2007-11-24

日本に帰国してみたぞ

日本に帰ってきて一週間弱過ぎました。 いやはや。 信じられないけど、私はどうやら日本にいるぞ!


いい友人達とお酒を飲み、家族とケンカをし、彼らと共有していなかった日々の話しをする。

日本語の本を読み、髪を染め、帽子を買い、街を散歩する。

「春にして君を想う」じゃないけど、冬にして人を想う。

最初の一週間ってのはどんなに気合いを入れて強くいようとしていても、南半球にある、わが街や、そこに住む人々を想い、これから数ヶ月感繋げられない私たちの生活を考えるものだ。 少なくとも味わいのある時間である事を祈る。


日本に帰国した最初の数日間を多摩美の時の親友と過ごした。 彼女の恋人に会い、幸せそうな彼女にうっとりする。 

多摩美にある伊東豊雄のファンタスティックな新しい図書館に行き、普通に大学で授業をうける。 日本について24時間以内にわざわざ何をしているんだろうと笑える。 ただ、大学や図書館って、異なる文化に対するきりかえみたいなもので、空港とかと同じ役割なんだよ。 街も国も半球も違うけど、大学、図書館、空港は安心させられる。 空間の変化を少しだけまろやかにしてくれる。


週末は大山君と遊ぶ。 彼と上野にいく。 これも日常。 この男と上野以外で待ち合わせをした事が無い。 昼過ぎから高架下の飲み屋で酒を飲み、芸大に行き、東京駅に移動して、そこから銀座まで歩く。 新しいクールな帽子を買う。 岡本太郎の時計の下でお菓子を食べる。 

バールに入ってワインをがっぷりと呑む。 くだらない話しをする。 彼のノートを見る。 テープ糊をくれる。 彼の恋人の話しをする。 私の男の子の話しをする。 「謎過ぎる!」と言われる。 私もそう思っていた!!

小さな机で二人の人間として向かい合って呑む酒は良い。 できるだけ小さなその空間を二人の色とか温度とかで高めて、お互いの目を見て、楽しいじゃないか! 

彼は彼の恋人を想い、私は別の人の事を考えていて、こうやって独特のちょっとした「空き時間」な男女として過ごす事の楽しさは格別ですね。 熱狂も燃えるような情熱もそこにはないけど、余熱がある。 私たちは対等だ。


そしてハイパーなアレックスと会い、「っさ、さすがです。」の連発となる。 不思議な事にアレックスと会った瞬間に「私日本だ!! 確実に今日本にいるんだぞ」と実感した。 この人の力はすごい。
相変わらずすごいタイツを履いていて、ほれぼれ。 お前の足は世界一だ。

今回日本に帰ってカラータイツが微妙に流行っていて驚いた。 多摩美界隈では数年前からmustな感じだったので、てっきり日本中そうなのかと思っていたのに。 一般界隈では、なんだかソフトな感じになっていて、独特の80’sな感じとか風変わりの頭の良さの感じとかが消えて、なんかマタニティーっぽい…。 もっとエッジーに、クリスプにいきましょうよ!!!  たった一回の人生なんですから!

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