2007-04-02

奇妙な一週間

 私自身はぴんぴんしていて健康でのびのびしているのに、周りでとんちんかんなことがおこり続けた一週間でした。 なんか毎日脱力し続けたよ。

 これから書く事は、もしかしたら一部の人にとっては「どうしてこんな事をこの人はケロッと書けるの?」って内容のことなのかもしれないのですが、なんだか出来てしまう。 途中で嫌な気持ちになったら、読むのをやめて下さいね。 明るい気持ちにはならないと思う!

 月曜日の午前中、自分のアトリエで作業をしていたら携帯に友達から共通の友人の訃報を伝えるメールが来た。 とても若い子で、自死であることがそのメールに書いてあった。 「????」となり、「自殺したってことは死んだって事なの?」と横の机の友人に聞いたら、ものすごく複雑そうな顔をされて「そうだ」と言われた。 「あら!」と思いつつも、普通に作業をし、お昼ご飯をへらへらしながら友達と公園で食べて、アトリエに戻り、一心不乱にプラスティックをカッターで切り刻みながら、テンプレートを作っていたら、ミーティングをする約束をしていた先生が私の所に来た。 手先に力が入らないから、手ばっかり切れて、マジで痛かった。 作業が進んだか確認しにきたんだけど、明らかに進んでないし、なんか怪しかったみたいで、どうしたんだと言われて、多分これが理由で集中できないと説明したら「家にかえった方が良い!! 手もやばい。」と言われて、「ここで混乱していたりパニックになっている人と思われるのは後が大変だから、話しを聞いておこう」とかって思いながら、「分かった」と言って、スカートで血をふいて、さぞ理性のある人のふりをしながら、頭の中では全部の時間が一瞬で吹っ飛んで、瞬きをした瞬間に百年後になっていてほしいと本気で思っていた。 今思うと確実にパニックで普段なら一分で出来る荷造りが一時間ぐらいかかった。 で、やっぱりこれも今思うと変なんだけど、明日お葬式の時間と自分のプレゼンテーションの時間が重なっていて、本気でどっちに行こうか悩んでいて、プレゼンに行かなかったら留年しちゃうんじゃないかとかって妄想が始まり、泣きながらその教科の先生の所に行き、大泣きしているのに、ものすごく普通の振りをしながら「いやー、これこれこういう訳で、ちっとプレゼン出なくて良いですかね。 でも、私が留年しちゃうなら勿論、出ますとも」と陽気に振る舞ってみたら、「当然だ! お葬式に行きなさい。 プレゼンのことは気にするな」と言われた。 そのときら辺から、これは結構なことだぞと気づき始めて、おいおい泣きながら、やっぱりまた学校の中を三十分ぐらいうろうろした。 でも、頭の中は「周りに迷惑をかけちゃいけない! 普通の振る舞いをするのだ!!」と思い続けていた。 共通の友人が私を迎えに来て、二人でとりあえずお茶でものもうかと、その直前まで二人とも大泣きしていたのは明らかなのに、ケロッと噂話とかして、ケロッと分かれた。 で、自転車を取りに学校に一旦戻ったら、クラスメイトにかしていた自転車がぶっ壊れていた。 自転車屋さんに私の自転車を預けて、とことこ歩いて家にかえって、目が覚めたら朝だった。

自転車がないからバスに乗らなくちゃいけなくて、でもバスが渋滞に巻き込まれてずっとこなくて、友達との待ち合わせに遅れた。 その友達はなくなった子の親友で、彼は私の遅刻のせいで、満員になってしまったお葬式の会場に入れなかった。 葬式は寒くて、悲しくて、お腹が空いていて、心臓はどきどきするし、悲惨だった。 当たり前だ。 悲惨。 で、帰りに友人たちと高級レストランでお酒を呑みつつ、昼ご飯を食べた。 そして、ウィンドーショッピングをした。 その後に学校にかえったら、自転車をぶっ壊した友達に「昨日はごめんね、今から直すから」と言われて、「遅いんだ馬鹿!!!!!!」と理不尽な怒りをぶつけた。 私が泣きながら「最悪のタイミングであんたは自転車を壊したよ」と息巻いて、理由も言わずに去ったから、彼はものすごく惨めな気持ちになり、一晩中寝れなくて、心臓がドキドキしてしまって、実家お母さんに電話したらしい。 私も一日中心臓がどきどきしていて、昼ご飯に呑んだワインのせいで頭が斧で叩き割られたみたいに痛くて、もうその日のことはよく覚えていない。 

 

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