日本に帰ってきてから、その日常っぷりに驚いている。
本当にこの国って現在進行形で人類史上最悪の原子力事故が起こっているんだっけかと、不思議な気持ちになってしまう。
人々は優しくて、誰かを喜ばすために作られたデザインとかが溢れていて、清潔で暖かい。
圧倒的な日常がある。
もしかしたらこれが本質なのかもしれないと思う。
どれだけ痛みを抱え込みたくても、
ゆっくりと傷を癒しがしたくても、
私たちの持っている圧倒的な生命力と生産性が、
傷や悩みすらをも再生の渦に巻き込み前に進んでいってしまう。
圧倒的な命の力がある。
「忘れっぽい」とかって次元ではない。
私はこれは忘れっぽいとか情報統制されて放射能の脅威が分からないからって次元を超えて
「再生の力がすごすぎるから」だなと思う。
痛みや、傷や、問題すらをも巻き込んでこの社会は再生して行っている。
圧倒されずにはいられない。
いいか悪いかなんてわからない。ただただ凄い。