2007-11-10

機嫌が悪いぞ! 全部嫌いだ。

 昨日の夜友達の家に泊まりに行った。 とても楽しかった。

ただ、そこで色々と話していたら急に腹が立ってきた。 状況にたいしてむかつきはじめたのだ。 

多分日本語で話していたのが良くなかった。 英語の状況だとコントロールしている、「これを詳細に考えはじめたらそれはそれは腹が立つだろう」っていうのを、日本語だと語彙自体に障害がないから思わず詳細に考えたり喋ったりしてしまって、思わずパンドラの箱が開いてしまう。 で、結果怒れる人間になり、知らずうちにモンスター。 

日常的に「人生で大切な事は"appropriate" でいて"compromise"をする事」と信じ込んでいるコントロールフリークな私は 、日本語を喋りだした途端にぶっ壊れる。 我慢なんか知らない。 

一晩中、文句と我侭を連呼し、イライラしたまま街に戻った。

 お気に入りのカフェでゆっくりとコーヒーをのんでスコーンを食べている間に落ち着こうと美術史に置ける”テクスト間相互関連性”についての本を読む。 が、昨日の夜から呑み続けていたんだろう謎の酔っぱらいたちに絡まれる。 私の机の周りに座り、なんだかこうだかと意味の分からん事を言い続ける。 多分、昨日までの私なら席を立つなり、「居心地が悪いから他の席にうつってもらえますか?」と言うなりしたと思う。 しかもやんわりと。 可もなく不可もなくな態度をとったであろう。

 が、今日は、とんちんかんな意味で負けたくないと闘志が燃え上がり、本を読みつつも、奴らと会話をし、なおかつ相手を恥じ入らせようと努力をした。 

しかし、酔っぱらい強し。 

本の内容なんて頭に入らないし、イライラしてくるし、会話も意味が分からないし、完全に私はそのうねりに巻き込まれて我を忘れた。 

「この子はシリアスすぎるよね。」「多分すっごいインテリなんだよ。世界中の事で知らない事なんてないんでしょ?」「なんでそんなにシリアスに人生をとってるの? シリアスに生きているの?」「こんにちわー」とかって言われているうちに、「お前らが下らなすぎるんだ!! 恥を知れ!」となった。 

そして立ち上がった瞬間に奴らのビールは倒れ私にかかった。 「去れ!」と怒り、周りの人たちに同情され、本の内容なんて完全に忘れ、ビールまみれになっている私を見てやっと酔っぱらいたちは自分たちを恥ずかしい存在だと分かり、とぼとぼと去って行った。 

悔しいから座って本を読み直したんだけど、怒っていなくても分からない内容が、色々とごた混ぜになり完全にちんぷんかんぷんになった。

たちが悪いのはここからで、そう、こうならない為に私は、適切に、妥協点を探さなくてはいけなかったのだ。 私は怒りをどうやって消費していいのか分からなくなり、数時間イライライライラしながら「世界が嫌いだ。」「世界が嫌いだ。」「世界が嫌いだ。」「これも嫌い! あれも嫌い! 全部嫌い!!!!」となった。 本当にどうして良いのか分からないぐらいにイライラして、ああああ、もう!

とりあえず、全部嫌いだ!

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