合うならでかいやつと付き合え!! 街もそうだ!! じゃないと欲求不満がたまる。

 今回帰ってきて、ずいぶんと感情を抑圧していたのだなと実感している。 そういう意味でいい旅行。 変化が起こせない場所にいて悶々とするのを、今の私なら引っ越すってことで解消することができる。 相手が変化できないなら、自分が変化すればいい。 それこそ相手にあわせて変化する必要すらなくて、相手に反応して激しく変わってしまってもいいのだ。 大学生のころの私は、そこらへんの踏ん切りを知らなかった。 下手に相手に合わせようとしていたよ。

 今、気づいたよ。 変化っていい。 腐臭がしたら、すぐに動こう! 執着は罪だ。

 なので今大切にしている物事や人にも執着しないようにと思った。

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